概要
『SDガンダム外伝』第1作「ラクロアの勇者」に登場するジオン族。
モチーフとなっているのはザクⅡと、西洋に伝わる妖怪ゴブリン。耳が大きく尖っており、ザク特有のおちょぼ口が出っ歯の受け口になっている。主な攻撃手段は、ヒートホーク型の斧。左手にはジークジオンの紋章を刻んだ盾を持っている。
かつてゲーセンのプライズとしてキラーズゴック、クラブマラサイなどと一緒に騎士ガンダム同様のリアルタイプフィギュアが出ていたこともある→リンク先
ほしの竜一の漫画版では斧の先からビームを放ち生物をデク人形に変える力を持つ。
雑魚中の雑魚、キングオブ序盤の雑魚であり、HPは「50」という破格の低さを持つ。これはスライムアッザムの90をも下回る、ジオン族最低の数値。これより下は一般人くらいしかいない。SFCソフト大いなる遺産では同等の強さなのだが、あちらは大量出現し挙句HPを減らさず延々と分裂するなど序盤の雑魚としては範囲魔法が欲しい厄介な相手なので結局劣る。
GBラクロアンヒーローズでは一応こいつより弱いただのゴブリン(色違い)がいるのだが…。
OVA版ではワームアッグガイ、タートルゴッグと共にフラウ姫を攫おうとしたが、騎士ガンダムに仲間たちがボコボコにやられ、怯えて逃げ出した。
カムロ
「も…モンスターが…正義の、味方しちゃ…悪いかよ…」
ほしの竜一の短編『妖精の聖水』に登場するゴブリンザク。
かつて騎士ガンダムに命を救われたことがあり、ジオン族であるが勇者に憧れ、人間の覆面を被って「騎士アムロの弟『カムロ』」を名乗っていた。
呑めば不老不死になる「妖精の聖水」を奪おうとする黒い三連星から騎士ガンダムを庇い死んでしまうが、その死を悼んだ妖精の涙を受けたことで復活。モンスターの里に帰れなくなったため、妖精の国で暮らすことになったのだった。
ちなみに「ゴブリン」は本来、性格が悪い妖精を表す伝承であり、オークやオーガのような完全な悪者ではない。
仲間
シーフザク
第2部「伝説の巨神」に登場する上位種。シャア専用ザクがモデルで体が赤い。HPは通常の3倍の150。
パイリットザク
一部ゲーム等に登場するグフのような水色のボディをしたゴブリンザク。
パイリットは「pirate(海賊)」と同義だが、砂漠にも出てくる。
スーファミ版限定のモンスターとしては珍しくネオバトルカードダスにも登場。
一方同作限定のオークザクやファミコン版で同じく海に出てくるマリンザクはネオバトルには出ていない。
戦士ザク
ゴブリンザクをジオン族が鍛え上げた、正規兵。なぜかブラックドラゴンの秘密を知っている。
騎士ゴブリンザク
第5作『新SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語』に登場する同族。
ヘルアクシズ団の親分ゲモンの手下で、彼に取り入った結果騎士になった。戦士ザクを遥かに凌駕する380ものHPを持つ。