概要
ザナルド・ベイハート専用の重MS。
機体はザナルドの脳髄と直結する事で稼動する独自のシステムが採用されている。
通常のMSを遥かに上回る巨体に加えて肥大化した胴体に埋もれているような頭部、直立していても足下にまで達する長い腕と極めて短い脚、後頭部から生えている弁髪のような尾などヴェイガンのMSの中でも極めて異質な外観を持っている。
また、センサー部は通常のヴェイガン機と同じセンサースリットの両脇にツインアイがあるという変わった構成になっている。
全体的な姿はレガンナーやデファースの流れを汲んでおり、おそらくその直径の改修機と思われる。
また頭部は分離可能で、ザムドラーグ・コアと呼ばれる脱出システムとして使用可能。
武装として、手の十指全てがビームバルカンとして機能を有する他、腹部の大型ビーム砲「ザムドラーグキャノン」を持ち、それを駆使した制圧射撃を得意とする。
また、ザムドラーグキャノンはバクト同様ビームスパイクとしても使用可能な他、尾部パーツも「ザムドラーグテイル」と呼ばれる質量兵器となっており、接近戦にも対応している。
『ガンダムビルドダイバーズ』では
第5話シャフリヤールを騙るダイバーの展示作例として登場。背中に金の輪がつけられ、さらにそこにミサイルポッドが複数搭載されるという改造が施されていた。しかし、何も考えず闇雲に武器をくっつけただけである為周りからの評価はいまいちであり、アヤメからは「積載過多」、ミカミ・リクからは「愛が無い」ときっぱり言われるなど、さんざんであった。
実はブレイクデカールを搭載しており、ブレイクブーストによりガンダムのような姿へ変形することも可能である。
尚劇中では言われたい放題であったが、本編終了後、視聴者からは「充分愛が感じられる」と金高評価であった。
その後『ガンダムビルドダイバーズRe:RISE』最終話にも登場。今回はマスダイバーから足を洗った元偽シャフリヤールの取り巻きの方が操作しており、元偽シャフリヤール本人はダナジンを操作している。GBNに侵攻してきたアルスの軍勢に2機揃って立ち向かう姿が1カットだけ描写された。
赤と黒のツートンに塗装され両肩に火器を搭載しており、相方のダナジン共々前回とは別の意味で危険な改造が施されていた。