ブラックナイト(MARVEL)
まーべるのぶらっくないと
特定の1人を指す名前ではなく「エボニーブレード(Ebony Blade)」を受け継いだ人物に与えられる称号。
これはさかのぼること6世紀、魔術師マーリンが隕鉄から鍛えた魔剣で、人を斬ることはできないが、石や金属も両断する切れ味を持ち、あらゆるエネルギーを吸収したり、跳ね返したりして、使い手を守る。
しかし使い手が人を殺めると、血に飢えた狂戦士にする呪いがかけられている。
襲名者は、作中での主要キャラとしては3人いる。
初代
スカンディアのパーシバル(Percival of Scandia)。円卓の騎士・パーシヴァル卿その人。剣と同じ素材の黒い鎧と、黄色いワシの描かれた盾を持ち、愛馬サンダーで戦場を駆けた。
キャメロットの落城時に彼も死亡するが、魂の状態となり、後任を見守り続けている。
2代目
本名:ネイサン・ギャレット(Nathan Garrett)。パーシヴァルの末裔。
元は生化学者で、科学技術で作られた黒い鎧と兜に身を包み、翼のあるロボット馬を駆る。
産業スパイをしていた際にハンク・ピム / アントマンと戦い、その縁からバロン・ハインリヒ・ジモが結成した第1期「マスターズ・オブ・イーヴィル」に参加。アベンジャーズとも何度か戦っている。
つまり正真正銘のヴィラン。パーシヴァルはこれを案じ、エボニーブレードが手に入らないようにしていた。
3代目
本名:デイン・ウィットマン(Dane Whitman)。ネイサンの甥。
装備を受け継ぎウルトロンが結成した第2期「マスターズ・オブ・イーヴィル」に参加したが、元から正義感が強く、パーシヴァルの導きでエボニーブレイドと黒の鎧を手にし、チームを裏切ってアベンジャーズに加入した。
ロマンスはジャネット・ヴァン・ダイン / ワスプ、リタ・デマラ / イエロージャケット、セルシなど多い方だが、どれも不運に終わっている。
演:キット・ハリントン、吹替:花輪英司
映画第26作『エターナルズ』に3代目のデインが登場。
また叔父の存在も言及されているが、2人の関係は良好ではない模様。
花輪氏はドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』のジョン・スノウ役などでもキット・ハリントンを担当しているほか、日本発のアニメ『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』『フューチャー・アベンジャーズ』ではアイアンマンを演じている。