プロフィール
生年月日 | 2017年2月26日 |
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欧字表記 | Satono Flag |
性別 | 牡 |
毛色 | 鹿毛 |
父 | ディープインパクト(JPN) |
母 | バラダセール(ARG) |
母の父 | Not For Sale(ARG) |
生産者 | ノーザンファーム(北海道安平町) |
馬主 | サトミホースカンパニー |
管理調教師 | 国枝栄(美浦) |
父は言わずと知れた無敗三冠馬ディープインパクト。
母バラダセールはアルゼンチンの二冠牝馬。
経歴
デビュー前
2017年のセレクトセール当歳にてサトミホースカンパニー代表の里見治に1億6500万円(税抜)で落札される。高額ではあるが、更に高額の馬が名を連ねるサトミホースカンパニー所有馬としては特筆すべき額ではない。
2歳時(2019年)
10月19日、東京芝2000mの新馬戦でデビューを迎える。6着と敗れる(新馬で勝てないのは国枝厩舎らしいと言えばらしいが)
2戦目は同じく東京芝2000mの未勝利戦。1000m通過が59.3という2歳未勝利戦にしては相当なハイペースを中団で追走し、1:59.5という東京競馬場2歳レコード(現在はウィズグレイスの1:58.5に更新されている)で3馬身差の完勝。初勝利を飾った。
3歳時(2020年)
年明け初戦は中山芝2000mの1勝クラス。ここも圧倒的な支持に応え3馬身付けて連勝をマーク。
続いて皐月賞の優先出走権を求めて弥生賞へ。鞍上は父の主戦も務めた武豊に乗り替わり、ワーケアとほぼ差のない2番人気に押される。後方を追走し、4角大外に持ち出し先頭に並びかけ、そのまま先頭でゴールイン。3連勝で重賞初勝利となった。
弥生賞でワーケア、オーソリティといった期待馬を完封したパフォーマンスから、皐月賞では2歳王者サリオスを抑えコントレイルに次ぐ2番人気に推される。4角外に持ち出してコントレイルと併せ馬の形になったが、突き放され5着まで。
続く日本ダービーでは4番人気ながら16.5倍と評価を落としてしまった。後方からレースを進めるが、直線伸びを欠いて11着。休養に入った。
立て直しを図る秋初戦はセントライト記念。1番人気に推されるが逃げる夏の上がり馬バビットを捕えられず2着。敗れはしたが、菊花賞の優先出走権を獲得した。
本番菊花賞では後方から。直線で馬場の真ん中に持ち出して追い込み最後ディープボンドをわずかに交わして3着。休養に入った。
4歳時(2021年)
年明け初戦はAJCCから。しかし、差のない2番人気ながら11着と大敗を喫してしまう。
立て直しを図り金鯱賞。7着と敗れるが、先着された相手はデアリングタクト、ポタジェ、グローリーヴェイズ、キセキ、サンレイポケットと超強豪ぞろいで、ペルシアンナイトにも着差を付けて復調気配を見せた。
続いてエプソムCに出走。後方から直線一気の末脚で先頭に詰め寄ったがザダルをクビ差捕らえられず2着。惜敗ではあるが着実に調子を戻していると思われた矢先、右橈骨遠位端骨折が発覚し、6ヶ月以上の休養が必要と報じられた。
長い長い休養を経て2022年12月6日、ついにトレセンに帰厩。復帰に向けてトレーニングを行っている。
6歳時(2023年)
1月28日の白富士S(L)で1年7ヶ月ぶりの復帰を果たす。重賞1勝2着2回の収得賞金が嵩み負担重量は60kgという数字に。復活が期待されたが3コーナー手前で躓き左前肢跛行を発生、3コーナーで競走を中止した。命に別状はなかったが、現役続行はせずに2月3日付で登録を抹消した。オーナーサイドからは「今後はいくつかお話がありますが、暫く怪我の治療で牧場に戻ります」と発表された。
現地時間3月11日、母バラダセールが競走馬だった時代のオーナーであるパブロ・サバレタ氏がサトノフラッグを輸入し、アルゼンチンで種牡馬入りさせる予定であることが発表された。2023-2024シーズンから供用される。世界的大種牡馬とアルゼンチン競馬史に名を残す名牝の仔が母の走った国でどんな仔を送り出すのか、期待が集まる。
特徴・エピソードなど
国枝厩舎のトレードマークである白いシャドーロールと小流星断小鼻白、右前右後の白が特徴。
サトノフラッグと武豊のコンビが2020年の弥生賞を勝利したことにより、ディープインパクト記念の名を冠した初めての弥生賞をディープインパクトの産駒と主戦騎手のコンビが制したこととなった。