概要
CV:田中康郎
『人造人間キカイダー』第4話に登場するダークロボット。水牛(バッファロー)がモデルなだけに水中での行動も得意とする。
身長198㎝、体重105㎏の巨体は伊達ではなく、片手でアクセルを全開にした軽自動車を反対側に引き摺れるほどの怪力を有し(ただし劇中引っ張ったのは服部半平のおんぼろ車)、装甲は火炎放射にも、電撃にも、機関銃にも、500tの鉄球の直撃にも傷一つ付かないほど頑丈。
両腕の蹄はハサミ状に物を挟むことも出来、頭の角は引き抜くと「バッファローミサイル」になる(ミサイルという名称だがブースターはついておらず、投げて使用)。素手で投げた方がミサイルより速いというのだから手に負えない。口には火炎放射器が仕込まれている。
この高いスペックは海外のシンジゲートからも高く評され、なんと50万ドル(1億8千万円。当時はかけそば一杯120円くらい)の値が付いた…のだが、プロフェッサー・ギルからダークの女性プログラマーが脱走したことから連れ戻す命を受け、行動を開始。
一度はプログラマーをかくまった半平を金で買収し(なんとちゃんと支払った…だが光明寺マサルに没収された)確保するも、それを助けんとするキカイダーと交戦、電磁エンドで鉄屑にされた。嗚呼、勿体無い。
14話でダークロボット1期組全員が復活した際には3倍にスペックを強化されたが、新型のギンガメに突っかかっていった結果ブルスコング共々銃撃を受けて再びぶっ壊された。14体全員でキカイダーに立ち向かえばよかったんじゃないのとか言ってはいけない。そういう番組だから。
派生作品
『キカイダー02』ではキカイダーの倍以上の巨躯(あまりにデカすぎて、出撃しただけで校舎が半壊している)とオックスオルフェノクのような極端に巨大な上半身を有する形状になっている。
ダークによって洗脳電波の実験場にされた学校で光明寺博士の次女・光明寺ヒナノをとらえようと暴れ回るも、キカイダーがサイドマシーンの突進の勢いを付けて放った電磁エンドで両腕をもぎ取られて半壊。最後はシャドウのスパイとして女教師に扮し潜入していたビジンダーにより、証拠隠滅のために上官の工作員502号(=ニセ学園長)共々消し飛ばされる。
『人造人間キカイダー The Novel』でも、上記のような最強の鉄壁装甲を有していた…のだが、ブルスコング&アオタガメの3体がかり(3体とも「青くてパワー系」という共通点がある。そして青と言えば、ハカイダーの半身である「フュージティヴフロムヘル」に対応する正義のアンドロイド「ゼロダイバー」の色でもある)でハカイダーに挑んで逆にコテンパンにやられた挙句、ハカイダーショットでハチの巣にされて3体仲良く大爆発した。
『KIKAIDER 00』ではXASHのバイオロイドとして登場するも、ブラックホース共々暴走した白骨ムササビに虐殺される。
EPレコードのジャケットでは色違いの「レッドバッファロー」がダーク13人衆として紹介されており(※1)、『THE ANIMATION』最終話でも量産型として登場するが、全個体がキカイダーに破壊された。
(※1)テレビ版の13体とは異なり、ブルードッグ、パープルスネーク、ピンクエレファント、サソリホワイト、シルバーカメーンがカウントされている。尤も、第1話のシルエットを見るに、テレビ版でもこうなる予定だった可能性が高い。
関連項目
オックスオルフェノク:牛の怪人で本名が青木。