おれの強さがコエーかよ?
概要
星十字騎士団に所属するアゴヒゲをたくわえた筋肉質で巨漢な滅却師。
眼窩上が隆起しており、眉毛が無い凶悪な顔つきをしている。
口癖は「辛れえ」で連呼する。
性格
聖文字の能力の影響か、非常に残忍かつ凶悪な自信家であり、敵の殺害方法も「惨殺」を好むなど作中ではその残虐ぶりを発揮。その暴虐的な態度は護廷十三隊最強の山本元柳斎重國と対峙してもぶれることがない程。
ただし、自信過剰の故に相手の力量を図れない浅はかさがあり、それが命取りになった。
基本的に粗暴な印象があるが、敵であっても敬称で呼ぶ律儀な一面もある(呼び捨てにせず、しっかり「副隊長」「総隊長」と呼んだりする)。
能力
聖文字
能力名は"O"【大量虐殺】(The Overkill/ジ・オーヴァーキル)。
オーバーキルではなく、オーヴァーキルなのがポイント。
敵味方関係おろか動物でも殺せば殺すほど強くなる能力。
100人を殺した際には雀部長次郎、更に侵攻時に追加で100人殺した時は檜佐木修兵でも相手にならないほど。
卍解
ただし後述するように使い方を間違っており、性能面は劣る模様。
技
- 神聖滅矢(ハイリッヒ・プファイル)
メリケンサック状の武器を手にはめており、槍サイズの巨大な矢を生成する。
槍投げの要領で対象を攻撃する。
本編での動向
開戦前の前哨戦
尸魂界への宣戦布告の際に別行動を取り、黒稜門の警護に当たっていた116人の警護兵を惨殺(アニメでは虐殺された死神たちの遺体がモニター越しとはいえ鮮明に描写されており、そのほとんどが四肢を切断されてバラバラの状態となった死体の山と血の海が広がる凄惨な現場が映し出されている)。
そこで雀部の卍解「黄煌厳霊離宮」を奪い取った上で矢を槍投げし、雀部を串刺しにして殺害。雀部は勢いでそのまま一番隊隊舎にまで吹っ飛んだ。
1度目の侵攻
護廷十三隊の隊士を100人殺害した上で檜佐木と対峙し、終始圧倒。
前に来た時も100人。てめぇと同じ副隊長も殺したっけなぁ!
雀部を殺害したことを嬉々と語っては死神の亡骸を踏み潰しながら、同じように矢を投擲して檜佐木にも止めを刺そうとするが、割って入ってきた山本の妨害を受け失敗。
しかし、彼自身「奪った雀部の卍解で山本を斃す」ことを狙っており、満面の笑みを浮かべ、黄煌厳霊離宮を発動、挑発しながら山本に攻撃を浴びせ続けた。
が……この時山本には、助太刀しようとした檜佐木を「来るな!」と一喝する程の余裕があった。この黄煌厳霊離宮は、かつて山本の額に消えない傷を付けたほどの本物にはまるで及ばなかったからである。
ドリスコールは止めを刺そうと雷を浴びせまくるも、山本の逆鱗に触れてしまい、
長次郎よ…さぞ悔しかろう…長次郎……お主の怒り…儂にはよう分かる………
お主の…お主の磨き上げた卍解は…
この程度では断じて無い!!!!
怒りを露わにした山本の始解・流刃若火によって、断末魔を上げる間もなく一瞬で焼き尽くされ即死。
山本の怒りは凄まじく、炎を浴びたコマで既にほぼ骨のみとなっており、その直後に骨も焼き尽くされてボロボロになっていき、消滅。アニメでは攻撃を受けてから僅か約6秒で骨も残らず蒸発する凄絶な描写であり、ドリスコール自身がオーバーキルされるという、皮肉にも程がある末路となった。
(山本としては雀部の弔いを兼ねた戦いであり、彼の葬儀を意識していたのかは不明だがドリスコールを焼き尽くす様は火葬のようでもあった)
名前と容姿が判明して僅か2週で退場。
余談
- 本編では一貫して凶悪であり、原作640話の扉絵の幹部集合シーンでも凶悪な顔をしているが、アニメのオープニングでは幹部集合シーンにおいて、いい笑顔をしており凶悪な印象が薄れている。
- 名前や外見は、同じジャンプの海賊漫画に出て来そうな気がしなくもないが、れっきとした『BLEACH』のキャラである。
‐連載終了後の久保帯人先生への質問コーナーの中で、読者から「ドリスコールの聖文字のバフ効果は切れるのでしょうか? もし効果がなくなる条件はあるのですか?」という質問に対して「効果が切れるのは睡眠、食事、失神のいずれかが起きたときです」と回答。
彼自身この力のリセットを知っていたのかは不明だが、バフ効果が無くなるのは食事にも適用されるというキツイ制約。
関連タグ
アーロニーロ・アルルエリ…敵の友達の能力を奪って、それを敵にぶつける者繋がり。