概要
「CODE OF THE DUELIST」で収録された闇属性・機械族の効果モンスター。
機械族に属するドラゴンであり、相手モンスターのレベルを利用した効果を持つ。
カードテキスト
(1):このカードは、このカードのレベル以下のレベルを持つ
モンスターとの戦闘では破壊されない。
(2):このカードがモンスターゾーンに存在し、
相手がモンスター1体のみを召喚・特殊召喚した時に発動できる。
そのモンスターの攻撃力はターン終了時までそのレベル×200ダウンし、
ダウンした数値分だけ相手にダメージを与える。
解説
戦闘破壊への耐性はこのカードのレベルが基準となる為、このカードのレベルが上がれば範囲も広がるが、逆にレベルを下げれば範囲が狭まる。また、レベルを持たないエクシーズモンスターやリンクモンスター、モンスター効果の影響を受けないモンスターの攻撃は通る。当然、吸収やリリースなど戦闘破壊を伴わない方法による除去に対しても無力となるため油断は禁物。
2つ目の効果は相手モンスターの召喚・特殊召喚の度に発動する効果であるが、1体の召喚・特殊召喚であるため、ソウル・チャージなどの同時召喚には対応できない。発動すればそのモンスターの攻撃力をレベル1つにつき200ポイント下げ、下げた数値分のダメージを与える。
下げ幅はレベル1の200からレベル12の2400まで下げられる。ただし、その後のダメージは実際に下げた数値によって決まる為、下げる数値を下回る攻撃力のモンスターであればダメージ量も少なくなる。攻撃力0ならダメージが発生しない。
1ターンに1度の制限がないため、例えばレベル8のシンクロ召喚の場合、8×200×2=3200のダメージとなる。そのため、更に連続して特殊召喚を重ねるソリティアデッキの場合、そのダメージは計り知れない。
このモンスター自体をブラフとしてリンクモンスターのリンク召喚を誘い、ハノイの崇高なる力を確実に直撃させるという使い方もある。
ただし、2020年4月1日からのマスタールールではリンクモンスターが必須ではなくなるため注意。
……トロイメア・フェニックス?
知らない人ですね……。
他にも変わった使い方としては、守備力0・闇属性という点から「悪夢再び」でサルベージできるカードとしての活用も考えられる。
特にこの条件に当てはまるレベル8・機械族モンスターというのは貴重であり、「闇の誘惑」「トレード・イン」といった手札交換カードで2枚分のドローに変換できるほか、マシンナーズ・フォートレスの自己再生コストとしても優秀である。
BODEの新規カードによりヴァレットとの相性が良くなった。
アニメ・漫画
アニメ遊戯王VRAINSでは、ハッカー集団ハノイの騎士のリーダーであるリボルバーがメンバーに与えたカードとして登場。
召喚された当初はその効果と高い攻撃力でPlaymakerを追い詰めるものの、
使用者が貰って日の浅いこのカードを熟知して無かった事で対処されてしまい、
Playmakerが召喚したデコード・トーカーによって戦闘破壊された。
後にリボルバー自身も使用しているが、デコード・トーカーのリンク先を想定してそれを回避する形で召喚している。
しかし、こちらもデコード・トーカーによって戦闘破壊された。
デュエル外でもサイバース世界やLINK_VRAINSへの攻撃手段として使用されている。
また、Aiはこのカードの破壊耐性効果を目撃した際、サイバース世界が侵攻を受けた8年前にはこの効果を持っていなかった事を示唆するような発言をしているが、その詳細については明らかになっていない。
攻撃名「トラフィック・ブラスト」
(2)の効果名「クラックフォール」