概要
CV:斉藤貴美子(アニメ)/ 池畑慎之介(映画)/恒松あゆみ(ドラマ版)
弥海砂にデスノートを与えたメスの死神。階級4。リュークとは逆にミイラや骸骨を思わせる白い身体をしている。作画担当の小畑健はメデューサをイメージソースとしたらしい。
海砂に好意を抱いており、夜神月を嫌っている。
海砂に与えたノートは階級13のジェラスが有していた物(ドラマ版では赤い)で、ジェラスが海砂を護る為に暴漢を殺すという禁忌を犯したため粛清され、レムに託された。
見分け方は、表紙に奇妙な文字が書いてある方がジェラスのノートで、無地の方がレムが最初から持っていたノート。
ちゃらんぽらんで享楽的なリュークとは対照的に責任感が強く生真面目であり、月に対し「海砂が死んだらお前の責任だからノートに名前を書く」と頻繁に脅していた。
Lに海砂がキラ事件の重要参考人として拘束されたことで焦燥し、月・リュークと結託してノートを地中に隠蔽、リュークの持っていたノートを携えて海砂のアリバイ要因たるヨツバキラを新たなキラに任命するべくノートを託す。レムはひそかに拘束された海砂にそのことを伝え、彼女にノートの所有権を放棄させる。そして月は自らLに拘束を受け、海砂から数日遅れて所有権を放棄することで一時的にキラの記憶を失う。
一方でヨツバキラの器に失望したレムは、海砂がヨツバキラの毒牙にかかることを懸念し、所有権(記憶)を失った海砂にノートを触らせて再会した。
こうしてレムはヨツバキラを見限ってL陣営に内通し、紆余曲折あって月がノートに触れ記憶を取り戻したことでヨツバキラは死亡。そしてLはレムの存在を知ったことで、海砂が「第二のキラ」だと疑うようになる。もはや月にとって、海砂の身の安全を第一に考えるレムは、「新世界」を作るうえでL以上の障害になっていた。
Lがデスノートの存在を試そうとしたその時、ワタリが倒れ、ほどなくしてLも絶命する。
「愛する人間の寿命を延ばす為、故意にデスノートで殺人を犯した死神は抹殺される」…ジェラスが犯した罪を、今度はレムが背負う番だった。
キラ捜査本部の隣室でレムは灰となって消滅し、ノートは月の手に渡ることとなる。
最期の瞬間には月に対し(死神をも殺すとは…死神を超えている…)と評していた。
なお、実写映画版では最後の力を振り絞って自らノートを焼いたうえで死亡しているため、ノートは消滅している。ちなみにこの作品のみCVは男性が起用されている。
ドラマ版では月が元から海砂のファンであるため、例の脅しは行っていない。出番が原作に比べて少ないため、最後まで生存したまま死神界に帰還した。