※この記事では大阪府の中津駅を解説。大分県の駅については中津駅を参照。
概要
大阪市北区中津三丁目にある阪急電鉄神戸本線・宝塚本線の駅、および同区豊崎三丁目にあるOsakaMetro(旧大阪市営地下鉄)御堂筋線の駅。
両者は300m離れて置かれており、乗り換え駅としての指定は受けていない。
いずれも梅田駅/大阪梅田駅のすぐ隣の駅にあたる。
このほか、1975年まで阪神電気鉄道北大阪線の停留場が、中津三丁目にあった。
阪急電鉄中津駅
駅番号はHK-02。
神戸本線と宝塚本線の普通電車、および平日朝方ラッシュ時のみ運転の宝塚本線の準急が停車する。
京都本線にはホームが設置されておらず、普通電車も含め通過する(非経由扱い)。これは用地の都合によるもので、神戸本線・宝塚本線のホーム自体も狭いものとなっている。ちなみに、同じく狭隘なホームとなっている神戸本線春日野道駅は可動式ホーム柵が設けられた。
毎年8月の「なにわ淀川花火大会」会場最寄り駅の一つ。開催時は観客が多いため、電車はかなり速度を落とす。
十三駅の9号線(引き上げ線)が一時撤去されていた頃、南側に神宝線を結ぶ複線の渡り線があった。9号線の使用再開に伴い2010年に撤去。この渡り線は梅田駅の場内信号機となっていたため、梅田駅構内として扱われた。
駅構造
島式2面4線のホームの横に京都本線の複線が通っている。2面6線。
次の駅
神戸本線、宝塚本線共通
大阪梅田駅(HK-01)←当駅→十三駅(HK-03)
利用状況
- 2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は11,385人である(大阪府統計書より)。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 11,185人 |
2009年(平成21年)度 | 11,080人 |
2010年(平成22年)度 | 11,179人 |
2011年(平成23年)度 | 10,723人 |
2012年(平成24年)度 | 9,964人 |
2013年(平成25年)度 | 10,880人 |
2014年(平成26年)度 | 10,924人 |
2015年(平成27年)度 | 11,182人 |
2016年(平成28年)度 | 11,594人 |
2017年(平成29年)度 | 12,210人 |
2018年(平成30年)度 | 12,119人 |
2019年(令和元年)度 | 12,537人 |
2020年(令和2年)度 | 11,385人 |
OsakaMetro中津駅
地下鉄御堂筋線の駅で、駅番号はM15。
梅田駅からはやや遠い「ちゃやまちアプローズ」(梅田芸術劇場などがある)は、ここが最寄り駅。
千里中央寄りに折り返し線があり、朝と夜の一部列車は当駅で折り返している。また、御堂筋線は当駅より千里中央寄りが地上区間となっており、淀川を新御堂筋に挟まれる形で高架で渡る。
駅構造
島式1面2線の地下駅。
次の駅
西中島南方駅(M14)←当駅→梅田駅(M16)
利用状況
- 2020年(令和2年)度の1日平均乗降人員は37,235人である。
年度別
年度 | 乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 40,362人 |
2009年(平成21年)度 | 41,147人 |
2010年(平成22年)度 | 40,909人 |
2011年(平成23年)度 | 40,164人 |
2012年(平成24年)度 | 41,534人 |
2013年(平成25年)度 | 39,282人 |
2014年(平成26年)度 | 38,303人 |
2015年(平成27年)度 | 40,548人 |
2016年(平成28年)度 | 39,873人 |
2017年(平成29年)度 | 40,410人 |
2018年(平成30年)度 | 40,678人 |
2019年(令和元年)度 | 41,688人 |
2020年(令和2年)度 | 37,235人 |
余談
御堂筋線の中津行きは「中途半端な行先」として度々話題になる。新大阪駅まであと2駅で乗り換えを要求されることから、新幹線利用者にとって不便なのが理由。中川家が鉄板ネタとして頻繁に披露し、有名になった。
中津行きが設定されるのは、新大阪駅の折り返し線の容量不足や、ダイヤの都合で梅田駅で折り返しができないための延長運転のため。
阪神電気鉄道中津電停(廃止)
廃線直前は相対式ホーム2面2線の地上停留場であった。また、北大阪線の途中停留場で安全地帯としてのプラットホームが設けられていた唯一の停留場でもある(その他の停留場には安全地帯すらなかった)。