概要
2016年8月26日放送「シールでキャラ変身」に登場。
このシールを身体に貼ると、貼った人の見られ方が変化する。ただし変わるのは外見のみで、実際に何かの能力が上がることはない。シールは専用のスプレーでのみはがすことができる。
ストーリー
ドラえもんが部屋で運動をしていると、ちょうどその時のび太も帰宅してきたが、何だか浮かない表情で溜息もついていた。訳を聞いてみるといきなり「僕ってどんなキャラクター?」と言い出し、今日学校で廊下を走れば自分だけ先生に叱られたり、学級会の出し物で桃太郎がいいと言えば自分だけけなされ同じことを提案した出木杉は賛成され、スネ夫にキャラの違いだと言われたからだった。
これにドラえもんは努力次第で変えられるとはげまし、のび太も気を取り直して机に向かい宿題を始めたが、早々に漫画を読んでいるとママに勘違いされてしまい、ノートを見せたことで誤解は解けたものののび太はやる気をなくしてしまった。すると見かねたドラえもんは「キャラクターシール」を出してくれ、のび太は「ガリ勉」のシールを貼ってもらった。
するといきなりドラえもんはのび太がサボって漫画を読んでいると叫び出し、これを聞きつけてやって来たママは最初は怒っていたが、シールの効果で「漫画もたまにはいいんじゃない?勉強ばかりじゃ息が詰まるものね」と穏やかな表情になって帰って行った。
そして翌日遅刻しそうになったのび太は「まじめ」のシールを貼り、遅刻しその理由が寝坊だと言っても先生に「昨日大変なことがあったんだな」と多めに見てもらえることになったが、同じく遅刻したジャイアンとスネ夫は叱られ廊下に立たされることとなった。
更にその後ものび太は美術の時間に描いた果物の絵を犬のふんみたいと笑われたので「芸術家」のシールを貼り皆にすごい絵だと思わせたり、「面白い人」のシールで下らないギャグを言って皆に面白いと思わせ笑わせたりして大満足で帰宅し、早々に遊びに出て行った。
すると空地でジャイアンが木を相手に張りての練習をしていたので何をしているのか聞いてみると、隣町の連中と相撲をするのでその練習だと言われたが、邪魔者扱いもされたため「へなちょこだね」と挑発し、殴られそうになると「無敵」のシールを貼り付けた。そして空き缶を潰して見せようとしたがダメだったので、「潰すならあれぐらいじゃないと」と言いながら土管に目を反らし、これに恐れをなしたジャイアンは土下座をして謝り出した。
だが同時にその強さを頼りにされ、どうしても倒したい相手がいるから相撲の試合に出て欲しいと頼まれてしまい、相手に怪我をさせたくないからと言って辞退した。そして角を曲がったところでシールを剥がしたが、その時しずかが出木杉と楽しそうに話している場面に遭遇したので、持っているシールを全て貼り気をひこうとしたが、普通にスルーされてしまった。
そこでもう一度「無敵」のシールを貼りスネ夫から読んでいた漫画を譲ってもらったが、その時剝がす用のスプレーをゴミ置き場に置いたまま気付かず行ってしまった。一方その頃ジャイアンは先ほどの相撲の試合にてちょうど強敵と取り組みをしていて、のび太達が通り掛かった時には投げ飛ばされてしまっていた。これによりのび太はジャイアンに頼まれ相撲をすることになってしまい、その時スプレーを忘れて来たことにも気づき、更に敵は強そうなのび太に闘志を燃やしてる状態だった。
そして本格的に相撲が始めるとドラえもんはスプレーを探しに行き、敵も絶望したのび太の表情や動きを勘違いして震え上がっていた。しかし間一髪間に合ったドラえもんがスプレーでシールを剥がすと、敵は勢いよくのび太に迫ったが、のび太を弱い奴となめていたため頭を伏せられた際に転んでしまい、のび太のは勝者となったが、本人は「キャラクターなんてもう懲り懲り」と嘆いていた。