ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

ビッグ・ショー

びっぐしょー

ビッグ・ショーとは、かつてWWEで活躍したプロレスラーである。本名ポール・ワイト。現在はAEW所属。
目次 [非表示]

概要編集

1972年2月8日生まれ、アメリカ合衆国サウスカロライナ州エイキン出身。

本名はポール・ドナルド・ワイト2世。

身長213cm、体重200kgを誇りWWE、特に大型選手が多く在籍していたアティチュード時代においても圧倒的な存在感を誇っていたレスラーである。

異名はかのアンドレ・ザ・ジャイアントも拝命していた大巨人、その体格からは考えられないほど高い運動神経や受身技術から世界最大のアスリート

日本のアメプロ界隈では名前を語感で直訳した大塩さんの愛称で親しまれている。


なお、プロレスにおいて「塩」は試合が面白くない、つまらないレスラーを指す単語だが、大塩さんはむしろ試合がうまく面白いレスラーであることは注意していただきたい。


来歴編集

大学時代まではバスケ選手として活躍。

ハルク・ホーガンにスカウトされ、プロレス教習所「モンスター・ファクトリー」で七ヶ月に及ぶ訓練を積む。

その後、WCWの教習所での再訓練を経て、1995年にアンドレ・ザ・ジャイアントの息子というギミックで、ザ・ジャイアントのリングネームでデビュー、いきなりホーガンからWCW王座を奪取した。

以降はnWoに加入するなど活躍したが、WCWが放漫経営を極めるようになると、いち早く見切りをつけ、WWFに移籍。


WWFには99年にビンス・マクマホンの刺客として参戦、リングを下から破って登場するという衝撃的なデビューを果たした。

リングネームも"ビッグ・ショー"ポール・ワイトに変更、以後正式なリングネームとして知れ渡ることとなる。

以降、WWEではその体格や高い受身技術を高く評価され、ストーリーにおける便利屋としての地位を確立。

ある時は最高王座を戴冠、またある時は大型新人の壁となり、またある時は若手選手の引き立て役となるなど八面六臂の活躍を見せる。


05年には初の日本でのテレビ収録となったさいたまスーパーアリーナ大会にて元横綱のと会い、「日本のビッグ・ショーだ」と意気投合。

レッスルマニア21にて、史上初の相撲マッチを行い、後のさいたま大会ではタッグも結成している。

曙さんホントはアメリカ人だけどね。


また、08年にはスポット参戦したフロイド・メイウェザーと抗争したが、当初の予定では大塩さんがヒールを演じるつもりが、メイウェザーの悪名故かレッスルマニア24での対戦に至るまでにベビーフェイスとヒールの立ち位置がファンの間で勝手に入れ替わっていたという珍事も発生している。

(一応、似たような事例も無くはない。)


また、WWE傘下で復活したECWにも参戦、ECW王座を戴冠しており、WWE、WCW、ECW全ての最高王座を全て戴冠した唯一のレスラーとなった。


が、王座戴冠後の扱いに困ってしまう為か王座戴冠の回数に反して在位期間は短い傾向にあり、11年12月に9年ぶりに当時の最高王座の一つである世界ヘビー級王座を獲得した際に至っては、決着直後にマネー・イン・ザ・バンクの権利を行使したダニエル・ブライアンによってヘビー級王座を奪われてしまい、在位期間45秒という不名誉な記録を残してしまったりもしている。


長らくWWEに所属し続けていたが、2021年2月に金銭面での意見の食い違いからWWEとの契約を更新せずに脱退、ポール・ワイト名義でAEWにコメンテーターとして移籍した。


身体能力編集

先述したとおり、身長213cm、体重200kgと、大型選手の多いWWEの中でも一際目立つ存在なのだが、特筆すべきは身体能力。

その最たる例が、ブロック・レスナーマーク・ヘンリーブラウン・ストローマンといった怪力自慢レスラーとの対戦における雪崩式ブレーンバスターを喰らってのリング崩壊である。

勿論「ビッグ・ショーが叩きつけられてリングが崩壊した」というのは設定であり、実際には演出上の仕掛けがある(DDT「大社長」高木三四郎によると、着地の衝撃でリング下を結んでいたワイヤーが破断した)のだが、それを差し引いても巨大なリングがペシャンコになる様は圧巻。

ここで注目すべきは通常サイズのレスラーでも一歩間違えば大怪我を負いかねない雪崩式ブレーンバスターを綺麗に受け切る受身技術である。

特にストローマン戦においては、ただでさえ危険な雪崩式ブレーンバスターを3回も食らった上でのリング崩壊であったため、いかにビッグ・ショーの受身技術が高いかがみて取れるだろう。

動画も残っているので、気になった方は是非調べて視聴してみよう。

(ちなみに2011年のヘンリー戦でリングをぶっ壊した際、後続にジョン・シナアルベルト・デル・リオによるWWE王座を賭けた試合が控えていたのだが、修理する時間がなかったのかペシャンコに潰れ、リングロープも弛んだリングでそのまま試合が行われることになってしまった。最高王座戦らしからぬシュールな絵面はある意味必見。)


また、ゴールドバーグとの対戦ではジャックハマーで垂直に持ち上げられた際に足をピンと伸ばす、WCW時代に日本に参戦した際にはコーナーポストからミサイルキックを放つなど、体格離れした身体能力の逸話は多い。



人物像編集

強面から勘違いされがちだが、優しい性格で涙脆く、アンドレと並んで自身が尊敬するレスラーであるリック・フレアーの引退セレモニーでは、バックステージで涙を流しながら感謝の言葉を述べたという。

また、巨漢レスラーはその重過ぎる体重ゆえに全身にかかる負担や、暴飲暴食の影響により重度の内臓疾患や動脈硬化を抱えるなどして早死にするケースが多く(アンドレ・ザ・ジャイアントや、2024年に試合直後に急死した吉江豊など)、大塩さん自身も「長生きできないだろうと悟っている」とコメントしている。

タレント性も高く俳優活動も行なっており、最近だと20年にNetflixで自身が主人公を務める「ビッグ・ショーのファミリーショー(原題The Big Show show)が配信されている。


得意技編集

「ザ・ジャイアント」時代に開発した唯一無二の必殺技。

プロレス史上、最高高度(240cm)まで持ち上げられて、最も滞空時間(3秒半)が長く、腕に体重(193kg)を乗せて膝をつくように落とされるため、プロレス界の投げ技の中ではトップレベルの破壊力。

現在は危険すぎてほとんど使用されておらず、封印状態にある。

ビッグ・ショー時代は、ショーストッパーと呼ばれるようになった。

なお、通常のチョークスラムも使用するが、圧倒的な体格から名手の一人として認知されている。


  • WND/KOパンチ

現在のフィニッシャー。

相手の顔面へのとにかく強烈なゲンコツ。

相手は吹き飛び、最悪失神する。

技名は大量破壊兵器 (Weapons of Mass Destruction)に由来するが、名称的にアレだったのか12年以降はほとんどKOパンチと呼ばれている。


  • ファイナル・カット

一時期のみ使ったフィニッシャー。

ドラゴンスリーパーの体勢から、相手の頭部を離すと同時に自分の体を反転させ、その遠心力を利用して自分の片腕(相手の頭部を抱えていなかった腕)を相手の喉元にエルボー・ドロップで叩き付けて、その瞬間に自分の体を背中からマットへ倒し込み、その勢いを利用して相手を背面からマットへ叩き落とす技。

何気に大塩さんオリジナルの技である。

やっぱり相手を負傷させる恐れがある為封印。


  • チョップ・スマッシュ

コーナーポストに追い詰めて相手の胸めがけて振りぬく。

威力もさることながら凄くいい音がする為、ベビー時代には技を放つ前に客席に向かい「シーッ」と静かにする様アピールしてから放っていた。


  • スピアー

ゴールドバーグやロマン・レインズが使用することで有名な技。

一時期使用していた。


関連動画編集

入場曲「Big」


関連タグ編集

WWE AEW プロレスラー

関連記事

親記事

WWE だぶりゅーだぶりゅーいー

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 408

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました