当記事は「ミュウツー」から分離・独立させています。
記事の肥大化を防ぐため、先方に当記事の内容を追加しないようお願い致します。
概要
ロール | バランス型(X)、アタック型(Y) | |
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タイプ | 攻撃(X)、特殊(Y) | |
攻撃範囲 | 近接(X)、遠隔(Y) | |
わざ1 | ねんりき(必中)→レベル5 みらいよち(必中・妨害)/サイコブレイク(必中・妨害) | |
わざ2 | バリアー(ムーブ)→レベル7 じこさいせい(能力上昇・回復)/テレポート(ムーブ・能力上昇) | |
ユナイトわざ | インフィニティサイコバーン(範囲・妨害) | |
とくせい | プレッシャー |
スペック詳細
特性プレッシャー
どちらも通常攻撃や一部の技の追加効果でメガゲージを増加させることが出来る。メガゲージが満タンになるとメガシンカし、一部の能力が上昇する
Xでは
メガゲージが増加するほど攻撃と防御と特防が上昇する。メガシンカすると攻撃と防御と特防がさらに上昇し、最大HPと移動速度も上昇する。
Yでは
メガゲージが増加するほど特攻値と攻撃速度が上昇し、メガシンカすると特攻値と攻撃速度が更に上昇し、最大HPと移動速度、通常攻撃の射程も上昇する。
通常攻撃
Xでは
相手を殴って攻撃し、攻撃するたびにメガゲージが増加する。
またメガシンカすると攻撃するたびに相手に張り付くようになり(ザシアンの通常攻撃の4段目のようなもの)、与えたダメージに応じて自分のHPが回復するようになる。また三段目が強化攻撃となりに、与えるダメージが増加する。
Yでは相手にエネルギー弾のようなもので攻撃し、攻撃するたびにメガゲージが増加する。
またメガシンカすると射程が伸び、命中するたびに爆発する範囲攻撃となる。またダメージを与えた相手の移動速度を下げる。
技1みらいよち
Xでは
相手一体を自分に引き寄せる。生半可な耐久のポケモンは引っ張られるだけで死を覚悟する。しかも必中である。実装当初は「引っ張られる=死あるのみ」という理不尽さが多くのプレイヤーの反感を買った。
Yでは
Xとは逆に近づいた相手を突き放す。全体的に脆いポケモンが多いアタック型では喉から手が出るほど欲しい技であり、自衛技がアタック型の中でも特に乏しいフシギバナは泣いていい。ジュナイパーのリーフストームやミュウのひかりのかべも同じような技だが、こちらは必中である。
技1サイコブレイク
Xでは
指定した相手に念波でダメージを与え続け、最後に当たると1秒間吹き飛ばす強力な爆発を起こす念波を送るというもの。念波でダメージを与えている間は妨害無効のバフが付与され、受けるダメージが減る。念波を送っている間は通常攻撃ができない(技2は使用できる)などのデメリットはあるものの、送る相手の移動速度を下げるデバフの付与、長時間の妨害無効はやはり強力であり、引き撃ち追い打ちの両方がしやすいというメリットもある。特に長時間の妨害無効は近距離で妨害してくるディフェンス型やバランス型、アローラキュウコンやのようなベタ足で妨害してくるアタック型、エーフィのような妨害しながら逃げるアタック型など妨害をメインに扱うポケモンに刺さりやすい。
Yでは
Xのダメージ軽減がなくなった代わりに距離に応じたダメージ上昇効果が追加される。みらいよちと比べると自衛能力で劣ってしまうが、先ほど紹介した妨害をメインに扱うキャラが多い場合は採用の余地がある。
技2じこさいせい
Xでは
シールドが付与された後、シールドが付与されている間の移動速度が上昇し相手のポケモンから受けたダメージに応じて自分のHPが回復する。さらにシールドが相手のポケモンによって無くなったときはすべての技の待ち時間が30%短縮されメガゲージが溜まる。まさに至れり尽くせりである。
Yでは
移動速度が上昇するところまでは同じだが、シールドが付与されている間受けたダメージではなく通常攻撃で与えたダメージに応じて自分のHPが回復する効果が付与される。さらにシールドが破壊されずに時間経過で消失した場合メガゲージが増加するため、野生ポケモンを狩りながらメガゲージを溜めれるという利点がある。
技2テレポート
Xでは
指定した位置に瞬間移動し、少しの間移動速度と与えるダメージ、メガゲージの増加量が増加する。機動力を上げることが出来るが耐久が下がってしまう。
Yでは
技を使用したあと短い間に一回だ再使用が出来る。上昇する効果は同じだがダメージ増加効果がXの2倍と強力である。移動距離もかなり長いため前線復帰にも使えるが、待ち時間がXより長いため逃走手段が長時間無くなってしまうことには気を付けよう。
ユナイト技:インフィニティサイコバーン
Xでは
技命中時に相手の防御を下げる。
Yでは
技命中時に相手の特防を下げる。
史上最強最悪のユナイト技
今までのユナイト技は「射程範囲内のポケモンを対象として攻撃・妨害する」といった画面内で効果を発動する(カイリューやドードリオのユナイト技も画面内でダメージが発生する)ものだったが、この技は「スタジアム全体の相手ポケモンを攻撃する」という正真正銘のぶっ壊れ技。
全ての相手のポケモンに赤い円が表示され、数秒経つとその範囲を攻撃するというもの。少し移動したりだっしゅつボタンを使えば避けれる範囲ではある。さすがに必中ではないが画面内でもユナイト技が必中じゃないポケモンは大勢いるので十分壊れている。更に技が命中した場合は耐久を下げるともう壊れている。
更に全ての敵に攻撃するという仕様上すべての敵の位置が割れる。例えるとスプラトゥーンでいうスーパーセンサーのようなものだが、MOVAというゲーム種においてすべての敵の位置が割れるというのは重要なことであり、あらゆる戦術を封殺出来てしまう可能性がある。
更にこの技はダメージを与えるものなので様々な用途が存在する。
- ラストスパート時にあと一歩間に合わない相手のゴールインを阻止する
- ブッシュに隠れてリコールしようとしている敵をKOする
- 集団戦で敵が密集しているところに打ち込んで大ダメージを与える
- レックウザなどのオブジェクトの真下にいる敵にユナイト技を合わせラストヒットを搔っ攫う
などなど、あらゆる場面で活躍できる。もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな。
しかもこの性能で実装当初は全ユナイト技中でクールタイムが最遅ではなかった。
ちなみにデスタイマー中のポケモンや合体中のキュワワーには反応しない。
歴史
ミュウツーX参戦・環境の崩壊
2023/07/18にXが追加。ポケモンユナイト2周年を記念して参戦を果たした。
ポケモンユナイトの歴史を大きく変えたといっても過言ではない正真正銘のぶっ壊れ。
もうとにかく全てがぶっ壊れており、なんと実装から8時間後に下方修正が告知、実装から21時間で下方修正実行というポケモンユナイト史上最速ナーフを達成してしまった(それまでの最速記録はニンフィアの2日)
それでいてなお、初週(3日間)の勝率が全体勝率が55.68%、片方のチームのみにミュウツーがいる時の勝率が66.29%というトンデモ勝率を達成し、特に片側勝率66.29%はポケモンユナイト史上最高勝率となっている。
因みにミュウツー実装半年前に環境を崩壊させたザシアンはテストサーバーを介していなかったが、こちらはテストサーバーに実装されている。つまり事前に性能調整を行ってこの始末と言うことである。
最強のYの登場、Xの暗黒時代
後を追う形でYも登場し、そちらはアタック型のメイジ的な立ち位置になっている。
もちろんこちらも壊れており、とてつもない間隔で鈍足デバフ付き範囲通常攻撃を浴びせてくるため、エースバーンやドラパルトのような通常攻撃主体のポケモンを駆逐してしまった。
アタック型の宿命なのか、耐久は低めだが、レベル5からは通常攻撃で与えたダメージの一部を回復するので生半可なバランス型より耐久が高かったりする。
スピード型で急襲にも未来予知で行動不能となっている間にテレポートで逃げられる。下手すれば行動不能の間に攻撃されるだけで体力の大半が消し飛ぶ。やはりフシギバナは泣いていい。
という風に、これまでにアタック型の常識を色々と覆し見事ぶっ壊れとして環境に降臨した。
だがここまではミュウツーXが1日でナーフされた時点で誰もが察していた。しかし問題はもう片方のあいつである。
Yが解禁されると同時にXの勝率が43%まで落ちたのである。
X暗黒時代の幕開けである。
実装直後のこいつらほどではないが、このポケモンは先週までピック率勝率共にトップだったポケモンである。
もちろんこれには理由がある。
- 当時はY対策にグレイシアやブラッキー等が使われていたが、それらのポケモンと相性が悪かった。
- ミュウツーXのみらいよちでミュウツーYを引き寄せたとしても結局ミュウツーYのみらいよちで突き返される。
- ミュウツーXを選択するとミュウツーYを選択出来ない。
このような要因が重なり、勝率ジェットコースターと呼ばれてしまう始末である。
その後ミュウツーYがナーフされたと同時にミュウツーXもナーフされる。恐らく同時にXをナーフしなければ結局歯止めが効かなくなってしまうXが一強となってしまう時代を考慮しなされたものだと思われる。実際このナーフによりXの勝率も53%と大きく持ち直したものの参戦直後と比べればまだ安定したものであり、プレイヤーから今回の対応は非常に評価され「ユナイト史に残る英断」と言われている。
ちなみにこの時Yと相性が良かったハピナスも巻き添えでナーフされた。
止まらないナーフ
XY両方が実装時点で頭二つ抜けていたため、一回のナーフ如きで落ち着くわけもなく、数回に渡ってナーフされ続けた。そしてついに…
ランクマッチ追放
12月2日、運営は「12月5日からザシアン・ミュウツーX・ミュウツーYをEXポケモンに指定し、マスターランクのプレイヤーが1ゲームに人でもいた場合EXポケモンは使用不可となる」と発表。
エキスパートランク以下だと使えてしまうが、マスターにさえ上がってしまえば環境を荒らし続けた三体の伝説ポケモンとはランクマッチにおいて会うことは無くなり、プレイヤーからは称賛の声が上がった。
復帰勢も見られるようになり、今後ポケモンユナイトは更に盛り上がっていくと思われたが…
エオスエナジーを払い釈放
公式より2月27日からミライドンの実装と共にランクマッチEXポケモンの制限がないことが告知され、釈放が決定。
しかし2024年2月27日のアップデートで特性の内容が大幅変更される。「メガシンカ時に所有しているエオスエナジーを消費した分だけメガシンカ継続時間が変化」というものに変わり、25エナジー以上を所有してないと従来のメガシンカ継続時間より短くなってしまうため、実質ナーフと言えるだろう。
新しいEXポケモンのミライドンの特性もエオスエナジーを消費するものなので、今後のEXポケモンの特性はエナジーを消費するものと予想される。ちなみにこのタイミングでザシアンは何故か強化された。
余談
「史上初」が多いポケモン
- 初めてのスタジアム全体ユナイト技
- 初めてのメガシンカポケモン
- 初めてユナイトライセンスを2枚持つポケモン
- 初めて1日でナーフされたポケモン
- 初めてユナイトに映画で登場した禁止伝説級ポケモンが参戦した
メガストーン無しのメガシンカについて
ザシアンは持ち物枠の一つを朽ちた剣で固定することで剣の王の姿としてバトルしているが、ミュウツーがメガストーンを持たずにメガシンカ出来るのはおかしな話だろう。
一応「神速のゲノセクト>神速のゲノセクト_ミュウツー覚醒」に登場するミュウツーはメガストーン無しでメガミュウツーYに進化したが、メガミュウツーXに関しては映画どころかアニメにも登場していない。
このことから一部のプレイヤーから「ミュウツーにメガシンカアイテムを持たせるべき」という声も上がっている。