「清掃のやつら、泣いて喜びそうだ」
「お前に…喰われるんだったら……いいか……」
演:朝日奈寛
変身する仮面ライダー
概要
『仮面ライダーアマゾンズ』の登場人物。
精悍な顔と鍛えた身体を持つ、ノザマペストンサービス駆除班きっての頭脳派である20歳の青年。チェスが趣味であるようで、移動中でも携帯チェスに興じている程。
チームでは主に頭脳を駆使した作戦立案やハッキングで仲間のサポートを担っており、同じチームの大滝竜介を兄のように慕っていた。
Episode2「BEAST INSIDE」で、兄のように慕っていた大滝が実はトンボアマゾンであったことを知り、苦悩の末に彼の駆除に向かうが、大滝への情けを完全に捨て切れておらず、戦闘中に隙を見せてしまい、完全にアマゾンとしての食人本能に飲み込まれ、トンボアマゾンに喰い殺され、その短い生涯に幕を閉じたと思われたが・・・。
復活
「俺も確かめるために来たんで。俺の力を…」
「竜介さん…は、いませんよねぇ。当然」
野座間製薬が計画したシグマプロジェクトの素材として遺体を再利用され、新型のアマゾン細胞を移植されたことで、シグマタイプのアマゾンとして復活したことがEpisode9「INTO THE CANNIBAL'S POT」で判明した。
アマゾンとして復活した前原には生前の面影はなく、仮面ライダーアマゾンアルファを圧倒する戦闘能力に加え、自身が行動不能になるまで戦闘を続行できるように痛覚遮断機能が追加されたアマゾンズドライバーのコピーなどによって、橘雄悟の命令に従う非情な生体兵器へと化した。
劇中では、野座間製薬国際営業戦略本部からの命令で戦闘データを取得するべく、アマゾンオメガ、アマゾンアルファ、駆除班と交戦する。今まで負け知らずだったアルファをあと一歩まで追い詰めたり、オメガの胸部を貫いて戦闘不能に追い込むなど圧倒的な戦闘力を見せつけた。
Episode11「KILLING DAY」では、結託したオメガ・アルファ・駆除班の共同作戦にも圧倒的な力で対抗したが、福田による三崎が発砲したスラッグ弾をライフル弾で狙撃して弾速を加速する技は回避できず、腹部に銃弾と電撃による大ダメージを受けてしまう。直後にアルファのバイオレントスラッシュ、オメガのバイオレントストライクを受けて立ち上がるも、背中の鰭や片腕が溶解し始めるなどその肉体は既に限界を迎えており(アマゾンズドライバーの痛覚遮断機能が仇となり、自身のダメージを把握しきれなかったのが原因である)、最期はモグラアマゾンに背後から胸部を貫かれ、「マ・・・・・・モ・・・・・・ル・・・・・・」と呟きながら活動を停止した。
活動を停止しても変身が解除されることはなかったが、マモルが5円玉を通して幻視した死に顔はどこか安らかであり、かつての仲間である駆除班のメンバーはチームの証である5円玉を贈り、手向けるなど、彼の死を悲しんだ。
やがて、その亡骸は液状化し、遺されたのはアマゾンズドライバーだけだった。
モチーフ
- ゼロ大帝・・・『仮面ライダーアマゾン』でのラスボス。上記のラスボス候補としての立ち位置から、彼のモチーフとなったキャラクターは、恐らくゼロ大帝と思われる。
- 十面鬼ゴルゴス・・・ 『仮面ライダーアマゾン』でのラスボス候補。トンボの怪人に倒されるなど、こちらの方が共通点は多い。