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概要編集

ダイヤモンドの産地として有名な南アフリカ共和国のオレンジ川流域やリフタスフェルトを舞台とした伝説に登場する精霊またはUMAの一種。


伝承におけるグローツラング編集

大蛇のような姿であるとされるが、ごく稀にゾウヘビキメラという姿で現されることもある。体長は12mはあるとされ、目がダイヤモンドなどの宝石になっているのが特徴。

ちなみに、ゾウと蛇のキメラと一口にいっても差異があり、巨大な蛇の尾を持つゾウとされたり、ゾウの頭をした大蛇とする伝承もある。


洞窟にあるダイヤモンドの鉱脈を守っているとされ、出会った者に対して呪いを掛けるという。また、臭いで人や動物を誘き寄せて捕食するようで、その為に洞窟の奥からは硫黄臭に似た臭いが立ち込めているらしい。洞窟以外では湿地帯などの水辺に生息するとも言われている。

1917年に探検家のピーター・グレイソンがこの洞窟を探索に行ったっきり戻って来なかった事から、グローツラングの餌食になったのではないかと思われる。


現地の創世伝説によれば、神々がグローツラングを作り出して知恵や強さを与えたものの、彼らを持て余したのか、彼らから二つの要素を分割してゾウを生み出した。現在知られているグローツラングは神々の調整から逃がれた生き残りだという。


UMAとしてのグローツラング編集

一貫してヘビに似た巨大な水棲爬虫類であると描写される。

ヘビ説、オオトカゲ説、ワニ説に加え、ウナギ説、シーサーペント説まである。

1899年編集

オレンジ川を渡っていた雑貨商がグローツラングと遭遇。全身の4分の1ほどを水の上に出していたが、その部分だけで3メートル近くあった。蛇は動くまぶたをもたないが、グローツラングはまばたきをした。


1910年編集

オレンジ川のオーグラビーズ滝下流30キロで水浴びをしていたアメリカ人のカマイヤーが、水中から「高さ」3.6メートルのヘビが飛び出してきて、子牛を水中に引き摺り込むのを目撃。事実として近所で子牛が行方知れずになっていた。


1929年編集

探鉱者のアーネスト・ヘイズがグーイニエト川とオレンジ川の交わるところで、270メートル離れた位置にいるグローツラングを目撃。


1949年編集

カフィスクロールダムに、哺乳類型の水棲UMAカフィスクロール・ダム・モンスターが出現。なぜかグローツラングと関連つけて語られる。


1950年編集

G.K.アサーストンが地元住民にオレンジ川のグローツラングが目撃されたところに案内してもらい、実際に100メートルの距離にいるグローツラングを目撃。


1960年編集

ヴァールダムで超高速で遊泳する60メートルもある2匹のヘビ型生物の目撃。


1963年編集

ヴァールダム付近で無数の報告。


関連作品編集

  • Neo ATLAS

双頭の蛇の指輪を装備して天蛇の山を探索すると出現する。


レア度4の水属性ドラゴン族モンスターとして実装。

ゾウの頭をしたツチノコといった風貌。


「凶事の象蛇グローツラング」として登場。

ゾウの頭をした蛇といったデザインで、舌もまたになっている。


  • 逆転オセロニア

レアリティA+竜属性のキャラクターとして登場。

伝承通り、もといドラゴンのようなフォルムをしているが、カメレオンカエルなどの多種多様な生物で構成されたキメラというどの作品にもない個性を確立している。


巨大なコブラ型モンスターとして登場。


関連タグ編集

南アフリカ  幻獣 妖精


カーバンクル:体に宝石を備えた幻獣の伝承。


ファーブニル:同じく宝物を守る竜。


ジガルデ:洞窟の奥に鎮座する蛇モチーフのポケモン。

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