「ムハハハ、お前の血は貰ったぞ!」(特撮版)
「オマエハ狂ッテイル、ダカラ考エル!! ダカラ命令ニ従ワナイ!!」(アニメ版)
「美しい…今までで最高の素材<モチーフ>だ…!」(00版)
概要
CV:勝田久
『人造人間キカイダー』第8話に登場する蜘蛛型アンドロイド。顔はさかさまにした蜘蛛のような形状で、首から下は人間型をしている。
身長:173㎝、体重:78㎏。
主な武装は蜘蛛糸を放つ両腕のスパイダーネット。腕は一度切り落とされても独立して動きことが可能で、修理されて新たに腕を付けられた本体のサポートをした。
口の牙は注射器になっている。
ダーク破壊部隊が製作した新薬「XR4号」の材料となるRh-の血液を収集するのがその役目であり、その中でも200人に1人しかいない素材を求め、夜な夜な凶行を働いていた(作中の描写を見るに、その場で麻痺させて持ち帰り、基地で全血液を抜いて殺していたと思われる)。
Rh-の少年、ケンイチ君を標的として彼の住む孤児院を襲撃したが、仲間の女医ユカ(ケンイチの生き別れの姉と思われるが明言はされなかった)が裏切ってジローと内通したことにより、彼女を口封じのために殺害し、ケンイチ君をダークに連れ去ろうとした。
しかしケンイチの残した道標を追ってきたジローにより居場所を探り出され、せっかくプロフェッサー・ギルが悪魔の笛を吹いてくれたにも拘らず、スパイダーネットでジローの耳をふさいでしまいキカイダーにみすみす変身させてしまう。腹をくくってキカイダーに挑みかかるが自分の吐いたスパイダーネットを利用されて両腕を破壊され、電磁エンドで崖から突き落とされて爆発四散する。
派生作品
アニメ版
CV:広瀬正志
『キカイダーTheAnimation』第3話に登場。腕は8本に増え、ピポサルみたいな顔もより蜘蛛らしい造型に変更されている。
スパイダーネットは特撮版以上に強力であり、冒頭で車の中でいちゃついていたカップルを車ごと爆砕したのを皮切りに、列車を脱線させ、パトカーをボンレスハムのように潰しているほど。
夜な夜な街をうろついては乗り物をスパイダーネットで破壊する実験を繰り返していたが、たまたま出くわしたジローを「できそこないの兄弟」と吐き捨て、解体しようとする。キカイダーを電波塔の鉄骨に縛り上げ、押し潰そうとするが、ジローを追跡していた服部半平を見つけ気を取られた隙に脱出されてしまい、電磁エンドで返り討ちにされる。
『キカイダー02』
他のダークロボット同様により動物じみた姿になった結果、ただの巨大な蜘蛛型のロボットになっている。主な武器は口から発射するスパイダーネットと注射器型の毒牙で、両脇腹には3連装マシンガン(つまり合計6門)が付属。
光明寺博士の研究所に侵入した次女・光明寺ヒナノを捕獲し毒牙(麻酔?)を打ち込もうとするも、永い眠りから覚めたジローに投げ飛ばされ、腹部のセンサーに飛び蹴りを喰らって機能停止した。
『KIKAIDEROO』
ダークの後継組織「XASH」のバイオロイド第3号。アニメ版に近い外見をしているが、下半身も蜘蛛状になっているのが特徴。
「芸術家にして美食家」を自称する偏執狂で、光明寺博士とミツコを捕え、生き血を啜ろうとした。キカイダーOOをも捕獲し、自らの巣のオブジェに加えてやると息巻いて襲いかかったものの、OOの覚醒した「電磁ブレード」で時空間ごと胴体をぶった切られ、残った上半身だけで逃げようとするものの粘着の無い縦糸を駆け上って来たキカイダー01に自らの糸を首に掛けられ、最後は自重で喉を潰され窒息死してしまった。
『人造人間キカイダーTheNovel』
グリーンマンティス&イエロージャガーと共に登場。廃校に逃げ込んだジローと光明寺姉弟を皆殺しにしようとしたが、逆に自分たちが全滅させられてしまう。
関連項目
スパイダーオルフェノク:この怪人をモチーフにしたライダー怪人。演者的にカーマインスパイダーはダークロボット1の出世頭となった。