脱竹とは、主にお笑い芸人が松竹芸能を退社し活動することを意味する俗語である。
「松竹芸能から脱出する」で脱竹。
2010年代後半から2020年代初頭にかけて松竹芸能を退社した芸人が、退社後に相次いでブレイクしたことから用いられるようになったとされる。こうした芸人を「脱竹組」と呼ぶことも。
松竹芸能では特に2010年代に退所者が集中しており、その時期に退社した芸人を指すことが多い。
反対に、2010年代以前に退社した人、松竹時代のほうが売れていた人などに関しては、基本的に脱竹とは呼ばれない。
実際に当時の若手芸人に対する待遇は相当ひどかったらしく、以前所属していたきつねは松竹時代を「この世の地獄」と後に語っている。当時の事務所と芸人のギャラの取り分は9.5:0.5だったとか。
なお、現在では「お笑い芸人闇営業問題をきっかけに待遇が改善された」と現在自分も脱竹したみなみかわなどが語っている。
尚、脱竹という言葉の生みの親は本人たちも松竹芸能を辞めて、現在吉本興業に所属しているピン芸人小森園ひろし、あるいはお笑いコンビ黒帯の大西と言われているが定かではない。
- さらば青春の光(東口宜隆〈現:東ブクロ〉、森田哲矢)2013年に退所(事実上クビと発言)、その後個人事務所「株式会社ザ・森東」を設立。
- 日本エレキテル連合(在籍当時は「日本パブリック連合」) タイタンに移籍後、業務提携に切り替え。
- プリンセス金魚 ワタナベエンターテインメントに移籍→解散。大前は東海地方で活躍している。
- シンプル(在籍当時は「恋愛小説家」) サンミュージックプロダクションに移籍
- Aマッソ ワタナベエンターテインメントに移籍
- きつね ホリプロコムに移籍
- お見送り芸人しんいち 活動休止を経てグレープカンパニーに移籍
- 小森園ひろし 吉本興業に移籍
- リアルファイト荒木 退所後、中学の同級生だった川合と「クロコップ」を結成し、ケイダッシュステージに所属
- 街裏ぴんく 様々な事務所を渡り歩いて、現在はトゥインクル・コーポレーションに所属
- 黒帯 吉本興業に移籍
- ペンギンズ 在籍当時は別コンビだったが、退所後に結成。サンミュージックプロダクションに所属。
- ゆんぼだんぷ 現在はフリーで活動
- チョップリン 退所後しばらくして吉本興業に移籍し、ザ・プラン9に加入。
- 阿諏訪泰義 うしろシティを解散し独立
- キンタロー。 現在はフリーで活動
- みなみかわ 個人事務所設立
それ以前の退所者
2024年にプロダクション人力舎を退社する事を大仰天の木場事変が「退舎」と名付けた。この時に大仰天も退舎している。
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