メンバー
- 森田哲矢(もりた てつや 1981年8月23日 - )
- 東ブクロ(ひがしー 1985年10月6日 - )
本名:東口宜隆(ひがしぐち よしたか)
ここのお笑いサークル(喜劇研究会)に所属しており、その時結成したコンビ「フルハウス」の相方は現在サンミュージックプロダクション所属のカズレーザー。
趣味はゴルフ、オフの日はほとんどそれに費やしている。それ専門のYouTubeチャンネルを開設している。
また、それが縁で天竺鼠瀬下豊と仲が良い。
従兄弟は現在ワタナベエンターテインメント所属のファイヤーサンダーこてつ、有吉の壁で共演した。
2017年4月にインターネット番組で現在の芸名に改名した。しかし、それが放送されて間もなく森田が交通事故に遭い入院した。
かなりの女好きで後述の通りスキャンダルも引き起こす。しかし、水曜日のダウンタウンでは最初のスキャンダルから数年経って放送された企画ではなんとか我慢していた。
だが、結婚発表前(結婚済)のAマッソむらきゃみと後述のYouTubeチャンネル内企画でキスしただけではなく、後述の新たなスキャンダルが発覚し、ある週刊誌に10件のスキャンダルを掴まされている。なお、東ブクロは自身のスキャンダルによる誹謗中傷を全く気にしない。
そのため2023年現在のテレビ出演は「22時以降」と自虐しているが、19時放送の有吉の壁や8時放送のラヴィット!には出演できている。尚、ラヴィット!は森田の活躍次第で出演可能になっていたが、2024年からは不法出演になっている。
概要
2008年結成でザ・森東所属。他事務所だが、同期に見取り図、金属バット、ジャングルポケット、渡辺直美などがいる。
尚、見取り図とは盛山晋太郎と森田は堺市出身、リリーと東ブクロは女好きと共通点があり親交が深くテレビやライブで共演している。
コンビ名は同名の映画に由来。先輩芸人の元ピーマンズスタンダード南川聡史(現在はピン芸人みなみかわ)に「昨日観た映画が2本あるからそこから選べ」と言われ、もうひとつの選択肢が「復讐するは我にあり」だったため消去法で決まった。水曜日のダウンタウンではかっこいいコンビ名ランキングとダサいコンビ名ランキングの両方で10位以内に入るという珍事が起きた。
ただ森田本人はコンビ名を与えられるまで、同じ映画名がある事と布袋寅泰の曲名である事は知らなかった。
森田は高校卒業後、フリーターになり自堕落な生活を過ごしていた後芸人を志し養成所へ、東ブクロは大学在学中に組んでいた前述のコンビを解散し養成所に入る。この時森田の方が半年先輩だが、森田が当時結成していたコンビが解散したと知った東ブクロは当時結成したばかりのコンビを解散し森田を説得して結成した。
結成当時は松竹芸能に所属して、関西の賞レースで早々とファイナリストになったり、2012年のキングオブコントで初めて決勝進出しいきなり準優勝(1本目に披露したのが那由他でお馴染みぼったくりバー)になったりして活躍しブレイク目前と思われた矢先、2013年に突然松竹芸能を円満退所した。事務所の売り出しが弱いことや給料体制に対する不満が原因だったようだ。以降はフリー活動を経て自らザ・森東という事務所を設立し活動しているが、本当はマセキ芸能社に所属したがっていた。また、東ブクロは松本人志からコンビを吉本興業へと勧誘されていた。
また、この年には東ブクロがプロダクション人力舎所属の鬼ヶ島和田貴志の妻(現在は離婚済)と不倫していたことが発覚した。東ブクロと和田の元妻が舞台で共演していたことが起因であり、勿論テレビの仕事は激減したが、テレビ番組のキャスティング事情とは無関係なキングオブコントの決勝には計6回進出できた。同じ年に鬼ヶ島も決勝に進出したため、現場では何も起こってはいないだろうがかなり険悪な雰囲気であったことは想像に難くない。(それがキングオブコント決勝の審査方法が変更されたと言われてるとか言われていないとか)
ちなみに不倫の真相は、和田の元妻が所属事務所の社長と不倫しており、その男性が和田と妻を別れさせるために、東ブクロを誘惑するように和田の妻に指示したという。妻は東ブクロに対して「ドッキリの撮影」と嘘の説明をして納得させていた。この点から言えば、東ブクロもある意味被害者と言える。
前述の通り、キングオブコントは2012年から2015年、2017年と2018年の大会最多の6回決勝進出している。また、4年連続決勝進出も大会記録(後にGAGとニッポンの社長も達成)である。最高順位は前述の準優勝。
M-1グランプリでは準決勝進出4回、2016年に決勝進出している。(最終順位は4位)この年のキングオブコントは2回戦敗退という辛酸を舐めたので漫才に集中できたという。
2018年に賞レースを卒業したが、森田はある特番のために2021年のキングオブコントに再出場を宣言した。しかし、後述の東ブクロのスキャンダルで頓挫し罰ゲームを受けてしまった。
このように平成時代は苦汁を嘗める芸人人生を送っていたが、令和に入ってからは「有吉の壁」や乃木坂464期生とのロケ番組「乃木坂どこへ」でのMC就任を機に徐々にブレイクし、TV番組への露出が増加していった。特に、「乃木坂どこへ」に関しては、当初は前述の東ブクロによる不倫騒動もあって「やらかしたくせに何で乃木坂の子たちと共演できてんだよ。」といった否定的な意見が多かったものの、森田の奮闘や4期生との相性の良さも相まってファンの間である程度の人気を博し、後続の番組「ノギザカスキッツ」が2シーズンに渡って制作され、MCにさらばの2人が続投する事態となるなど、4期生にとっての「頼れる親戚のお兄さん」とも呼べる存在となっていった。
このように令和に入ってから順風満帆な芸人人生を送っていたものの、2021年4月12日と4月26日に週刊新潮によって、東ブクロが一般女性への妊娠・堕胎の強要を行っていたことをスクープされた。
これによりまたしても人気急落の危機に陥るが、この際も森田の奮闘によってギリギリ芸人としての活動を続けることができ、今もバラエティ番組に立て続けに出演している。
そのためか、森田がゴッドタンに出演した際、田中卓志から「さらば青春の光は極楽とんぼに近い」と言われた。
また、賞レース卒業後は以前から行っていた単独ライブにも力を入れるだけでなく、YouTubeでも公式チャンネルを開設した。YouTubeでは複数のチャンネルを所有し、悪意のある企画やドッキリ企画のみならずドキュメンタリー企画にも熱心に動画製作をしている。そのため、事務所の収入源の35%を担っている。
芸風
コントでは、ボケ役の些細な行動や返答にツッコミ役が微妙な違和感を覚え、徐々に2人の会話が成立しなくなる(違背実験)、繊細で脆い日常の共通前提をつく展開を見せる。東ブクロはサイコパスな配役が多く、森田が演じる役が悲劇的かつ不条理に巻き込まれる。ボケ・ツッコミが明確に分けられたものは少ない。
漫才では、コント・漫才両方を行う芸人としては珍しく、コント漫才ではなくしゃべくり漫才である。漫才では東ブクロがボケを担当することが多い。
さらば青春の光のネタの最大の特徴として、設定の「バラし」までの前フリを一般的なコントや漫才よりも長めにとっていることが挙げられ、最初の「バラし」での笑いが起きるかどうかで、その後の展開のウケ量が左右されることが多い。この特徴は、設定の「バラし」で大きな笑いを取ることができれば、その後のボケの精度を高めることができる一方で、「バラし」で滑ってしまった場合、その後も滑り続けてしまうという「諸刃の剣」的な要素を含んでいる。実際に『キングオブコント2015』では、芸術家であるはずの森田がまだ一度も絵を描いていないという設定の「バラし」が大滑りしてしまい、最下位になった。
余談
あるお笑いコンビがメンバーの不祥事で活動自粛中に水曜日のダウンタウンで開催された「キングオブすれ違いコント」で優勝した。しかし、こちらが放送されたのは2020年8月と東ブクロの新たなスキャンダルが発覚する前だった。
この芸風を披露するコンビは良くない動きが起こりやすいのだろうか(アンジャッシュは言わなずもがな、他の出場コンビの空気階段はコンビでバツイチになっているが、野性爆弾はあまりにも設定からかけ離れているのか何も起こらなかった)。
関連項目
笑い飯…M-1最多決勝進出記録(9回)を持つお笑いコンビ、こちらは2010年に優勝している。
Aマッソ…同時期に脱竹したお笑いコンビ、こちらは現在ワタナベエンターテインメント所属。
ラランド…こちらも現在個人事務所(レモンジャム)で活動中のお笑いコンビ。ラランドのYouTubeチャンネルで共演あり。
ザ・フー…コンビ名の元ネタとなる映画のさらに元ネタであるロックオペラアルバム「四重人格(Quadrophenia)」を1973年に発表したイギリスの超大物ロックバンド。