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CV:大塚明夫/マイケル・マコノヒー(英語吹き替え版)


概要編集

ダークアクシズの三幹部の一人、最高技術長官「プロフェッサーガーベラ」の正体。

GP01ハイパーキャプテンガンダムの後継機「GP04マドナッグ」として未来のネオトピアで生み出された新型モビルディフェンダーだったが、ダークアクシズによって「人を信じる心」を「憎む心」に変えられ主人公たちと敵対する。

キャプテンの戦闘データをベースにしたこともあり、性能はキャプテンを上回り、その動きもほぼ読むことができる。


武器は頭部のバルカン砲と、バックパックのシュツルムブースターに収納されている2丁のビームガン。一丁はビームライフルでもう一丁はビームマシンガンとなっている。

ちなみに2丁のビームガンはとあるガンダムのビームライフルのように連結させることでロングバレルビームキャノンになる機構を持つが、これが再現されているのは公式サイトの紹介用グラフィックのみで、劇中では未使用。また両腕にビームサーベルを備えるが、劇中では両手がライフルで塞がっていたことから、主に蹴りを放っていたため、こちらも未使用。


経歴編集

過去編集

動き出した物語の向こうへ

キャプテンの後継機として開発され、当時はガンダムらしい白いカラーリングであった。

新しいワープ航行技術の実験のためテストパイロットに選ばれるが、実験中に発生した事故で時空の狭間に飛ばされて行方不明となる。その後ダークアクシズ要塞に辿り着いてジェネラルと接触し、彼によって「実験が失敗することを見越していながらデータ採取を優先したS.D.G.によって見捨てられた」という偽りの情報を吹き込まれ、ソウルドライブを黒く染められてしまう。

それに応じて機体の色も現在のダークグリーンを基調としたものに変化。以後はモノアイ式の装甲を着込んだ「プロフェッサーガーベラ」としてダークアクシズを統べるようになる。

自身が開発したコマンダーサザビーを始めとしたダークアクシズの面々やメカニックがネオトピアのテクノロジーと類似・共通しているのも、彼が元々S.D.G.所属だったからである。


キャプテンとの激突編集

天宮の戦争が終結したのを見計らい、ジェネラルと共に天宮への直接侵攻を仕掛けた際に装甲を脱ぎ捨てて正体を現す。

マドナッグとしてキャプテンガンダムと激突する中で自身を救ってくれなかったS.D.G.に対する恨みと悠久の彷徨で味わった孤独の苦しみをぶつけ、キャプテン以上の性能とシュウトがドーガ部隊の爆撃で応援できないことも手伝い、反撃の余地も与えないほどの銃撃の嵐を浴びせキャプテンを窮地に立たせる。

しかしS.D.G.が送り出したオプションZと合体したキャプテンの姿に困惑(戦闘データになかったのかは不明)、次第に追い詰められてしまい、さらにシュウトの応援で苦しんだところへキャプテンパンチを喰らい敗北した。


最期編集

「私は負けん!人の心に、貴様たちの心などに私は負けん!!」

「私の勝ちだ…私の…勝ちだーっ!!」


敗北後、自らジェネラル復活の生贄になるべく溶鉱炉に飛び込もうとした所をキャプテンに手を握られて制止される。

かつて自身の手を握ったのは、自身の姿を真似たジェネラルであったが、土壇場で救いの手を伸ばしたのは、自身が激しく傷つけたはずのキャプテンであった。

しかし、


「嘘だ………嘘だっ…!」

嘘だぁぁぁぁーっ!!


彼に助けられたことが信じられなかったか、その手を振りほどいて計画通りに溶鉱炉の中に落ちて自決した。しかし最後に溶鉱炉の中からもう一度手を伸ばしていたことから、本心ではキャプテンに救いを求めていたとも取れる。


なお、コミック版では洗脳が解けかけ、バックパックを破壊されたキャプテンガンダムを救った所でジェネラルジオングに撃墜され溶鉱炉に落下してしまうという、アニメとは逆のシチュエーションとなっている。コミック版の最後のセリフは「オレハ…モウイチドシンジ…」と自分が犯した悪行を後悔する悲劇的なものだった。


その後は復活しなかったが、ジェネラルジオングが自身の内部に捕えたシュウトに見せた悪夢を打ち破るべく彼が思い描いた未来の中にはネオトピア時代のマドナッグも描かれていた。


余談編集

モチーフ編集

名前の「MADNUG」は「GUNDAM」を逆転させた、いわば「反ガンダム」的なネーミング。

元となったMSGP04。プロフェッサーガーベラのモチーフであるガーベラ・テトラはGP04を改装した機体であるため、他作品でも二つの姿を持つキャラクターとして登場したことがある。

また、黒いガンダムという点からガンダムMk-II、さらにGPシリーズから発展したガンダムMk-Ⅱ試作0号機もモチーフではないかと言われる。

中の人つながり編集

マドナッグの声をあてた大塚明夫はガンダム作品と縁の深い声優。

ガーベラ・テトラの登場した機動戦士ガンダム0083では印象的なライバルキャラのアナベル・ガトー役を務めている。

また、ザンスカール帝国と戦う機動戦士Vガンダムのプラモデル関連CMは同氏がナレーションを担当していたが、ザンスカールをモチーフにした敵対勢力「デ・スカール」が登場するPS2専用ソフト「SDガンダムフォース 大決戦!次元海賊デ・スカール!!」でもシュウトと共にCMナレーションを担当しており、往時のCM再現のような形に。

更に、部下であるコマンダーサザビーの声をあてた池田秀一は言わずと知れたシャア・アズナブル役で、シャア(キャスバル・レム・ダイクン)の生い立ちを描くアニメ版「機動戦士ガンダムTHEORIGIN」のナレーションは大塚明夫が担当しているため、「マドナッグが若いころのコマンダーサザビーを解説している」と言われたりもする。


関連タグ編集

SDガンダムフォース ダークアクシズ ジェネラルジオング プロフェッサーガーベラ ハイパーキャプテンガンダム


ガンダム試作4号機・・・モチーフ機体。


ガンダムMk-IIガンダムMk-Ⅱ試作0号機・・・「敵対勢力の作った暗色のガンダム」として有名。


マスクコマンダー・・・モノアイ式の仮面で素顔を隠し、なおかつキャプテンと因縁のある黒いガンダム繋がり。こちらはキャプテンと和解こそできなかったものの、互いに認め合うライバル関係を築いている。


牙忍・鉄斗羅/鉄斗羅頑駄無・・・マドナッグと同じ機体をモチーフにしているが、こちらは彼とは全く逆の道を辿っている


孫尚香ガーベラレイフガンダムGP04・・・マドナッグとモチーフを同じくするが、どちらも完全な善玉キャラで、前者の方はGP01モチーフのキャラとの縁があるという点が共通している。


マドロック・・・名前の響きが似ているガンダム。


機動戦士ガンダムUC・・・本来の姿のマドナッグと同じ純白のガンダムタイプを主役とする作品。同作の劇伴に「MAD-NUG」という名の楽曲がある。


悟空インパルスガンダム・・・マドナッグと同じくその世界の人間によって作り出されたヒューマノイドでラスボスによって偽りの記憶を植え付けられ一時事的に主人公達と敵対した繋がり。でも、彼はマドナッグとは違って主人公のおかげで我を取り戻し最終的にラスボスを倒した。


アナベル・ガトー・・・日本語版における中の人繋がりで、GP04の兄弟機を強奪して駆っている。


ノリス・パッカード・・・海外版における中の人繋がり。


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