概要
『ウマ娘プリティーダービー』に登場するエアシャカールとアグネスタキオンのカップリングタグ。
理論派ウマ娘コンビ。
初共演はOVA『BNWの誓い』で、ともに皐月賞馬チーム「チームN」のメンバーとして共闘した。メンバーを集めたゴールドシップに付き合い、ノリよく皆で歴代仮面ライダーの決めポーズを取るなどしていたが(ちなみにシャカールはビルド、タキオンはW)、この2名固有の絡みというのはなかった。
より関係が掘り下げられたのはゲーム版リリース以降である。
感情や根性といった不確定要素を廃し、数的データの積み上げで絶対的な勝利を引き寄せようとするエアシャカールに対し、感情や声援がもたらす効果も(そういうエネルギーとして)研究し、勝つためには理論化し利用するという考えのアグネスタキオン。
シャカールはタキオンを「ロマンチスト」と評し、タキオンはシャカールを「数字信奉者」と評すが、お互い理論的に勝利を掴もうという根は同じなので、研究成果をやり取りするなど仲はよい。
史実
エアシャカールは1997年生まれ、アグネスタキオンは1998年生まれでシャカールが一世代上。
タキオンが早くに故障引退したため、史実での対戦はない。
ただ、エアシャカールは皐月賞・菊花賞の2冠を獲得するも日本ダービーではわずか7cm届かぬ2着で三冠馬を逃し「準三冠馬」、アグネスタキオンは圧倒的内容の4戦無敗で皐月賞を取り三冠馬への期待が膨らむも、故障に泣き無念の引退、「幻の三冠馬」と称された馬である。
どちらも、叶えきれなかった三冠の夢、勝利への渇望という点では共通している。
奇しくも、エアシャカールの三冠を結果的に阻んだのはタキオンの1つ上の全兄アグネスフライトであり、鞍上のベテラン河内洋騎手に悲願のダービー制覇をもたらした。
河内は、フライト・タキオン兄弟、またその母アグネスフローラ・祖母アグネスレディーも含め、3代4頭に渡りアグネス一族の主戦を務めた。