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概要編集

初代『バイオハザード』の舞台「洋館」に住み着く巨大な毒蛇。

事件の黒幕「製薬会社アンブレラ」が起こした生物災害で偶発的に生まれた。

生物兵器開発用に飼育されていた毒蛇が事故で逃げ出し、漏洩した「T-ウイルス」に感染したことで常軌を逸した巨体に変貌。「あくび(Yawn)」をするように大口を開けて獲物をひと飲みにする。

ゲーム最初のボスとして圧倒的なインパクトを持ち、作中では2度戦うことになる。


能力編集

初代PS版編集

その全長は10mに達する。

実在する蛇にも9mのアナコンダ(死骸の損傷のためギネス認定されず)が確認されているが、このヨーンは胴回りもドラム缶のように太くなっており、人間さえもひと飲みにしてしまう。反面、急速な発達のためか太さに対する全長の割合が小さく、全体像はかなりアンバランス。また、体表にはヌメリを帯びたコブが浮き上がっており、丸みを帯びた頭部や小さな牙が並ぶ口は蛇というよりアシナシトカゲに近い。


牙の成人男性を数分で死亡させるほど強力で、特殊な血清がない限り治療は不可能。主人公の同僚リチャードに襲い掛かり、重傷と毒を与えて死に至らしめた。


また巨体ゆえにタフであり、至近距離から散弾を浴びてもびくともせず、鎌首をもたげながら素早く這いずり噛みついてくる。遭遇する屋根裏部屋の狭さもあいまって攻撃を全て避けるのは至難のワザ。最初のボスながらかなりの難敵で、操作キャラが毒に侵された場合はストーリーの展開次第で仲間に助けられるか、自力で血清を取りに行くことになる。当然、その分クリアタイムはロスしてしまう。


弱点はグレネードランチャーの硫酸弾で、ジル編でしか入手できないものの有利に戦える。またショットガンの攻撃も実は身体の複数個所に当たり判定があるためダメージが大きく、クリス編ではそれで戦っていくことになる。

一定のダメージを与えると部屋の一角にある穴から逃走する。


ストーリーを進めて寄宿舎から洋館に戻ると、ピアノホールで再び遭遇。

暖炉の穴から現れて、ピアノの前に立つ主人公に突撃。この時に地面と衝突して、都合よく隠し部屋を見つけてくれる。

前回の戦いの傷のせいか、この戦いでは噛まれても毒を受けなくなっている。が、操作キャラの体力が減った後、グルリと巻き付いて飲み込んでしまう即死攻撃を使うようになる。グリーンハーブ等で体力を回復し、使わせないように注意しよう。

体力をゼロにすると断末魔の叫びと共に倒れ、身体は煙をあげながら溶け崩れる。


リメイク版編集

映像の大幅な進化にともない、より蛇としてリアルな造形となった。

スタッフのこだわりによって、鱗の質感や頭と胴体をつなぐ細い首、扁平な三角形の頭、口を開けた時にせり出す2本の毒牙までキッチリ再現されている。逆に、胴体はさらに太くなってアンバランスさが増大。まるでツチノコのような全体像はウイルスによる急激すぎる変異を表しているのかもしれない。


敵としての強さは……ハッキリ言ってザコ

動きが大幅に遅くなり、部屋の障害物もなくなったため、距離を保ちながら大きく部屋の外周を回るように動けばまずダメージは受けない。“よっこらせ”と鎌首をもたげてズリズリ這い回る姿は呑気にさえ感じるかもしれない。


しかし最大の変化はストーリーの方で、旧Verでは必ず毒で死亡する運命だったリチャードを血清で助けることが可能。さらにジル編では彼女がヨーンと遭遇した際に「さっきの借りだ!」と加勢してくれるのだが、すぐ後にショッキングな光景を目にすることに……


2度目の遭遇は図書室に変更。3階部分で現れ、急いでハシゴを降りないと突き落とされてしまうが、やはり毒はなくなり苦戦する相手ではない。本棚の裏に誘い込んで方向転換できなくさせ、その隙に尻尾側に回ればナイフでも安全に攻撃可能。

倒すと、わざわざ本棚に激しくぶつかり、埋まっていたキーアイテムを落としてくれる……


DS版編集

初代PS版をベースにアレンジされた「Deadly Silence」ではなんと別個体が登場

寄宿舎の怪植物「プラント42」を倒した大広間で遭遇し、一人称視点のナイフバトルで戦う。これがかなりの難易度で、こちらの攻撃は顔面の硬い鱗で弾かれてしまい、逆にヨーンの攻撃はカウンターが決まらないと防げない。特に難易度HARDのクリス編は連続攻撃の頻度が高いため、慣れない内は何度もYou Are Deadすることになるだろう。


アンブレラクロニクルズ版編集

Wiiで販売されたガンシューティング「アンブレラクロニクルズ」では、クリスとジルだけでなくレベッカも戦うことになる。

気絶した彼女の夢の中にまで現れて悪夢で苛んでいたが、そこへリチャードが合流し、共に館を調査していたところに遭遇。2人を図書室に追い込む。


今回のヨーンは原作とはうって変わって動きが素早く、遠距離から高速で蛇行して噛みついたり、頭を左右に動かして狙いを外す、階上の死角から奇襲、さらには大ジャンプからの急襲など、非常に活発に動き回る。

反面、ガンシューティングのゲームシステムの都合か毒を受けることはなくなった。

そして、倒したと思いきや、死んだフリで油断を誘い、レベッカを庇ったリチャードを牙で貫いてしまう

後にクリス&ジルと合流するも、彼の運命は変わらなかった……


関連タグ編集

バイオハザード B.O.W. クリス・レッドフィールド ジル・バレンタイン リチャード・エイケン レベッカ・チェンバース  アダー イルジヤ バイオゲラス グラボイズ

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