ウルトラ出光人の活躍
うるとらいでみつじんのかつやく
2007年1月~2007年3月に渡って、出光興産の公式ホームページに掲載されていたウルトラ出光人たちの活躍を描いたウェブコミック。
ちなみに現在は閲覧不能となっているようだ。
内容的には地球で暴れ回る怪獣や宇宙人たちの悪行三昧に怒りや悲しみの涙を流した出光人がウルトラ出光人へと変身して、怪獣や宇宙人に対抗する為の新殺技を研究に研究を重ねて開発し、撃退して人類に平和と発展をもたらすという内容なのだが…。
そんなヒマがあるなら直接自分で戦えよとか、そんなことしている間に世界が滅んじゃうでしとか、怪獣たちの活動範囲がなんかショボイとか突っ込んではいけない。
何故なら彼らは人々に「ほっと安心、もっと活力、きっと満足」を人類に約束し彼らに発展と平和をもたらす為にやって来た使者なのだから。
まぁ、それ以前に3人とも攻撃技自体を持っていないという節もあるけど。
出光興産で地球の将来の為に、様々な所で活躍している出光人たちは、よりよい社会を作る為、新たなサービスや研究開発などの分野で前向きに進もうとステップアップした時にウルトラ出光人へと進化する。
邪悪な怪獣や宇宙人たちによる悪行三昧を目の当たりにした時、悲しみや怒りの涙を流し、ウルトラ出光人に変身し、研究に研究を重ね人類の平和と発展をもたらすために立ちあがる。
灰色カビキング
第1話「堕ちた果実」に登場するウルトラ出光人が最初に対峙した怪獣。別名は『腐敗細菌』。
腐敗をもたらす腐敗細菌が何だか影響で突然変異して誕生した怪獣だと推測され、怪獣とはいっても所詮、細菌が人間大にデカくなっただけなのだが、ミミズを思わせる巨大な口だけのワームを思わせるその姿は不気味かつグロテスクそのものである。
突如としてとある農園に出現し、粉末状の腐敗液と思わしきものを口からまき散らし次々に野菜や果物を腐敗させていった。
最後はこのままではやがて人類が食料危機に陥りかねないという思いから涙し、立ち上がったウルトラ出光人の1人・ウルトラマンMottoが、研究に研究をかさねて編み出した必殺技『ボトキラー・シャワー』を浴びせられ粉々に体を砕かれ砂塵と化し消滅した。
ミクロ星人・ミゾルン
第2話「消滅10秒前」に登場するミクロ星から地球侵略の為にやって来た、ミクロサイズの機械生命体型宇宙人。機械類のICチップの集合体のような姿をしている。
オフィス街のコンピューター内部に侵入し、内部の情報を吸い取って町中を大混乱に陥れた。
このままでは人類の大切な情報全てが星人に奪われてしまうと思い立ち上がったウルトラ出光人の1人・ウルトラマンMottoが、新技『アダマンテート・アターック』を困難を極めた研究の末に遂に開発し、最後は星人が潜伏しているコンピューターの中枢部に潜入したMottoによって『アダマンテート・アターック』を喰らわされ、内部から追い出されてしまいそのまま絶命した。
ダークール
第3話「暗黒列島」に登場する別名『闇将軍』の異名を持つ巨大な宇宙人。暗闇を好み、強烈な光にはめっぽう弱いという弱点を持つ。
超能力を使い、暗雲を作り出して操り、地球を包み込んで太陽の光を遮り、地球の人々から光を奪い去り、更には希望という名の心の光までもを失わせることにより、地球を支配しようと企む。
地球人類の危機的に立ち上がったウルトラ出光人のMottoは仲間のKittoと共に新技術『有機ELフラッシュ』を開発。
最後は2人に『有機ELフラッシュ』から発せられる強烈な光を浴びせられて消滅した。
デッザートン
第4話「乾燥からの脱出」に登場する『吸水怪虫』の別名を持つ小型の蠅の様な姿をした小さな怪獣。
大多数の集団で活動し、乾燥を好み、集団で生物に襲いかかって体の水分を全て吸い取ってしまう。
ちなみに水分を吸われた生物はカサカサになり、その肉体は砂のように崩れ去ってしまう恐るべき結末を迎える事になる。
とあるオフィスに出現し、そこで働く人々の水分を吸い取り彼らから水分を吸い取って潤いを奪っていき、砂に変えて、周囲を砂漠のような環境に変えてしまった。
この危機的な事態に立ちあがったMottoは、困難を極めた研究の末に「ナチュラル・ポリマー・バリヤー (N・P・B)」を作り出すことに成功。
最後はMottoにより全デッザートンが「ナチュラル・ポリマー・バリヤー」に封印(閉じ込められ)され、何処かへと追放されてしまった。
なお。水分を吸い取られた人々は潤いを取り戻し、元の姿に戻る事ができた。
ゼリーン
最終回「宇宙からの届け物」に登場した緑色をしたゼリー(スライム)状の食べ物。
決して怪獣ではない…。別名が『食物星雲』なので、食べられる星の残骸なのかもしれない。
どっからどう見てもゼリーを入れるカップにしか見えない無人プラスチック型宇宙船でVOI星へと運搬されていた途中、宇宙船が軽い衝撃だけで簡単に蓋が開いでしまうという欠陥品だったため、地球の近くを通りかかった際、小さい隕石(スペースデブリ?)に接触した時の軽い衝撃で中身がこぼれ、地球のとある街中に落としてしまう事故が発生し、その影響で道路が寸断され、交通網が麻痺してしまう事態が発生してしまった。
最後はこの非常事態に立ちあがった3人のウルトラ出光人たちが知恵を出し合って開発した、外からの衝撃に強く簡単には蓋が開かない新型の無人プラスチック型宇宙船を開発し、そちらの宇宙船へ詰め替えられた後、3人の共同技『マジックトップ・スイング』により宇宙へと送り返された。
ちなみに似たようなはた迷惑な食糧にはウルトラマンメビウスに登場するシーピン929がある。