概要
別名は宇宙大怪獣。
ベムスターの同族が、かに星雲の爆発のエネルギーを吸収して、突然変異を起こし、体質が変化した事で誕生を遂げたベムスターの亜種。
ベムスターよりも遥かに体がデカくなっており、劇中で語られる所によれば、推定身長は100mにも及ぶ。目つきが鋭くなり、瞳が無くなっているなど、以前地球へと襲来した個体と比べて凶悪な顔つきとなっており、脇の被膜の部分に鋭い爪のような物がびっしりと生えている物に変化しているなどの違いがある。
さらに、以前のベムスターが主食としていた水素、ヘリウム、窒素に加え、宇宙空間の浮遊惑星や衛星、更にはそれらの星々が帯びている重力もを餌としているというどこぞの悪食な宇宙怪獣一族並みの、とんでもない化け物へと進化している。
また、そのパワーもベムスターの比ではなく、ウルトラブレスレットを装備したウルトラマンジャックですら苦戦するほどの相手でもある。
以前の個体同様、誕生後に周りの小惑星を飲み込みながら地球へと向かって進撃を始めたため、以前よりも遥かに強力になっていることから、甚大な被害を避ける為に、地球へと襲来する前に宇宙空間での決着がMATに求められる。
そして、宇宙空間での決戦において登場したジャックやMATをとことん追い詰めるが、最後は腹部の口に飲み込む寸前の超高性能爆薬『スパイナー』(※)にジャックが『スぺシウム光線』を放ち誘爆させ、その爆発に巻き込まれて爆死した。
※『ウルトラセブン』第28話でキル星人と恐竜戦車が強奪を目論んでいたアレ。『帰マン』でも第5話で台詞に登場している。