概要
巨大不明生物出現!
巨大不明生物を「ゴメス」と命名
作中世界において初めて確認された巨大不明生物(後の禍威獣)。
原典に倣って、新東名高速道路谷ヶ山トンネルの工事の最中に復活し、想定を遥かに超える甚大な被害を齎したものの、原典と違い自衛隊の総力戦でなんとか駆除された。
後に、本作の黒幕が語る禍威獣の正体を考えれば敵性大型生物第6号同様に類似の禍威獣が存在するはずだが、劇中全く登場していなかったので、本作の黒幕が神永新二に語ったように環境破壊で復活した部類の禍威獣だった可能性がある。
尚、リトラは登場しなかったが、存在しているかは不明。
余談
デザインは『シン・ゴジラ』に登場したゴジラ・第四形態に非常に似ており、尻尾を高く掲げて摺り足気味に歩くところまでそのまんま(ちなみに、尻尾先端の枝分かれ部分をよく見るとまるで歯を剥き出しにした口のようなものが見てとれる)。恐らく、ゴジラのモデリングおよびモーションのデータを流用しているためと思われるが(CGモデルに関しては原典リスペクトと予算削減のために流用していると記載されている)、これは原典のゴメスがゴジラのスーツの改造であることへのオマージュであろう。何気に初代以来のゴジラを改造したゴメスである。
ちなみに、冒頭のタイトル映像(マーブル模様が回転しながらメインタイトルへと変わっていくアレ)でも原典で『ウルトラQ』と書かれているところが『シン・ゴジラ』と書かれているという小ネタがあったりする。
そのためゴメス≒ゴジラと解釈すると、『ゴジラ』『ウルトラQ』『ウルトラマン』がそうであったように、『シン・ゴジラ』後に巨大不明生物が大量出現するようになったルートの世界=『シン・ゴジラ』の続編と解釈することもできる。
当然のことながら『シン・ゴジラ』と本作の世界観がつながっていると明確に設定されているわけではないが、公式からは「全体的な世界観はなんとなく『シン・ゴジラ』とつながっているかも、くらいにしています。版権管理上、明確につなげる事が難しいので」と言及されており、ゴメスの存在もまたそうした接続要素の一つだと言えるだろう。