「……灰は灰、塵は塵。すべてを――等しく燃やし尽くしましょう。」
プロフィール
※ プロフィールの出典地域は本百科の推測なので注意。
概要
『Fate/Samurai Remnant』に登場するランサークラスのサーヴァント。
地右衛門をマスターとする、2本の槍を携えた黒い鎧とマント姿の女性。
その姿はとある世界でしか召喚し得ない竜の魔女に酷似しているが、その真相とは……
真名
フランスの聖女、『ジャンヌ・ダルク』。それ自体は事実である。英霊ジャンヌは決して自身の顛末に対し怨恨を抱かない為、異霊化することは無いとされているが、今回の召喚ではマスターである地右衛門による精神汚染を受けた結果、属性などが反転してしまっているようだ。
人物
一人称は「私(わたし)」。
見た目、能力、退廃的な言動など、一見するとジャンヌ・オルタ(ただし頭部のアホ毛がない)。
だがあちらと比べると強気で挑発的な態度は全く見られず、命令に淡々と従うその目と口調は、全てを諦めたかのように陰鬱かつ悲観的である。一方で他者に救いあらんと思う様子は、本来の聖女ジャンヌのようでもあり、暗い雰囲気ながらも人格としてはむしろこちらの方が近い。
能力
強引な召喚方法とマスターの影響による精神汚染の二重要因により、守護の力が破壊の力へと反転しており、また通常時と比べてサーヴァントとしての能力は極めて弱体化している。しかし、それ故に地右衛門のような二流のマスターでも彼女を縛り付け、命令を従わせることができる。
ステータス
マスター | 筋力 | 耐久 | 敏捷 | 魔力 | 幸運 | 宝具 |
---|---|---|---|---|---|---|
地右衛門 | C | B | B | D | E | A |
保有スキル
対魔力(E) | ランサーのクラススキル。魔術に対する抵抗力。強引な召喚、及びマスター契約の為に著しくランクダウンしている(ルーラー時は規格外のEXランクである)。 |
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宝具
悲嘆せし聖母(トリステス・ドゥ・ラ・ヴィエルジュ)
- ランク:D
- 種別:対人/対軍宝具
- レンジ:1~5
- 最大捕捉:1~50人
「戦場の死よ。」
「その嘆きを此処に――『悲嘆せし聖母(トリステス・ドゥ・ラ・ヴィエルジュ)』……!!」
『我が神はここにありて』を極度に劣化・反転させたものである2本の長槍。
戦場における嘆きや死を収束したものでもあり、人の絶叫のような音と共に怨嗟を力の源とした強力無比な斬撃を放つ。劇中では双槍をクロスさせて斬撃を放つというモーション。
堕天・灼熱異邦(フラム・ペイ・エトランジェ)
- ランク:D
- 種別:対人宝具
- レンジ:1~5
- 最大捕捉:100人
『紅蓮の聖女』と『吼え立てよ、我が憤怒』を足して割ったような性質の火焔攻撃。
基本的には自身の周囲の地面から立ち上る多数の火柱として現出し、その広域に及ぶ破壊力は折り紙つきだが、代償として自身もダメージを負ってしまう自滅型の宝具となっている。
このデメリットは、"世界を決して呪えない"ジャンヌが恩讐の炎を振るうという矛盾からで、ランサー自身もこの宝具の使用を固く禁じており、たとえ禁を破っても全力の性能は引き出せない。故に真名解放には、真の怨を持ったマスターの令呪による強制・後押しが必要。
『盈月剣風帖』での終盤の危機にてジャンヌはこの宝具を自分の意思で発動した。黒幕に向けて放つも、上述の通り相手へのダメージは殆ど無かったが、ジャンヌの真の狙いは生前にてこの宝具と強い繋がりを持ち真価を発揮させられるあるサーヴァントを呼び戻す事であった。
他作品での活躍
Fate/Grand Order
コラボイベント『盈月剣風帖』に登場。再び地右衛門に付き従う。バトル時は敵専用のNPCであり、ボイスは新規収録だがモーションはジャンヌ・オルタの流用でチャージはExtra Attack。終盤の共闘展開でも操作不可だが、毎ターン敵全体やけどと延焼スキルで味方をサポートする。
関連人物
Fate/Samurai Remnant
契約したマスター。その並々ならぬ憎悪と嘆きに呼ばれて召喚された。
彼の在り方に思うところがあるようで、命令には忠実に付き従うという形ながらも、視点としては彼に救いが訪れるよう見守り、たとえ自分も一緒に地獄に落ちようとも彼に慈愛を与えようとする素振りを見せている。一方それを感じ取っている彼は、自身には守られる道理も価値もないと考えており、終始自分に対して突き放すような態度を取っているが、本人なりには向き合っている。
彼が『悪鬼』と呼びしつこく追うライダーと、そのマスターである由井正雪の2人と一時的に同盟を結んでいたために、地右衛門共々『悪鬼の輩』として敵視されている。
Fate/Grand Order
『盈月剣風帖』で共演したカルデアのマスター。初対面時でジャンヌ・オルタと勘違いされるもオルタと大分雰囲気が違う事から別人であると察する。
自身のベースとなったオリジナルのジャンヌ。『盈月剣風帖』ではフリークエストの敵エネミーとして登場したが、その時の名前が「新たな妹の予感 聖女ジャンヌ」となっていた…。
ジャンヌ・ダルクの別側面。外観は第1再臨時のオルタと同じだが、纏っている外套の色が異なるという相違点を持つ。
自身と同じランサークラスのジャンヌだが、こちらはジャンヌ・オルタがベースとなっている。クラスが同じことから「リリィが大人化した姿ではないか?」という推測するファンもいた。
『盈月剣風帖』で共闘した逸れのアサシン。終盤で展開された攻城戦では逸れのアーチャーを含めた3人で霊脈の1つを断絶する作業を行った。