概要
2009年にニンテンドーDSで発売された推理アドベンチャーゲームで国民的なミステリー探偵漫画である『名探偵コナン』と『金田一少年の事件簿』のコラボゲーム。
週刊少年サンデーと週刊少年マガジンの創刊50周年企画の一環で両作品とも雑誌の看板漫画であり推理漫画という共通点を持っており、それがコラボレーションの目玉となっている。
全7章から構成される事件のストーリーでありコナンと金田一が直接会う事は少ないが、いくつもの事件が起こる中コナンパートと金田一パートで交互に解決する形で進行していき、互いの情報を交換、協力し合いながら島の謎を解いていく。
本編のストーリー時にミニゲームも存在する。
察しが良ければ予想がつくだろうが、二人の死神が一堂に会したことで、あの世に旅立った犠牲者数もエグいことになっている。
ストーリー
かつて炭鉱の島として栄えた「夕闇島」
炭鉱から金塊が発掘され、それが切っ掛けで島はレジャー開発や観光地として賑わい、発展していった。しかし最近では突然人が消えてしまう「神隠し」が起きており、数日後に神隠しから戻ってきた者は「もう一つの夕闇島」を見たと言う。
コナンサイドでは阿笠博士が友人からチケットを譲り受け、皆で観光に行こうと言う事になった。当初は乗り気でなかったコナンも島で神隠しが起こると言う噂を聞き、その謎を解き明かすため「夕闇島」へ向かうことにした。
金田一サイドでは中学時代の同級生であった「鳥羽美佐」から手紙が届き、その内容は「夕闇島で恐ろしいことが起こる」というものであった。彼女の真意を尋ねる為にも共に送られてきたチケットで剣持警部と幼馴染の美雪を連れて夕闇島へ向かう。
「神隠し」 「25年前の惨劇」 「連続爆弾事件」 「もう一つの夕闇島」
二人の探偵はこの夕闇島の謎を解き明かすことが出来るだろうか。
登場人物
メインキャラ
オリジナルキャラ
夕闇島関連
鳥羽美佐 金田一の同級生で夕闇島で起きた事件の依頼をしてきた。
立花早苗 夕闇島で宿泊している民宿「たちばな」の女将。
熊田重三 夕闇島に勤務している島唯一の警察官。
桃園亜子 夕闇島の町長である日沖の秘書を務める。
笹山徹 フリーライターで25年前の惨劇を調べるために夕闇島へとやってきた。
もう一つの夕闇島関連
日沖竜平 雇われ社長でもう一つの夕闇島で炭鉱作業を仕切っている。
鳥羽美鶴 島の図書館で働いている職員である美佐と同じ苗字を持つが……
沖田豊 炭鉱で働いており他の従業員をまとめている。
本田ハル 島の宿を経営している女将。
有力者たち
日沖竜一 夕闇島の町長で島の有力者の一人だが姿を見せず全て秘書に任せてある。日沖竜平と同じ苗字を持つが……
火野隼人 現在の島の有力者の一人。
水川助吉 現在の島の有力者の一人で木本と共に島の観光地化を推し進めてきた。
木本陽司 現在の島の有力者の一人でホテルの経営者や郷土資料館のオーナでもある。
土田文子 現在の島の有力者の一人。夫は既に亡くなっており、未亡人。
一之瀬恵一 25年前の有力者の一人。
双葉要 25年前の有力者の一人。
三井清 25年前の有力者の一人。
評価
低年齢層向けに制作されたのか謎解きやミニゲームの難易度は低いが、ゲーム内ので作品が平等に扱われているだけでなく、それぞれのキャラにも見せ場があり違和感なくクロスオーバーしてる点を含めストーリーの評価は高い。
余談
開発がスパイクなのもあり、シナリオライターはダンガンロンパのシナリオを手がけた小高和剛氏である。
過去の有力者には苗字に数字がついており、現在の有力者の苗字には曜日がある(ただし、苗字はどれも普遍的なものである為、コナン寄りの名付けといえる)。
推理ものでは事件が必須とはいえ死者・重軽傷者が他の推理ゲームと比べて多数出てしまい、現代で起きた事件だけでも犠牲者は9人にもなり(主人公たちが関わってない過去の事件を含めるとさらに増える)その死神っぷりからタイトルにあやかってめぐりあう2人の死神とも言われている(犠牲者数は金田一寄りといえる)。
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