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信長の野望

のぶながのやぼう

『信長の野望』は、コーエーテクモゲームス(旧・光栄、コーエー)から発売されている ゲームの第1作とそのシリーズ。
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日本の戦国時代を舞台としている歴史シミュレーションゲーム

プロデューサーはシブサワ・コウ。同社の三國志シリーズとともに多くの作品がある。

全作品が家庭用ゲーム機や携帯型ゲーム機に移植されている。


シリーズとしては当たり外れがあるものの全体的な評価は高く、上記の「三國志」と共にコーエーの看板タイトルとなった。


シリーズ一覧

2作目以降はサブタイトルのみ表記。


  • 信長の野望

中部地方の17か国が舞台。プレーヤーは織田信長武田信玄のみ。後に『信長の野望・リターンズ』としてリメイクされている。発売日の3月30日は「信長の野望の日」として日本記念日協会に認定されている。

使用プログラミング言語BASIC。(発売当初)


  • 全国版

「全・国・版」とも表記。前作と同じ17か国モードと、日本全土を舞台とした50カ国版が収録、全国の大名でプレー出来るようになった。家庭用ゲーム機で移植されたシリーズ作品は今作が最初である。本能寺の変モードも初めて入れられる。最大の敵は寿命。

使用プログラミング言語はC言語。(発売当初)


  • 戦国群雄伝

舞台は関東から中国、四国地方まで。初めて配下武将が登場する。シナリオ1の武田軍のチートぶりもさることながら、シナリオ2の織田軍は他家を圧倒、全国の過半を占めている。


  • 武将風雲録

この作品から東北から九州までが舞台となる。茶器が登場。鉄砲と鉄甲船があまりに強かった。メーカー公式のアンケート結果では、シリーズ(第1作から天道まで)中最も人気のある作品。ゲームボーイアドバンスやニンテンドーDSの『信長の野望DS2』ニンテンドー3DSの『信長の野望』は今作のリメイク版。


3DS版は『信長の野望DS2』を元にしつつも更に武将100人追加、シナリオ3種追加。(ダウンロードコンテンツを含めれば5つ)、更に武将編集機能が追加。


  • 覇王伝

この作品から城取りシステムに。しかしながら、本作では「一国に数城」が「60国」もあったため、ほぼ敗戦しなくなる後半の作業ゲーぶりが凄い。

また、コンシューマー版では、城の数が3割方削られている。


今作からパワーアップキットが発売されたが、同作のPK版は残念ながらPC版のみの発売であった。(次作の天翔記からはコンシューマ版も発売される様になった。)PK版シナリオは信長誕生(1534年)と賤ヶ岳の戦い(1583年)の2種類であった。この内賤ヶ岳の戦いはコンシューマ版(PS・3DOのみ)にも収録されている。


PK版は長らくWindows版では発売されずPC98版のみでしかプレイできなかったが、2013年に発売された30周年記念パックにてようやくWindowsで遊べる様になった。


  • 天翔記

使い勝手は良くなかったが、教育システムの導入。全国版以降携わってきた作曲家菅野よう子の起用終了。


PKはPC版やコンシューマ版によっては登場する武将が異なる。


2015年11月12日に本作のPK版をベースにしたHDVersionが発売され、顔グラフィックも創造PKの物が使用され、マップも一新された。


SFC版は総大将以外操作不可並びに城単位で大部隊を編制にて、野戦は大部隊同士が交戦し、陣形の概念も存在する。


  • 将星録

俗に箱庭システムと呼ばれる内政システムが始まる。徴兵がないのも特徴。


この作品以降、一部の作品のみ信長誕生や元服系のシナリオがPK版を含めて無い。


本作を最後に一部武将のモンタージュ顔グラフィックが使われなくなる。(次作・烈風伝以降はモンタージュ顔だった武将にも固有顔グラフィックが搭載される。)


また、戦闘面では本作より極めて高い戦闘力(上杉謙信等)を持つ武将一部隊だけでの攻略が困難になってきた。


CS版ではマップが狭くなった事に伴い、城の数が64から40に削られており、支城を築いて支配地域を拡大(PC版は本城の改修で支配地域を拡大)並びに、そこでの補給が可能になった。


  • 烈風伝

「威信」と呼ばれる大名単位のパラメータシステム開始。後のシリーズでは「名声」になっていることが多い。ニンテンドーDSの『信長の野望DS』ニンテンドー3DSの『信長の野望2』は今作のリメイク版。


新武将作成には同じコーエー作品である三國志(VIの顔グラ)や蒼き狼と白き牝鹿(4のPS版)に登場した人物の顔グラフィックが使用可能。


コンシューマ版は前作同様PC版よりマップが狭くなるに伴い、地域やシステムの一部が削除されているが、代わりにコンシューマ版のPK版には「諸王の戦い」というシナリオが追加されている。この「諸王の戦い」は三國志や蒼き狼と白き牝鹿の人物、またはユリウスカエサルなどの人物が大名になったり、果ては今川氏真劉禅ジョン欠地王の3人が手を組んで今川家を再興させたりなどカオスなシナリオとなっている。続編の嵐世記でも一部武将が変更されているが、続投している。


本作以降全ての武将に固有顔グラフィックが追加された。これにより前作ではモンタージュであった織田秀信や島津歳久等も本作以降から固有の顔が与えられた事に。


シナリオ1開始年は1560年「桶狭間の戦い」だが、シナリオ選択画面でとあるコマンドを一定時間内に行うと信秀時代の織田家や上杉謙信の兄・長尾晴景が長尾家(上杉家)の大名であったり、細川家が大名として登場する「信長元服」(開始年1546年)がプレイ可能。


3DS2ではDS時代のシナリオ11本に加えて「山崎の戦い」「群雄集結」を追加。更にDLCで「関ヶ原の戦い」と「大坂の陣」が追加される。更に武将100人を追加した事で計1000人の武将が登場する。


  • 嵐世記

城取りから国取りシステムに回帰。内政も箱庭システムから数値型に。要するに煩雑になった部分が原点回帰した。17世紀を舞台としたシナリオがはじめて登場。


メーカー公式のアンケート結果では、シリーズ中最も人気のない作品。


PK版は新武将・新家宝に加えて歴史イベントエディタが新しく設けられた。設定・作成する事でオリジナルの新イベントを発生させる事が可能。シナリオも大幅に追加されている。(ただしPC版のみでコンシューマ版は元々収録されている。ただしPS2版は「山崎の戦い」に加えて前作のシナリオ「諸王の戦い」が一部武将を変えてリメイク収録)


コンピューターの思考も変更され、諸勢力に力を入れるので一戦一戦が手ごわくなっている。


前作のショートシナリオモードを発展させた、ミッションチャレンジモードも追加された。一定の条件下で所定のミッションのクリアを目指すものである。


  • 蒼天録

大名以外の身分でもプレイできるようになり、エンディングなどに違いがある。ただし、やる事はほとんど変わらず、次作以降では大名プレイのみに戻っている。


本作のPK版は1495年を筆頭に15世紀末期のシナリオがプレイ出来る。また特撰カスタマイズというゲームオリジナルのモードがあり、特に「苦労三味」は随一の難しさを誇る。


武将数も1700(win版のみでコンシューマ版は1500)だが、PK版は更に300人も追加されている。


前作と同じくイベントエディタが搭載されているが、簡略化されている。(PS2版は一括になったので個別設定は出来なくなった。)


2016年現在も信長誕生以前のシナリオがあるのは本作だけとなっている。(後に発売されたPS3天道PK版に「上洛の夢」というシナリオがあるがあちらは架空シナリオである為、史実シナリオなら現状も本作のみである。)


  • 天下創世

箱庭システムの復活。決戦システムの導入。今作から顔画像にバストアップが加わり、全て一新されている。ただし、初期ヴァージョンでは顔画像が複数名で使いまわされていた。


シナリオ、武将共には前作から大幅に削減され、シナリオ1の開始年は再び1551年に変更された。また歴史イベントの結末を変えられる歴史IFイベントが搭載された。(例・信康生存させて、信長と同盟を破棄する。または信秀の葬式に正装で出るか否かなど。)


PK版は新武将が100人、さらに新シナリオ、新イベントが追加された以外に、合戦トライアルモードや、難易度「入門」と「超級」が追加された。エディタは城、武将、姫の3つ以外にも領地が追加された。


またオリジナルの合戦を作成する合戦エディタも搭載されており、史実の戦いを追体験する合戦トライアルも搭載されている。


  • 革新

1枚マップリアルタイム時系列システムに。コンピュータも数十部隊を同時に戦争させることがあり、考え方によっては面倒くさいとも言える。


シナリオ1開始年は武将風雲録以来の1555年。また嵐世記のPK版にあったチャレンジモードが追加。また日本全土では無く、決められた地方だけを統一する地方統一モードも追加されている。


PK版は蒼天録以来の諸勢力が登場。また特産物や南蛮勢力から様々な技術を獲得出来る。イベントは通常版には無かった「三本の矢」や「川中島の戦い」なども追加されている。敵大名として強力なのは武田家、放っておくとほとんどの場合東を制圧するラスボス候補。西の場合はやはり島津家が強い。


  • 天道

前作の発展型というかバージョンアップ。地方自治体や映画作品とタイアップが多い。顔画像としてゆるキャラのグラフィックがダウンロードできた。シナリオ1は烈風伝の隠しシナリオ(シナリオ0)以来の1546年となった。


PK版は初のAIエディットが追加。これにより自分で設定する事で決められた行動が可能。また蒼天録以来の信長誕生のシナリオが復活。また蒼天録の隠しシナリオである船岡山の戦いが起こった1511年をベースに六角、細川家が京に上洛した大内家と戦う「上洛の夢」というシナリオがPS3PK版に搭載されている。


  • 創造

移動時にも兵糧消費、道が悪いと時間がかかる街道整備システム、戦争後に兵士が出陣元である町へ帰還するなど、ゲームなりに頑張って戦国をイメージ。


シナリオは過去作PK版と同等以上の本数が存在するが、ほぼ信長存命中のシナリオが多い。シナリオ1のスタート年は再び1551年に戻っている。


PK版は姫武将モードや武将数が更に500人以上が追加。これによってコンシューマ版蒼天録PKと同じ総勢1800人の武将が登場する。またシナリオは信長誕生に加えて九州征伐など含め4本収録。


度々アップデートが行われた事によって支城勢力でプレイや他勢力への従属が可能になったりなど自由度が増し、更に「信長の野望の日」である3月30日には大規模なアップデートが行われた。


2016年3月24日には本作をベースに信長の野望シリーズでは初の武将プレイとなる「戦国立志伝」が発売。武将数はPK版に登場した1800人をベースに戦国時代末期に活躍した武将200人に加えて攻城戦や海戦などが実装された。


シリーズ9作目である嵐世記以来となる「大坂の陣」追加に伴い、それに関連するほとんどの武将に新規顔グラフィックの追加や一部武将のパラメータが変更される。またシナリオもマルチエンディングが用意されるなど気合が入っている。


また4月末から6月末には大型アップデートが行われる事が決定しており、4月にはゲーム内でのコマンド追加(4月27日配信)、5月には新勢力作成や配置編集(実際は6月6日配信)、6月にはこれまたシリーズ10作目「蒼天録」以来、久しぶりとなるイベントエディタが追加。


  • 大志

内政においては、季節の概念を導入した「農業」、さらに当シリーズ初の「商圏」に基づく「商業」、内政や軍事のバランスを考慮する「寡兵」システムが特徴的。各大名の志はそれぞれの「志」に依存する。

PK版では「大命」というシステムを任意のタイミングで発動させ、一時的に自勢力をパワーアップさせることも可能。プレイヤーに対して強力なのは本願寺の一向一揆や足利家の強制包囲網、今川家の強制停戦が猛威を奮った。

また、調略システムも追加。他陣営の家臣を自分の家臣にできる他、大名として独立させ従属させることもできる。


  • 新生

プレイヤーは配下の武将たちに郡単位の知行を任せ、彼らにある程度一任していく。

AIが洗練しており、時に武将からプレイヤー(大名)に具申することがある。基本的に家臣の具申によって様々な策略が行われる。

出撃した大名が行える合戦ではマップがあみだくじ方式のバトルとなり大合戦の戦闘で相手の部隊数が多い戦闘で勝つと『威風』が発生し相手の城や郡が相手の開発したままでこちらに寝返る。特に威風大は近畿の城が密集している所で発生すると10城の寝返りなどが発生することも。

2023年7月20日にはPK版が発売。PK版では攻城戦によるマップが追加。基本的に施設のある防衛側が有利で攻城側は圧倒的兵数で城を攻城しなければならない。

また家老以上の身分の武将の家宰システムと奉行を任命することで他大名家の固有政策や強力な家宰効果が発動できる。ただし家宰はデメリット効果が必ず付きマイナスの方が多い数字なので任命しないのも手。

他にも直談による武将との駆け引きが追加され、敵勢力の停戦や捕虜や在野の武将登用にも影響がある。


余談

戦国をテーマにしているからか、NHKの大河ドラマでその時その時話題となった武将はその時発売された作品ではパラメータを優遇したと噂されている。


後にシブサワ・コウチームはNHK大河ドラマ「真田丸(大河ドラマ)」において「創造」の3Dデータを提供。この事についてシブサワ氏は「ドラマとゲームの融合」「33年間シリーズ展開してきた中で嬉しい」とコメントした。


そして「鎌倉殿の13人」でもシブサワ・コウチームはCG監修として高精細な3Dマップを担当している。


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