概要
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』と『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』に登場する子供時代のリンクの初期武器。
だが、『時のオカリナ』でゲーム開始直後は丸腰で、デクの樹様に会う前に「デクの盾」と共に必ず入手する事になる為に森のどこかにあるこの剣を探す所から始まる。剣があるエリアでは防犯トラップと思いし大岩が転がっているので、初見ではビビる可能性あり。
入手すると、「コキリの仲間の宝物だからしばらく借りておこう」とメッセージが表示されるが、後に(ある理由で追放されるとはいえ)旅立つリンクが持ち出して行き、後日談である『ムジュラの仮面』ではハイラルから旅立つ時にも持って行ってる為、完全に借りパクである。もはや自分の物にしている
なお、コキリの剣は子供時代しか装備出来ない。
デザインは刃の方に少し歪曲した木製の鍔が付いており、鍔の真ん中に赤い玉が付いている。どことなくマスターソードの小剣版といった見た目をしている。
姫川明氏によるコミカライズ版では『ミドが持ち出した剣』と言う設定で登場。
ミドがデクの樹を蝕むゴーマを討伐するために用意したのだが、肝心のゴーマはリンクがお手製の『妖精のパチンコ』で撃ち出したデクの種を弱点の目玉に直撃させて倒したので結局使わなかった。
ゴーマ撃破後にデクの樹の最期をコキリ族の皆で看取った後、リンクは旅立つ前にミドから工具としてコキリの剣を借り、手近な木(その木はデクの樹の亡骸の一部だが、デクの樹の『ワシの亡骸で盾を作ると言い……あらゆる邪悪からお前を守ってくれるじゃろう』という遺言に従ってのものなので問題ない)を削ってデクの盾を作成。剣を返却しようとしたら「そんな剣くれてやらぁ!」とミドに突き返され、以後はリンクの剣となった。
『ムジュラの仮面』では…
『時のオカリナ』から少しデザインが変更され、メイン画像のように長方形の金属の鍔と、鍔元の部分に凹凸が付いていかにも「子供用の実戦向きな剣」といった見た目に変わった。
デザインが変更された理由は不明(旅の最中に修理したのかもしれない)。これは同じ初期アイテムであるハイリアの盾をモデルにした勇者の盾も同様。
姫川の漫画版でもデザインがゲーム準拠になっている。
フェザーソード
タルミナ地方の雪山地帯「スノーヘッド」にある鍛冶屋に100ルピーを支払うことで1晩鍛えてもらって強化する事ができる。攻撃力はコキリの剣の2倍(借りパクした宝物を勝手に改造している状態だが、コキリの剣の見た目がそもそも変わっているので今更感もある)。
利用するには凍っている炉を温泉のお湯もしくは炎の矢で溶かすか「スノーヘッドの神殿」をクリアし春の気候にする必要がある。が、100回使うと刃毀れしてしまい元のコキリの剣に戻るほか、「時の歌」を使って1日目にしても元に戻ってしまう。下記の更に上位性能の剣の存在や、それを入手するためのイベントをこなすには神殿のクリアが必要なので、余程の理由がない限りわざわざ炉を早めに溶かしてまで強化する意味は薄い。
見た目は左右で長さが非対称の片刃が付き(長い方は内側に歪曲している)、真ん中の空間を金属で繋いでいる。また鍔も丸い台座のような形状になっている(中央に空間があるのに刃毀れすると元の形に戻るのは一体...)。
独特の形状から使い勝手に反して意外と人気があり、リンクが振るっている公式絵がある。
金剛の剣
コキリの剣の3倍の攻撃力と長いリーチを持っているムジュラの仮面でトップクラスの剣(そして借りパクをした挙句、幾度も魔改造された森の仲間の宝物であるコキリの剣の成れの果てでもある)。
入手するにはフェザーソードとゴロンレースの賞品である「砂金」が必要で、両方を持った状態で鍛冶屋に行くことで更に1日かけて強化できる。ゴロンレースはスノーヘッドクリア後に開催され、フェザーソードを鍛えるのに1日かかる関係上、必然的に入手に2日かかることになるため、作成するには1日目から鍛冶屋とゴロンレースを開放しなければならない。
初回のスノーヘッドとゴロンレースまでを1日目以内にクリアするのは(特に『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面3D』の時の逆さ歌込みでも)難しいので、先にスノーヘッドをクリアした後に1日目に戻り、2度目以降ボスに直行できるのを利用して再戦してからゴロンレースで勝利し鍛えることを推奨する。
砂金さえあれば無料で強化可能(鍛冶屋の口ぶりから余った砂金は「大量に使ったから余った分は処分した」という名目でチョロまかされている模様。まあ強化費用の代わりという事で納得しよう。ちなみに砂金はゴロンレースに勝てばいくらでも手に入り、クロックタウンにあるマニ屋で売却すると、200ルピーになる)。
現実では金は金属の中でも柔らかいので実戦的には向いてないが、金剛の剣は一切刃こぼれをせず、時の歌を使ってもコキリの剣に戻らない。この世界では現実の物質と違いがあるのかもしれない。ゲームで金を使った装備が強い事はよくあることではある。
見た目はマスターソードよりも少し細めの曲がった形状の鍔に、内側が金色の菱型柄の刃が付いている。不思議と後の作品であるスカイウォードソードに出てくるギラヒムのマントのような模様をしている。作品の時系列的にはこちらが後になるが、古くからある剣ではないので無関係である。
子供姿のリンクが使う剣としてはかなり長尺だが、問題なく片手で振るっている。
この金剛の剣にまで強化すると「時の歌」で1日目に戻ってもフェザーソードと違いそのままの状態となり以降金剛の剣をずっと装備したまま使えるようになる。時空の力をも越えるあたり何かしらの魔法的な力を秘めているのかもしれない。
尚、フェザーソードともども鍛冶屋に強化依頼をしている間は基本剣は手元になく丸腰となる。爆弾や矢等のサブウェポン、デクナッツやゴロン、ゾーラの仮面での各種アクションは問題なく使えるので左程問題はないかもしれないが。
大妖精の剣
「ロックビルの神殿」にいる妖精を全部助けて大妖精の泉に連れていくと入手出来る。コキリの剣の4倍の攻撃力があるが、アイテム扱いの上両手で持つ為盾を持つことは出来ない。入手時期的にも終盤に入っている為使用例は薄いかもしれない。ある意味仲間の宝物であるコキリの剣が更に魔改造されるよりは良いのかもしれない。
関連動画
関連タグ
リンク(ゼルダの伝説) リンク(時のオカリナ) こどもリンク
マスターソード:『時のオカリナ』における大人時代の武器。
デクの盾:ゲーム版及び姫川版の漫画では同時期に入手する盾。
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ:『大乱闘スマッシュブラザーズDX』と『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』にてこどもリンクの基本的な武器として使われている。リンクとトゥーンリンクよりもリーチが短いが、百裂攻撃ができるメリットがある(ただし、リンクも『大乱闘スマッシュブラザーズDX』までは百裂攻撃ができた。トゥーンリンクはアピールで使用しているが攻撃判定は無い)。