概要
これは作品によって扱いが異なり、分けて説明する。
無印
2人の間の印象が最も出ていたのはこの作品であり、その中にあるクレープ屋イベントとブラン加入イベントで強く描かれる。
クレープ屋イベント~4度目の急襲
ネプテューヌ一行がルウィーで鍵の欠片を探索している時、ブランは何度も執拗に彼女たちを襲ってくる。3度目の急襲では疲れて変身が解かれて彷徨っていたがネプテューヌ一行に拾われる。
(当時では女神の変身後の姿を把握している人が極端に少なく、ブラン自身も例外ではない。また、実際はそれ以前に人型で立ち会ったはずだがネプテューヌ一行からはブランの姿を把握していなかった)
宿屋で何とか確保するも、ブランは頑なに口を開かない。アイエフの提案でネプテューヌと二人きりで出かけることに、ネプテューヌはクレープをブランにおごる。
その際、ブランからは遠回しにネプテューヌが女神であったことを示唆させ、更にはブランからは責任が嫌いかどうか尋ね、ネプテューヌは大嫌いだと答える。
また、その会話の前後にブランからは記憶を取り戻さないほうがいいと押されるが、実際に記憶を取り戻した後にネプテューヌが暴走してしまった結果となっている。
その後、ブランを残してネプテューヌ一行はモンスター退治に出かけ、帰りにホワイトハートに遭遇。無言のまま襲いかかり4度目の戦闘となってしまう。
戦闘後、ホワイトハートはネプテューヌは素直だからとか正直だからとかと「大人しく倒されろ」と言うが、ネプテューヌは自身の記憶の事よりイストワールの救出を専念。ホワイトハートは、
「……逃げるんだ。聞きたくない。聞くのが怖くなったんでしょ。だから私は……」
と、意味深な言葉を発して去っていった。
終盤
以前説得に失敗したネプテューヌは、イストワールを連れてもう一度説得しに行く。
案の定、ブランは頑なに拒否するが、イストワールからは同じ生みの親であるマジェコンヌの面影を感じ、ブラン同様頑固で話したがらなかった事が語られる。
戦闘後もブランは拒否したがり、ブランからはネプテューヌと一緒にいるのが嫌だと言うが、イストワールはマジェコンヌ譲りの天邪鬼を察し、実際は逆で、
いーすん「ネプテューヌさん。もしかしたら、彼女は貴方がうらやましくて大好きなのかもしれません」
ネプ「ホントに?ホントのホントに?だとしたら嬉しいよっ!なんだ、好きな子に意地悪したがるってのと一緒か!」
ブラン「テメっ!?ちげぇっ!?」
と、むしろネプテューヌの事が羨ましくて大好きであった事が語られた。
当然ブランは焦りだし、自身の性格を突かれネプテューヌと一緒に行くことにした。
(余談だが、タイマン後の会話イベントは3人の中でブランが1番長い)
また、トゥルールートでのマジェコンヌとの会話で、マジェコンヌからもブランの性格について言うが、以下のような会話をして最終的には3人の中で唯一ネプテューヌの事を認めた。
マジェ「お前とは、宣教師に扮していた頃もよく会ったな。…知っているぞ?何だその喋り方は!らしくもないッ!!」
「口汚く罵(ののし)りたければ罵れ!!怒号をぶつけたければ、ぶつければいい!!だが、それがお前の本性だ!!!!」
ブラン「そうかもな。だけど、もうソレ言われて一々怯んだりしねんだよバーカッ!」
「…女神だから大人しくしたり、人がいないから罵ったり、そんな使い分けは、もうやめたんだ!!!!」
「気に入らなけりゃ遠慮無く暴言でも何でも吐いてやるよっ!!それが私の正直な気持ちだからなっ!!」
「大体。大人しいだけの女神なら、いてやる意味も無いだろ!いいんだよ、これが私のスタイルだからなッ!!」
「……だって。正直な気持ちを言えるって、それがネプテューヌの魅力だって、気づいたから。だからもう、何も言わせない……!だからもう、文句は言わせない……!」
mk2以降
それ以降はネプテューヌのカップリング候補がノワールに譲っており、ブラン自身はベールとつるむ事が多くなった。(カップリングが重要視されている「超次元アクションネプテューヌU」でもまた然り)
無印リメイクであるRe;birth1でも、シナリオが大幅に違うこともあり、ネプブラ要素は控えめになっている。4章ではルウィーの危機に怯えて泣くブランをネプテューヌが慰めてあげるシーンがあり、ネプテューヌからは「女神は助け合いでしょ?」と言われる。一方でネプテューヌ自身はノワールと一緒にいようとしたり、ブランもベールと一緒に行動することも多くなっている。
上記のクレープ関連も無くなり、似たようなシーンであるプリンを一緒に食べるシーンもノワールが担っている。
この辺りは今の性格を決定付けたWebコミック「超次元ゲイム ネプテューヌ めがみつうしん」(無印発売から約3ケ月後に配信)の存在もあり、そちらもネプテューヌがノワールに甘えるシーンが存在する。
一応、1話などではブランとネプテューヌが一緒に行動するシーンが見られ、11話では食欲のないネプテューヌ(実際は虫歯だったが)をブランが心配した際に、ラムからは「ネプテューヌさんに嫌われている訳じゃないって分かってホッとしてる」と悟られてブランが焦る描写が見られた。
しかし、後期は2人で一緒にいるシーンが減りネプテューヌがノワールと絡む場面がそこそこ見られた。
ネプブラ要素が薄まったと思われる主な要因
性格の変遷
mk2(前述の「めがみつうしん」辺り?)以降ではネプテューヌが真面目さが控えめになってぐうたらな性格に、ブランは二重人格まがいの性格になっているが、無印では両者とも性格を気にするシーンが見られ(両者の記事の項も参照)、ネプテューヌは偏った正義感とわがままさを、ブランは口悪い性格を気にしていた。
特にブランはマジェコンヌからも注意され、言いたいことをキッパリと言えるネプテューヌを羨ましく思っていた。ホワイトハート状態でも今と比べると性格のギャップが少ないのも特徴。今のノワールとは別ベクトルのツンデレさも見られた。
(ノワールの場合はいわゆるステレオタイプのツンデレだが、ブランの場合は本来の意味のツンデレに近い)
無印ではイストワールが言っている通り「自分や他人の長所を認める」事を鍵としているようで、今と比べて4人の性格はとても雰囲気が異なっていた。
以降では性格が軟化され(かつ、mk2で世界観やキャラ設定が一新され、以降の作品でもそれらが頻繁に変わっていくこともあって)、生真面目さが無くなりしっかり者となったノワールとボケまくるようになったネプテューヌが一緒に組むようになったと思われる。
(無印の性格が大きく関わる≒無印ネプテューヌの長所が今では弱まっている事で、ブランはともかく今のネプテューヌの性格から2人を内面的に噛み合わせづらい可能性が高い)
妹の存在
上記にも関係するが、女神候補生の存在も大きいと思われる。
ネプギアとユニはどっちもシスコンだが性格は対照的であり絡めやすい。一方でブランの妹はロムとラムの2人であり、ネプギアと絡ませようとするとどっちかがハブられてしまう。実際に、劇中ではネプギアに懐いたロムにヤキモチを焼いているラムの様子が描かれていた。
また、スタイル的にもロム&ラムは一番幼く見え、姉より背の高いネプギアと絡ますのは難しかったと思われる。
変身後の容姿
ネプテューヌとブランはどちらも容姿が幼く雰囲気もぴったりだが、いざ女神化するとパープルハートは大人っぽくなり巨乳になるのに対し、ホワイトハートはそれほど体格が変わらない。
一方でノワールはそこそこのスタイルを持ち、ブラックハートになってパープルハートと並ばせてもさほど違和感がない。
性格以外では女神化時のギャップが激しくなるのが原因だと思われる。
もっとも、パープルハートはグリーンハートとは違い自分のスタイルをアピールする事が極めて少ないのが救いだが…。実際、前述の「めがみつうしん」1話でも女神化して一緒に行動していたが息がぴったりであった。
余談
無印のみ、制作にセガ(ネプテューヌのモチーフ元)が携わっているがその会社自身も任天堂(ブランのモチーフ元と思われるゲーム会社)と非常に縁が深く、(立場は殆ど逆だが)お互いのゲームハードで雌雄を決しようとしていたが、セガがハード事業から撤退してからは、最大のライバルであった任天堂にアプローチを掛けて(特にマリオ&ソニックシリーズのコラボやセガハードの3DSのテーマ)お互いの関係が良好であるような部分も多く見られた。
ちなみに某ゲームでは最初はセガのキャラはソニック1人だったがシリーズをまたぐごとに増えており現在ではもう2人増えており彼女のモチーフと同じ3人と最大人数となっている。
また、新次元ゲイムネプテューヌVⅡで両名と絡むゴールドサァドの元ネタとは何の因果かプロジェクトクロスゾーン2で共演している。
その後、mk2以降ではセガの表記が書かれておらず、その影響でかノワール(対応ハードであるPS系統=SCEIモチーフと思われるキャラ)とネプテューヌが絡みやすくなったと思われる。
関連タグ
マジェコンヌ(良い意味でだいたいこいつのせい?)