概要
東京都大田区羽田空港1丁目にある東京モノレールと京浜急行電鉄空港線との乗り換え駅である。
空港敷地の目の前に当駅が存在し、両者とも路線が羽田空港の敷地内へ入る。とは言え、かつて羽田空港の一部ながらも厳密には度重なる再開発で使われなくなった跡地(羽田空港跡地第1ゾーン)であり、長きに渡りその土地の再利用で揉めたため二線も通っている乗換駅にもかかわらず駅周辺には何もない状態が続いていた。そういう意味では市場前駅とは似たような関係にある。
その状態も2020年夏にようやく「Zepp Haneda」を始めとする複合商業施設HANEDA INNOVATION CITYが先行開業したことで解消に向かい、周辺が徐々に賑わうことが予想される。
またこれに伴い、副駅名に同施設名が付与され、従来の乗り換え改札に加えてHICity改札と、駅前ロータリーとバス停が新設された。京浜急行バスに加え、川崎鶴見臨港バスも大師橋駅より乗り入れる。
京急側は旧羽田空港駅周辺の住宅街へのアクセスもしやすい位置に出入口を設置しており、駅名はその住宅街との間に渡ることになる人道橋から採られた。なお「天」とは西詰の旧・羽田弁天町を指し、海老取川最下流部、多摩川との合流地点近くには「弁天橋」がある。
京浜急行電鉄(KK15)
相対式2面2線の地下駅。空港線の終点として開業したが、当初は羽田空港のターミナルビル(現在のターミナルビルとは異なる)から遠く、羽田空港と間違えてこの駅で降りる客が多かったため、後に空港を外して羽田駅に改称し、1998年に現駅名に再改称した。
次の駅
【蒲田方面】穴守稲荷駅(KK14)/【羽田空港方面】羽田空港第3ターミナル駅(KK16)
東京モノレール(MO07)
相対式2面2線の地下駅。開業当初は羽田駅と称し、近隣にあった羽田空港旧ターミナル直下に島式2面2線のホームを構えていたが、1993年にターミナルが沖合(現在の第1ターミナル)に移転するのに合わせて当駅も現在位置に移転した。
乗り場番号は未設定。また、普通のみ停車する。
利用状況
近況
京急電鉄
- 2022年(令和4年)度の1日平均乗降人員は15,703人である。京急の駅では41位。
東京モノレール
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は13,075人である。モノレールの駅では6位。
年度別利用状況比較表
事業者名 | 京急電鉄 | 東京モノレール | ||
---|---|---|---|---|
年度 | 乗降人員 | 順位 | 乗降人員 | 順位 |
2008年(平成20年)度 | 14,693人 | 46位 | 11,849人 | 6位 |
2009年(平成21年)度 | 21,767人 | 31位 | 11,501人 | 6位 |
2010年(平成22年)度 | 20,055人 | 33位 | 11,282人 | 6位 |
2011年(平成23年)度 | 18,613人 | 33位 | 10,562人 | 6位 |
2012年(平成24年)度 | 18,542人 | 35位 | 9,766人 | 6位 |
2013年(平成25年)度 | 19,474人 | 34位 | 10,137人 | 6位 |
2014年(平成26年)度 | 18,366人 | 37位 | 10,135人 | 6位 |
2015年(平成27年)度 | 18,426人 | 37位 | 10,120人 | 6位 |
2016年(平成28年)度 | 18,748人 | 38位 | 10,199人 | 6位 |
2017年(平成29年)度 | 19,836人 | 36位 | 11,417人 | 6位 |
2018年(平成30年)度 | 21,293人 | 34位 | 12,322人 | 6位 |
2019年(令和元年)度 | 20,774人 | 34位 | 13,075人 | 6位 |
2020年(令和2年)度 | 12,581人 | 46位 | 8,593人 | 6位 |
2021年(令和3年)度 | 12,755人 | 47位 | 8,619人 | 6位 |
2022年(令和4年)度 | 15,703人 | 41位 | 9,981人 | 6位 |
2022年(令和4年)度 | 11,328人 | 6位 |
関連タグ
京急本線 京急空港線 京浜急行電鉄 東京モノレール 駅 東京23区の駅一覧
羽田空港 羽田空港駅 羽田空港第3ターミナル駅 羽田空港第1・第2ターミナル駅
新三郷駅:駅周辺再開発にあたって似たような経緯を辿っている。