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子供の頃列車の車窓から見える風景が好きだった。


概要編集

略称は「ぼくなつ4」。

ミレニアムキッチンが企画開発し、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)から発売。


2009年にPSP用ソフトとしてリリースされ、2023年現在シリーズの実質最終作となっている。

正式タイトルは、

『ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」』

である。


広島県瀬戸内海に浮かぶ小島が舞台となり、5つの島を走り回ったり3つの海域で泳いだりする事ができる。

具体的なモデル地として尾道市向島周辺の地理を縮小したものと思われる。


これまではストーリー本編が1975年(昭和50年)の世界であったが、今作では1985年(昭和60年)に変わる。

1作目からナレーターを務めてきたダンカンが1985年当時の住民役となり、新ナレーターは2作目で滞在客の保田を演じていた内田夕夜が担当。


捕獲できる虫や魚の種類が増え、キャラ消しゴム相撲、空き瓶拾いでのお小遣い稼ぎ、アーケードゲーム和太鼓勝負などのプレイ要素が大幅に増えた。

またストーリー本編についても初めて親戚が一堂に会する事になり、マルチエンドとしてエンディング数も十数個用意されている。


ストーリー編集

1985年8月1日。

当時10歳であった主人公ボク(愛称)は、海峡大橋(しまなみ海道がモデル)の建設が進む広島県の「こっち島」(鯒島)にある父親の実家に31日まで滞在する事になった。

久々に会う親戚や知り合った現地のご近所さん達と交流を深めながら、地元に伝説が残る水軍が隠したという宝探しを始める。

そしてそのような夏の風景と共に様々な家族愛に触れていくのであった。


登場人物編集

ボク(CV:矢島晶子)

本作の主人公であるプレーヤーキャラ。

これまでの主人公とは対照的に悪ガキな性格で、髪型も大きく異なる。

また今回は子役でなくベテランの女性声優が担当した。


・島波幸雄(おじちゃん)(CV:金尾哲夫)

主人公の父親の長兄である伯父で、隣のあっち島(青池島)にある造船所に技師として勤めている。

豪快かつおおらかな性格で、趣味は釣り

や近所の子供の親達とは幼なじみである。


・島波まこ(おばちゃん)(CV:土井美加)

ボクくんの伯母

おしゃべり好きな肝っ玉母さんで、ボクくんが釣るシマフグ以外の全29種の魚介類をそれぞれ料理してくれる。


・島波太陽(CV:田中真弓)。

ボクくんの小学5年の従兄(いとこ)。

熱血な性格で、ライバルとして事ある事にボクくんに勝負を挑む。


・島波のあ(漫画姉ちゃん)(CV:谷村美月)

大阪府美大に通う従姉。

漫画アニメが好きでその方面の職業を志望している模様。

後日談によるとその後有名なクリエイターとなり、たまにコメンテーターとしてテレビ出演しているようである。


・島波智(おばあちゃん)(CV:山本芳志恵)

シリーズで初めて登場した主人公の祖母

お経や家に伝わる昔話に独特のアレンジ(無限ループなど)を加える程元気なご様子。


・島波公子(キミコ)(CV:本多陽子)

ボクくんや太陽達の小学校4年生のいとこ(次兄のおじの娘)。

ボクくんより少し遅れて太陽達の家に到着し、31日の同じ新幹線に乗って東京都に帰る。

明るくどこかロマンチストな性格であり、ボクくんの事が気になっていく。


・吉田太郎(ぺったん)(CV:下和田裕貴)

太陽の悪友である小学5年生。

ずる賢く厚かましい一面があるがどこか憎めない。


・吉田次郎(ジュニア)(CV:浅井清己)

ぺったんのである小学2年生。

秘密基地の番兵役として合言葉の確認を行うが、本人がどんなに離れた場所にいてもボクくんが訪れる際は先回りしている。


・かわぬま瞑(マメちゃん)(CV:川田妙子)

おてんばな性格。

小学3年生だと言うが、いつも行動を共にする朋子ひめ以外は誰もその家の場所を知らず、近所の大人達にも存在を認識されていない。

その他作中での描写から、座敷わらしタイムスリップしてきた未来人ではないかと推測するファンも多い。


・城屋朋子(朋子ひめ)(CV:藤村歩)

おしとやかな小学6年生。

実家はあっち島にある地域の名家で、高級車がある。

マメちゃんの詮索を注意するなど何かを知っているようであるが、明らかにされなかった。


・父(ちち)(CV:牛山茂)

ボクくんの父親で、3人兄弟の末弟。

妻とと共にお盆の時期だけ訪れて先に帰っていく。

今作で主人公の父親として初めて「島波」という実家の名字(婿入りでなければ現在も)が明らかにされており、作中に登場する「宝の地図」は幼少期の彼が描いたものであると間接的に判明する。

なお声優の牛山氏は1作目と3作目の各主人公の父親も演じており、2作目では容姿がよく似る地元住民も担当した。


・母(はは)(CV:上田三根子)

シリーズで初めて登場した主人公の母親

明るくさっぱりした性格のようで、シリーズ1作目よりキャラクターデザインを担当してきた上田氏が声優としてゲスト出演した。


・妹(いもうとさま)(CV:竹達彩奈)

ボクくんのであるがかなり気が強く、毒舌の上に猫被りである。


・島波忠雄(おじ2号)(CV:高木渉)

キミコの父親で、ボクくんの父親の次兄である伯父。

穏やかな性格で兄の幸雄と共に街の盆踊りを運営する。


・島波佳代子(佳代ちゃん)(CV:渡辺美佐)

キミコの母親であるボクくんの伯母。

原爆を投下された広島市出身の影響からなのか色々と思慮深く、祖母からの大量のエビのおかずに悩んでいたボクくんのために動いてくれた。


・船井義範(75号)(CV:ダンカン)

あっち島を結ぶ地域の定期船第75尾後丸の船頭

ぶっきらぼうで少しだけ口は悪いが、釣り竿を貸してくれたり記念写真を撮ってあげるなど地元の子供達からは好かれている。


・吉田久作(吉田商店)(CV:千葉繁)

吉田兄弟の父親で、周辺の島で唯一の生活雑貨店「吉田商店」を営む。

現在は男手一つで息子たちを育てており、地域のラジオ体操を運営している。


・城屋真由美(CV:松熊つる松)

朋子の母親でいつも和服を着ている。

あっち島の元領主の家系出身で、周辺の島々の歴史にも詳しい。


・城屋豊作(郵便ヒゲ)(CV:てらそままさき)

朋子のやや過保護気味な父親で、こっち島にある郵便局(おそらく簡易郵便局)の局長。

あっち島の風習としてヒゲを生やしている。


・橋本小百合(CV:原田知世)

毎年夏に城屋家を訪れる女性で、おじたちの幼なじみである。

現在は東京の出版社に勤めており、中学生時代は吉田兄弟の父親とは懇ろな間柄であった。


・ナレーション(CV:内田夕夜)

その正体は大人になったボクくん。

少年時代の出来事やストーリー終了後の様子を伝え、エンディングによっては現在の職種が大きく異なる。


主題歌編集

ギンギラギンにさりげなく

歌は音楽ユニット幸美AMPのヴォーカル幸美(現ゆきみ)によるカバー。


関連イラスト編集

ぼくのなつやすみ4ぼくなつ4


シリーズ作品編集

ぼくのなつやすみ

ぼくのなつやすみ2

ぼくのなつやすみ3


関連項目編集

アドベンチャーゲーム SCEI

夏休み 昭和時代 広島県

少年時代

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