体言
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たいげん
【転送記事】概念を表し単独でも文を構成することができる語句のうち、「名詞」「代名詞」を一括りにしたもの。
解説
文法における体言とは、自立語の中で、活用がなく、単独で主語となることのできるもので、一般に名詞・代名詞の2品詞に細分される。
名詞との関係が文法理論によって異なっていたり、変化する場合があり、例えば時枝文法では、体言は形容詞・形容動詞の語幹や接頭辞なども含めて扱われる。
たとえば、「海は青い」という文では、海が体言に相当する。海という名詞は、文の主語となり、形が変わることがない。
体言という用語は、中国哲学の伝統的な対概念である「体・用」が由来。江戸時代の国学から使われており、賀茂真淵や契沖などの人物が論じている。
朝鮮語でも、日本語と同様に「体言」と「用言」という用語が使われているが、漢字語と同義の固有語の「イムジャシ」と「プリシ」という言葉も多く用いられる。
〈スーパー大辞林から転載〉
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