概要
藤子・F・不二雄原作の漫画・アニメ作品『ドラえもん』に登場するひみつ道具の一つ。初登場エピソードはTC1巻収録「ランプのけむりオバケ」。
『アラジンと魔法のランプ』に登場するようなランプ型の道具で、これをこすると煙の体のロボットが出現し、こすった人の命令を聞いてくれる。
しかし命令の聞き方は力尽くかつ他人任せそのもので、作中ではストーブの点け方が分からず、自分の代わりとしてドラえもんにやらせている。
それだけでなく宿題をやってほしいと言った場合も他人に無理矢理やらせており、トランプやお菓子といえばこれまた他人から奪い取っており、お金(作中では100万円)が欲しいと言えば近くの人間を手当たり次第に恐喝・暴行して奪い取ろうとしている。こいつ自体はほぼ無能かつ残酷である。
ランプをこすった人がロボットを止めようとしても、暴力をふるって返り討ちにしてしまう。しかしランプのつまみに搭載された「命令取り消しボタン」を押せば、命令を遂行している途中でもロボットをランプの中に戻すことが可能。
ちなみに前述のトランプ、お菓子、宿題の被害者はスネ夫、ジャイアン、先生であり、お互い「トランプを持ってっちゃった」「俺ん家はお菓子を取られた」「私は宿題をやらされた」と愚痴っていた。
ゲーム
ゲームボーイ用ソフト『ドラえもん あるけあるけラビリンス』にも登場する。
このゲー厶ではランプのけむりロボットが雷に打たれて暴走し、しずかちゃんを連れ去ってしまうというあらすじからはじまり、ラスボスとしてけむりロボットが登場する。
余談
なお、この「ランプのけむりオバケ」というエピソードはアニメ化もされているが、それぞれオチが異なっている。
- 原作・アニメ(わさドラ版2回目):ドラえもんにランプを返した後、町中を歩いているとランプの魔人の被害にあったことを、ジャイアンとスネ夫と先生が相談しあっているところに遭遇して驚く。
- アニメ(大山ドラ版):冬休み明けに学校に行くと、先生がランプの魔人の被害にあったことを言い、やらせた犯人は宿題を見ればすぐにわかると言って、のび太がその言葉に恐怖する。
- アニメ(わさドラ版1回目):ドラえもんからランプを再び盗って次の使い道を探そうとするも、ジャイアンとスネ夫と先生にランプの魔人を連れている姿を見られたことで犯人とバレて慌てて逃げる。