概要
忍者戦隊カクレンジャーが使用するラグビーボール型爆弾。攻撃の基本プロセスは主に以下の通り。
- ニンジャホワイトが「カクレンジャーボール」の掛け声と共に白色のカクレンジャーボールを取り出し、ニンジャホワイトを中心に左右にいる他の四人がダッシュの構えを取り、5人の「レディ…ゴー!」の掛け声で散り散りに走り出す。
- ダッシュして、ジャンプしたニンジャホワイトが「ジライヤ」の掛け声と共にニンジャブラックに投げて、パスする。
- それをキャッチしたニンジャブラックが一回転するとカクレンジャーボールが黒色に変化し「セイカイ」の掛け声でニンジャイエローにカクレンジャーボールをパスする。
- それをキャッチしたニンジャイエローが一回転するとカクレンジャーボールが今度は黄色に変化し「サイゾウ」の掛け声でニンジャブルーにカクレンジャーボールをパスする。
- それをキャッチしたニンジャブルーが一回転するとカクレンジャーボールが今度は水色に変化し「サスケ」の掛け声で、ニンジャレッドにカクレンジャーボールをパスする。
- それをキャッチしたニンジャレッドが一回転するとカクレンジャーボールが赤色に変化、そこからは「キックオフ」の掛け声でカクレンジャーボールを高く蹴り上げる。
- そして、それを追いかけるようにニンジャレッドも跳び上がりカクレシュートの掛け声でカクレンジャーボールを妖怪めがけて、蹴り飛ばし、蹴り飛ばされたカクレンジャーボールは赤く発光した状態で妖怪に命中・爆発を起こす。
初登場回以降では、ニンジャホワイトが蹴ったカクレンジャーボールをヘディングやキックなどを駆使して次々とパスしていき、4人目が両手で持ったり、地面に抑えて待機した所を、フィニッシュを決める5人目が「カクレシュート!」の掛け声でシュートする
というパターンが主となった。
カクレンジャーボール・ニューバージョン
こちらは6人揃って初めて可能となる派生技で、フィニッシュを決める6人目はパスが回ってくるまでの間1993年当時のJリーグのテーマソングである『WE ARE THE CHAMP』を歌いながらカズダンスを踊って力を溜めるという条件がある上に、シュートはオーバーヘッドキックで決める必要がある。それもあって威力は従来の10倍に跳ね上がっている。
…という触れ込みなのだが、このニューバージョン自体がサルガミを騙し返すために考えた大嘘の必殺技であるため、実際には威力には一切の変化がない。
余談
- スーパーファイブボール以来のボール爆弾でスーパーファイブボールが当時のドッジボールブームを反映したのに対し、カクレンジャーボールも当時のサッカーブームを反映している。
- スーパーファイブボール同様にレッド以外のメンバーがフィニッシュを放つこともあり、ニンジャホワイトはキュウビノキツネ、ニンジャイエローはシロウネリ、ニンジャブラックは第31話でのガシャドクロとの戦いでフィニッシュをそれぞれ担当。ニンジャブルーは上述のニューバージョンを最後に蹴り返す役をして敵側で爆発させており、変則的だが事実上のフィニッシュとも言える。
- ニンジャマン加入後は本当に6人がかりでのカクレンジャーボールを行っているが威力の増加などの変化は特にない。
- 変身前どころかサッカーボールでも応用が可能であり、21話で忍び装束姿のサスケ達が使用し、2メートル程度の大きさの石碑を木っ端微塵にするという破壊力を見せた。
関連タグ
ゴレンジャーストーム(ゴレンジャーハリケーン):秘密戦隊ゴレンジャーにおけるゴレンジャーの必殺技。スーパー戦隊におけるボールを用いた必殺技として元祖及び大先輩に当たる。