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概要編集

地球を飛び立った宇宙戦艦ヤマト冥王星にてガミラスと繰り広げた戦い。ヤマトの地球発進から3日後の2199年2月14日に勃発した。


冥王星にはガミラスの地球攻撃用の前線基地が設けられており、ここを無力化できれば人類を苦しめ続けた遊星爆弾攻撃も止む。作戦実施はヤマトクルーの意思に委ねられており、実施するか否かで古代進島大介が衝突したこともあったが、最終的に沖田艦長の意向により作戦の実施が決定する。


戦況の推移編集

作戦内容はヤマト本艦がガミラス艦隊を引き付けている隙に、事前に発艦した航空隊が密かに冥王星へ降下。惑星上を低空飛行して基地を捜索し、発見次第攻撃を加えるというものだった(さらにヤマトが敵艦隊を突破できたなら上空から艦砲射撃も与える)。


しかしガミラス側は艦隊戦力ではなく、反射衛星砲によるロングレンジ攻撃を敢行(波動砲を警戒したためとも言われる)。ヤマトはその強力な陽電子ビームに立て続けに被弾し、冥王星の海に沈んでいく。これは偽装沈没ではあったが、船体・クルーともに大きな被害を受けたことは事実で、さらに浮上すれば再び反射衛星砲の餌食になるため迂闊に動けない状態となってしまう。

航空隊は発艦済みだったため予定通り冥王星に降下はしたものの、地表には基地以外の人工物も多く、基地自体はステルス化しているためそれらとの判別は困難であり、ひとつひとつ虱潰しに捜索していくしかなく、発見に時間を要する状態。


しかし、ガミラス側にも油断があった。

まず、ヤマトが沈んだのを見た基地司令のヴァルケ・シュルツは、ヤマトが完全に轟沈したと思い込み、確認も不十分なままガミラス本星のデスラー総統へ直接報告を入れてしまう。これは二等臣民としての自分達の立場の弱さ、そして直属上官のグレムト・ゲールが部下の手柄を横取りするような人物と見做されていたが故であったが、この行動が後に自らの首を絞める形となり、シュルツの判断に焦りが生まれてしまう。

さらに、地上施設のひとつにヤマト航空隊が接触。ヤマトを撃破したと思い込んでいるガミラスはあくまで残党狩り程度のつもりで安易に基地から防空隊を出撃させてしまう。しかしその時偶然にも基地近くを古代進と山本玲コスモゼロが飛行中であり、基地をステルス化している人工オーロラからガミラス戦闘機が飛び出してくるのを目撃され、基地を発見されてしまった。


一方で基地を発見した古代達は、そのまま遮蔽シールドを破壊して基地のステルス化を解除し、基地の位置をヤマトに報告することに成功する。

冥王星の海から浮上したヤマトに対し、上記の通り報告を上げてしまっていたガミラス側はすぐさま反射衛星砲で攻撃を行うが、既に反射衛星砲の特性を見抜いていたヤマト側は反射衛星を破壊することで回避。さらに反射衛星砲が放たれる瞬間を山本が目視確認し、砲台の位置を特定。ヤマトの三式弾で砲台を破壊することに成功。

その余波で起きた津波とヤマトの艦砲射撃(特に、砲弾が艦の発進口に飛び込みガミラス艦隊にダメージが入り、なおかつ何故か艦のドックと同じスペースに壁などで分けられずに超大型ミサイルも存在しており、航行不能になった艦がミサイルに激突し誘爆したことが大きかった)で冥王星基地とガミラス艦隊を機能不全・壊滅に追い込み、遊星爆弾攻撃を根絶した。


この戦闘でガミラス側は数隻が脱出するも艦隊旗艦のシュバリエルを逃がすために残りの艦が囮となるが撃沈。旗艦1隻を除いて全滅する結果となった。



余談編集

続編の『宇宙戦艦ヤマト2202』にて、太陽系には冥王星だけでなく第十一番惑星にもガミラス施設があったことが明かされた。ただしこちらは地球攻略用の基地ではなく、居住惑星として開拓が行われていた。

冥王星基地が壊滅した後のガミラスがこの星を第2の攻略拠点としなかった理由については、小説版にて「人工太陽がたびたび不具合を起こしていたから」と語られている。


関連タグ編集

宇宙戦艦ヤマト2199 メ号作戦

ヴァルケ・シュルツ ゲルフ・ガンツ ヴォル・ヤレトラー

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