概要
格下の敵を蹴散らして勝ち誇る様子を揶揄した言葉。
なので実態は周りYOEEEと言ったほうが正しかったりする。
「○○○って奴が低レベル相手に―!してて痛々しい」「初心者部屋に―EEしに行ったら返り討ちにあって泣いた」
ちなみに、作品やキャラクターごとに「○TUEEE」「はTUEEE」に別の一人称(俺以外でも)二人称等々に置き換える事をしても平等的には自由なので○人称の部分を変更しても問題はない。
「つえええ」のローマ字綴りは訓令式で「TUEEE」と綴る。ヘボン式の「TSUEEE」や、「Eの数」が「3つ」以外は表記揺れとして扱われる。
ゲームにおける俺TUEEE
対戦ゲーム
格闘ゲーム、FPS、MMORPG等の主に対人戦において、初心者が集まる場所や初心者と対戦しやすい場に出現し、圧倒的なレベル差・技能差で初心者を圧倒することで自分は強いんだと錯覚すること。または、そうして悦に入った状態を表す。
自分と同じレベル帯で勝利することが難しくなり、行き詰まりを感じたプレイヤーがこの状態に陥ることが多い。
そのような対戦プレイでは、本人は爽快感を得ることができても、練習中や、キャラクタービルド中の初心者から見ればたまったものではなく、迷惑プレイ以外の何物でもない。
リズムゲームのオンラインマッチングに関しては、ランダムで対戦相手が選ばれる関係上であまり言及される事はない。ただし、最初からマッチングルームを作る事が可能な作品であれば、その限りではないのだが。
その他のオンラインゲーム
対人要素の無いゲームでも、協力プレイ時に他のプレイヤーの都合を考えない自分勝手な攻撃行動をして悦に入るプレイヤーや、廃課金によって得た強さを誇示するプレイヤーに対して用いられることがある。
オフラインゲーム
FF等のRPGでまれに見られる「強くてニューゲーム」といったレベルやステータスを引き継いでそのまま最初からプレイできるモードでは、今まで苦戦させられた強敵を圧倒的な力で蹴散らすという、爽快なプレイが楽しめる。
このモードによる爽快感と万能感はまさに"俺TUEEE!"の原点ともいえるだろう。誰も傷つけずに俺TUEEEが出来るという点では理想的である。
創作における俺TUEEE
創作における使われ方としてはメアリー・スーとほぼ同じと考えてよい。
pixiv
pixivの企画交流においてはまったく欠点のない最強設定、一方的に力を誇示して戦うキャラクターの行為などを指す(いわゆるメアリー・スー)。
他参加者に引き立て役を押し付けることになり周囲が白ける原因になりうるため、この手のキャラクターの作成は禁止されることがほとんど。また、こうしたキャラクターを安易に持ち込まないことも企画ものにおけるマナーとされる。
小説家になろう及びWEB小説サイトにおいて
「異世界転生もの」や「VRMMOもの」で圧倒的に強い主人公が特にピンチに陥ることもなく並み居る敵を蹴散らし続け、周囲からも手放しに賞賛され、複数の異性から好意を寄せられるという作品が時たま見られる。
このような作品を揶揄して「俺TUEEE系小説」と言う事がある。
また、揶揄が広まって事と元々要素として一定の人気ある為、作者自らジャンル付けとして使用することがある。(ただし小説家になろうでは「主人公最強」というキーワードの方が一般的。)
該当作品は最強陰陽師の異世界転生記(なろう)、この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる(カクヨム)など。
補足
誤解されることが多いが、ただ「主人公が最強」であるだけでは俺TUEEEにはならない。
主人公が非常に強い作品はごまんと存在し、主人公の最強性が作品の核になっていることもある。
安易に俺TUEEEのレッテル(あるある化を強要する意味としての見方など)を貼ることは、単なる誹謗中傷になってしまう。
しかし、ネット上のネタが独り歩きした結果、俺TUEEE系とは呼べないのに俺TUEEE系扱いされてしまっている作品もある。
もちろんネタとしか思えないような俺TUEEE系作品が存在することも事実だが、俺TUEEE認定する場合は十分な注意が必要だろう。
少なくとも原作を視聴・読了し、「この作品は俺TUEEE系なのか?」を客観的に判断することが望まれる。
また俺TUEEEを始めとした「最強主人公、都合のいい主人公、ステータスに過度な偏りがある主人公や同様なスペックを持つやり過ぎた脇役など」は皮肉やアンチ・ヘイトの対象になることも珍しくない。
傍観夢や悪役令嬢ものにおける夢主や正ヒロインへの断罪展開は代表的な例だろう。
メアリー・スーが登場した1973年の「A Trekkie's Tale」も本来は二次創作に対する皮肉であり、類語が多数あることからもわかるように、そういった「俺TUEEE主人公へのアンチヘイト」はジャンルとして古くから根強い人気があると言える。
もっとも、そういった風刺やヘイトに出てくるキャラは往々にして極度に無能として扱われたり露悪的に制裁され、批判者が自己投影しているキャラの正しさを知らしめるためだけの情けないかませ犬にされることが多く(キャラヘイトの項目も参照)、「俺TUEEEの批判者こそが、実際は格下を得意げにボコって一番俺TUEEEしている」という皮肉な状況になることも珍しくない。
まとめ
まあ、ちょっとくらい欠点があるほうがキャラクターとして魅力があると思うよ!
類語
その他にも厨設定、主人公補正、ご都合主義など類語が多数存在し、どれも「最強な主人公」や「主人公が活躍する展開」に対する揶揄として使われる。古くは「お山の大将」(男)お山の女将(女)という言葉も。
関連タグ
カバトン:この言葉を口癖としているキャラクター。
池っち店長:この言葉を口癖としている人物。