「気やすく近づくな、下等な人間が!!」
演:上坂すみれ
概要
ウルトラマントリガー第15話で披露されたカルミラの人間態としての姿。
愛憎戦士カミーラの人間態を彷彿とさせる漆黒の衣服(元となったカミーラと比べると露出が少なくドレス風のデザインとなっている)を纏った妖艶な雰囲気の女性で、巨人態の面影は少ない。
基本的に人間態は電撃しか攻撃に使っていないカミーラとは対照的に、この姿のままでも「カルミラウィップ」等の特殊能力を行使する力を持つ。
第15話で、人間態の姿でスクナシティ郊外の宇宙線研究所に侵入しようとするが、結局顔パスとはいかず、警備員に止められそうになった(上記の台詞はこの時に発した物)為に、撃退して力ずくで侵入している。
その後、オペレーション・ドラゴンの作戦準備を進めるGUTS-SELECTの面々を目にし、「上手くいくことを祈っているよ」と言う言葉を投げかけた後、不敵な笑みを浮かべながら元の姿に戻り、その場から立ち去った。
余談
他の擬態型のウルトラマン同様、誰かしらモデルにした人物がいると考えられるが、その詳細は不明。因みに、元ネタの『ティガ』の闇の巨人達は光が遺した巨人の体と一体化した超古代人の戦士が闇落ちした存在で、同化型ウルトラマン寄りである。
また、ダーゴンとヒュドラムにも人間態としての姿があるかどうかについても現時点では不明だが、ヒュドラムは第22話、ダーゴンは第23話でフェードアウトしたため、人間態を披露される事はなかった。
人間態から直接元の姿に戻っているが、カミーラのように変身アイテムが存在するのかも不明である。
人間態の登場は予告や雑誌でも登場しておらず、完全なシークレットの扱いだった。
人間態を演じた上坂氏は、アニメージュのインタビューにて、実写の芝居がそんなに経験がなかったためとても不安だと言っていたが、いざ撮影となるととても楽しくやれて良かったという。カルミラの歩き方やムチの振るいに関してはカルミラのスーツアクターである安川氏から教わったと語っている。
また、上坂氏と安川氏の身長差が10cm以上あるため、変身の際に違和感を無くすために上坂氏は、少し高いヒールを履いている。
彼女が出現したスクナシティの地名は、原典である『ティガ』第16話に登場した宿那鬼に由来する。
カルミラの元ネタであるカミーラが活躍する『DARKNESSHEELS-Lili-』の著者である綱島氏も反応しており、X(Twitter)にて著者が描いた彼女が掲載された。
関連タグ
レム:同じく作中で中の人である女性声優が人間態を披露した繋がり。ただしこちらは主人公の味方である。奇しくも演者はどちらもプリキュアの声優を担当している。
キャンデリラ:別の特撮作品で中の人である女性声優本人が人間態を披露した繋がり。こちらは最初こそカルミラと同じく敵側ではあったが、最終的に改心し味方側になった。また最終的に彼女が目指す「人間を喜ばせ幸せにする」と言う目標は、ウルトラマントリガーの主人公であるマナカ・ケンゴの「世界中の人々を笑顔にする」と言う夢と通じる所がある。因みにこちらの演者もプリキュア声優である。
ちなみにどちらもメイン監督が坂本浩一氏でキャンデリラの人間態が登場した回も坂本組である。