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拓ゆい

たくゆい

アニメ『デリシャスパーティ♡プリキュア』の品田拓海と和実ゆいのカップリング。
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概要編集

デリシャスパーティ♡プリキュア』の品田拓海和実ゆいのカップリング。2人は幼馴染である。


年齢的には拓海の方が1歳上だが、幼馴染の関係上、ゆいも呼び捨て・タメ口で話しており、「年上」「先輩」扱いはしていない。


恋愛感情に関しては拓海側の片思い寄りな描写がなされており、本人の照れ屋で素直でない性格から後述のようにアプローチが回りくどかったり憎まれ口を叩く傾向がある。それに加えてゆい自身の性格もあり好意は伝わっておらず、ゆいからはややぞんざいな扱いが目立つ。また、拓海は得体の知れない人物ながら急速にゆいと親しくなったマリちゃんことローズマリーをゆいに近付けて大丈夫な人間かと警戒している様子が見られる。


ゆいの方は現時点で一切その感情は無い様で、第14話で拓海が本間ともえから告白される現場に出くわしながらも、(ぶっちゃけ異性としては歯牙にもかけないレベルで)本当に何とも思っていなかった(しかも、ブラックペッパーの方も「助けてくれた」程度の認識で意識等は全くしていない様子)。


その第14話で拓海はゆいの力になろうと遂にブラックペッパーとなり、プリキュアたちの戦いに加勢したが、ゆいの方はその正体を第40話まで知ることはなかった。


なお、ゆいからは拓海のことを何とも思っていないのかというと実はそうではなく、家族のように認識しており、仲間たちよりもいくらか親密な関係性が描写されている。

これは「仲間たちは和実家に玄関から入るが拓海は庭から入れる」という描写が象徴的である。

他にも「拓海に対してはゆいの声のトーンが身内に向けるような少し子供っぽく甘えた声になる」「表情が仲間に向けるものよりも力の抜けた顔になる」といった変化が見られるが、親しさの表現が妙にリアルでささやかな変化なのでかなりわかり辛い。


ゆいからの拓海の扱いはぞんざい気味ではあるが無関心というわけではなく、遠くにいる拓海をすぐ見つけたり動向をちゃんと気にして見守っていたりする。

拓海がゆい自身や他の仲間の悩み解決に協力してくれるとゆいは「ありがとう拓海」ととても嬉しそうな反応をすることが多い。

ゆいは仲間に対して自分のわがままをぶつけることはないが、拓海に対しては個人的なわがままやお願いをぶつけており、兄に甘える妹のような側面を見せている。

ゆいにとって拓海は家族のように親しい存在だからこそ時にぞんざいに扱えるということなのだろう。


ゆいの家で拓海も一緒にプリキュアメンバーと食事する時は、二人は隣に座っている。(君たち付き合ってないんだよね?

というか、ここね、らん、あまねと拓海も一緒に料理する時もゆいと拓海の距離が近い(ゆいちゃんそれで本当に彼に特別な感情無いのかな?)。

人前でも気にせずゆいから拓海にべったりと寄ってくるし、対する拓海もごく自然にゆいの顔を拭いたり口もとのご飯粒を取ったりしている(本っ当ーーーーーーに付き合ってないんだよね?)。

ほぼ触れ合う距離で座るのは二人にとっては当たり前となっているが、パートナー妖精の幼いコメコメ以外でゆいがここまで近い距離を許す相手は友達や仲間の中では拓海だけである。


ゆいに今の所拓海に恋愛感情は無い(もしくは、生まれた時から兄妹みたいに一緒にいるのが当たり前で気がついてない)にしても、長年兄妹のように過ごした経験からの信頼は強いようである。


このように話が進むごとに距離が近すぎる二人の日常が明らかにされ、また作中の男女カップルや夫婦たちをこの二人にダブらせるメタ的な暗示もどんどん積み重なり、シリーズ全体の2/3を消化した段階ですでに脈がないどころか脈しかない状態となっている。さらに終盤ではブラックペッパーの正体バレを皮切りに二人の絆を今以上に強固にする出来事が連続し、二人がいずれ結ばれることは疑いようもなくなった。あとはゆいが色恋をはっきりと自覚するのを待つばかりである。


しかしエピローグでもまだまだ色気より食い気が強いゆいがそこに至るには、あともう少しだけ時間が必要なようだ。


各話の動向編集

◾︎OP

  • 白いマントと仮面を身に着けた少年と一緒にいるが…

◾︎第1話

  • 拓海が昼ご飯にオムライスを食べに行くことを母・あんに伝えるが、ゆいの母・あきほに勧められゆいと一緒に外食に行くことになり、二人でオムライスを食べていた。
  • なお、この場面はなごみ亭にわざわざ昼に外食する予定のメニューを母親に口頭で伝えに行くためだけに立ち寄るというかなり不自然な行動であり、それを聞きつけたゆいが食事に付いてくることを期待しての、直接ゆいを誘う度胸がないが故の言動と見ることもできる。ただ13話14話26話と拓海がなごみ亭で昼食や夕食を食べている描写があり、あんが仕事の日はなごみ亭で用意して貰うか外食に出掛けるかのどちらかのようである。

◾︎第2話

  • ウバウゾー出現時のゴダゴダではぐれてしまったゆいを心配し、息を切らせながら探し回っていた(この時点でのゆいの所在から見つけ出すのは不可能だったが)。しかし当のゆいは拓海をほったらかしにしたまま存在を忘れていた。
  • ローズマリーを見て何かに気付いたような反応をする拓海に対し、ローズマリーもあなたどこかで会ったかしら…と既視感を覚える。

◾︎第3話

  • 迷子になったコメコメを探すゆいとローズマリーとパムパムの前に、パーカーのフードにコメコメを乗せた拓海が現れる。お礼を言いつつ、コメコメが1本のニンジンを持っていることに気付いたゆいに拓海は柔らかく微笑み、コメコメが財布とニンジン入りのバスケットを持っていたことを話す。自分の代わりにおつかいに行ってくれたコメコメを抱きしめ、優しく頭を撫でるゆい。穏やかな時間が流れるが、突然思い出したように「カレーー!」と叫ぶゆいとローズマリー(とパムパム)。重ねてお礼を言いつつも慌ただしく去っていくゆいたちを、呆気にとられて見送る拓海だった。

◾︎第5話

  • 体育館での朝礼後、教室に戻る途中のゆいに声をかける拓海。ゆいは「あ、拓海おはよー!」と満面の笑みで返し、拓海も「おう」と応じる。拓海はローズマリーが何の目的でおいしーなタウンに来たのかゆいに探りを入れるが、妙に慌てながら「観光?」と無難な答えを口にするゆいの姿にどう思ったか、それ以上の追及を控える。その後、ゆいが後ろを歩くここねに気付き「おはようここねちゃん!」と挨拶するが、何故か数秒間固まったここねからぎこちなく「お、おぅ…」と返され、怪訝な表情を浮かべるゆいと拓海だった。
  • なおこの場面、拓海は多くの生徒が歩く中でナチュラルに学年が違うゆいに話しかけている。8話や13話でも見られるように、必要があれば衆人環視の状況であってもゆいに声をかけることを厭わないらしい。多感な男子中学生としては珍しい気もするが、後に示される拓海の決意を見れば納得もいくのではないだろうか。

◾︎第8話


◾︎第11話

  • テストで赤点を取ってしまったゆいとらんの教室に通りかかり、補習をさせられているゆい達に半ば無理矢理課題を手伝わされる。一足早く課題を完遂したらんが退場した後、ローズマリーに対する疑念などを口にするも、彼女が強く否定したため、これ以上追及することは断念している。

◾︎第12話

  • ジェントルーを誘い出すため、キュアスタの投稿を利用した罠を張るらんたち。策は見事に成功し、早朝はまだ準備中のハンバーグ店「いつでもハンバーグ」前でジェントルーと対峙する。ゆいはジェントルーに「あまねさんと話がしたいの!」と呼び掛け、逃げかけた彼女の腕を掴む。「離せ!」「話すよ!」の押し問答の中、どこからか料理のいい香りが漂ってきた。それは既に営業中の別のハンバーグ店『あさからハンバーグ』からのものだった。と同時に、「ごちそうさまでした」と笑顔で店から出てくる拓海。驚くゆいの隙をつきウバウゾーを召喚するジェントルーと、すかさずデリシャスフィールドを展開するローズマリー。拓海は目の前でフィールド内に消えていくゆいたちを見ながら、ローズマリーに対し「アイツ、やっぱりゆいを巻き込んでたのか…!」と怒気を露にした。
  • ゆいたちは激闘の末、ジェントルーに植え付けられたゴーダッツの黒いハートを浄化し、あまねの姿に戻すことができた。喜ぶゆいたちに笑みを浮かべつつ、ふと何者かの気配を感じて振り返るローズマリー。何でもないと取り繕うローズマリーに見えない物陰で、拓海は一部始終を眺めていた。ゆいを案じて呟くその手には、クッキングダムの紋章が刻まれた小箱が握られていた――

◾︎第13話

  • あまねの家に向かうも、兄たちから今眠ったところと伝えられ帰途につくゆいたち。海の向こうを眺めた後、手元の小箱に入ったハート型のアクセサリを見つめる拓海。二人はそれぞれに思うところを抱えながら、日々を過ごしていた。
  • ある日の朝。拓海は校門の前でゆいを待ち、再びローズマリーについて探りを入れる。そのことをここねとらんに話すゆい。らんは拓海がローズマリーと仲良くなりたいのかもと話し、今日の放課後に皆で一緒にカレー屋の新メニューを食べに行くことを提案する。しかしゆいは、用事があると申し訳なさそうに断る。漁師として世界を回る父・ひかる、そして同じ船に乗る拓海の父と久しぶりに話せる日が今日だったのだ。
  • 放課後、拓海は福あんに帰宅。母・あんから、父とのリモートは和実家と一緒に行うと聞くと、父に相談したいことがあったので個別にやりたかったと残念がる。それを聞いたあんは「恋の相談ならお母さんも!」とはりきるが、拓海はあしらいつつ早足に自室に向かう。扉を閉めて小箱に目を落とした拓海は、1年前の父とのやりとりを思い出す。
  • 実は拓海の父・門平は、20年前にクッキングダムからこちらの世界に流れ着いた異世界の人間だった。大恋愛の末に結ばれたというあんと門平の間に生まれたのが、拓海である(詳細は品田拓海を参照のこと)。ハート型のアクセサリは、父から託されたデリシャストーンだったのだ。ローズマリーが身に着ける石との共通点に気付き、「ゆいはアイツにそそのかされて怪物退治を? もしも何かあったら、俺が…!」と力を込める拓海だが、「おいそれとは使ってはいけない」との父の言葉を思い出し、葛藤する。そしてクローゼットを開け、「たしかにこれを着るのもなぁ…」と重い息を吐くのだった。
  • その日の夕方。なごみ亭に準備中の札をかけ、リモート越しに一堂に会する和実・品田両家の面々。門平から「拓海、ゆいちゃんと仲良くやってるか? お前は昔っから、ゆいちゃんが大好きだからなぁ」と開始早々爆弾が投げ込まれ、大きく動揺する拓海と「?」を浮かべるゆい。ゆいの母・あきほがひかるに海の調子を尋ねると、ひかるは「いい調子だ。あきほさんほどじゃないけど、こっちの魚料理もなかなか美味しいよ」と妻への想いを感じさせる返答をする。和やかな刻はあっという間に過ぎてゆき、終了の時間に。熱烈なラブコールをしながら別れを惜しむ品田夫妻と、対照的にサラっと、しかし確かな愛情を込めて挨拶を交す和実夫妻。ゆいは「またね!」と手を振りながら、画面越しの二人と笑顔で別れた。
  • しかし本音としてはやはり寂しく、「もっとお話ししたかったなぁ」とため息をつくゆい。あんはその寂しさに同意つつ、そんな時は思い出の味を食べて元気を出すと話す。それは20年前、行き倒れていた門平とともに作ったしらす丼だった。どんなに離れていてもこれさえ食べれば元気が出ると語るあん。「そっか、“ごはんは笑顔”だね!」と納得するゆいの言葉を聞き、拓海は過去に想いを馳せる。
  • それはまだ二人が幼い頃。和実家の庭で大泣きするゆい。俺は悪くないとばかりに背を向けるが、それでもやはり気になる拓海。そこにおむすびを差し出したのは、当時はまだ存命だったゆいの祖母・よねだった。おむすびを食べた途端に泣き止み「デリシャスマイルー!」と笑顔を浮かべるゆいを見て、つられたようにお腹を鳴らす拓海。よねから差し出されたおむすびを一口かじり、その美味しさに思わず「うまっ!」と声を上げる拓海に駆け寄るゆい。「そういうときは、デリシャスマイルーだよ!やってやって!せーの!」「え、イヤだよ」「えー?」――いつもの調子に戻ったゆいにホっとし、気まずそうに「さっきはごめん…」と謝る拓海と「うん!」と元気よく返事をするゆい。よねはそんな二人を温かく見守り、ゆいの頭を撫でながら“ご飯は笑顔”と伝える。さらに目をキラキラと輝かせるゆいを見て、拓海の胸にはある感情が芽生えたのだった。
  • そして現在。「はらペコったー! しらす丼食べたーい!」と声を上げるゆい。そんなゆいを見て「相変わらず食い意地はってんな…」と柔らかく呟く拓海の声には、あの頃から変わらない想いが込められていた。
  • テーブルに対角に座るゆいとあん、母やゆいの隣に座るのは恥ずかしい思春期なのかカウンターに座る拓海、その拓海の隣に座るあきほ。と関係性が透けて見える席につき、あきほの作ったしらす丼を食べる四人。
  • あっという間に平らげ、お代わりを求めるゆい。そこに鳴り響くハートキュアウォッチのアラーム。ゆいは現場に向かおうとするが、あんの様子がおかしい。どうやら急にしらす丼の思い出を忘れてしまったようだ。あきほに行先を聞かれ、「マリちゃんのお手伝い」と言いながらなごみ亭を出るゆい。拓海も数瞬の間をおいてその後を追う。
  • ブンドル団のナルシストルーと初めて対峙するゆい。追いついた拓海が声をかける直前に、ローズマリーたちがゆいに合流する。料理にまつわる大事な思い出を奪う力があるというナルシストルーに、先ほどのあんの様子を重ねるゆい。「ご飯は笑顔だから! 自分勝手に誰かの笑顔を奪うのは許せない!」と怒りをぶつけるゆいを見て、彼女が自分の意志で戦っていることに気付く拓海。ウバウゾーの強化版・モットウバウゾーを召喚するナルシストルーと、デリシャスフィールドに消えていくゆいたち。拓海が追いかけると、誘うかのように小箱から緑色の光が漏れる。父の言葉を思い出しながらも、意を決したようにフィールドの中に駆け込んだ。
  • モットウバウゾーは今までにない強敵で、怒らせるごとに速度を上げてキュアプレシャスたちを翻弄した。攻撃の隙をつかれ後ろをとられたプレシャスだったが、突然どこからか飛んできた光弾が背後の岩を崩し、モットウバウゾーを押しつぶす。何が起きたのか分からないプレシャスの後ろで、白いタキシードの裾が宙を舞った。ローズマリーの的確な指示で、チャンスを逃さず1000キロカロリーパンチミックスハートアタックを叩き込み、モットウバウゾーを浄化することに成功する。
  • 拓海は自室のベットの上で、先ほどの出来事を思い返していた。「ご飯は笑顔だから!」と、ゆいは自分の意志で怪物と戦っている。それならば、俺にできることは。机に置かれた写真立てには、幼い頃のゆいと自分が笑顔で写っていた。「だったら俺は、お前の笑顔を守る…!」と決意を新たにする拓海。部屋のクローゼットには、白いタキシードと、デリシャストーンが括りつけた帽子が収められていた。

◾︎第14話予告

  • 「あれぇ?あそこにいるのは…」と言ったらんに反応して、ゆいは「あーっ!拓海だぁっ!」とかなり嬉しそうに言う

◾︎第14話

  • ゆい・ここね・らんの三人は、公園で拓海と見知らぬ同年代の女の子が話している姿を目撃する。そのままそちら側に歩こうとする三人だが、「邪魔しちゃダメ!」と後から来たローズマリーに止められる。生垣から身を乗り出し、様子をうかがう四人と何故かようじ期の姿に化けたコメコメ。彼女たちの目の前で、「拓海先輩のことが…好きなんです!」と女の子が拓海に告白し、「え?」と驚く拓海。目を細めるローズマリー、頬を染めるここね、大口を開け真っ赤になるらん。そんな三人とは対照的に、ゆいの反応は「ん?」とよく分かっておらず、「しゅき?」と疑問調で呟くコメコメと同レベルだった。
  • 生垣に身を隠し、「今のってもしかして!?」「告白!?」と驚きを隠せないらんとここねに対し、「すごーい、初めて見ちゃった」といつもと変わらない調子で話すゆい。動揺して返答に窮する拓海の返事を待たず、女の子はその場を駆けだす。ばったりと出くわし、「のぞき見しちゃってゴメンなさい」と謝る四人(と一匹)に対し、「私も誰かに話聞いて欲しかったし!」と堪えきれなくなったように泣き出す女の子。彼女を何とか落ち着かせ、話を聞き始める。
  • 女の子は本間ともえと名乗り、拓海への想いを語りだす。意識したのはごく最近。学校の食堂で、クラスメイトから目玉焼きに何をかけるか聞かれ言い淀んでいた時。隣のテーブルでたまたま同じ話題をしていた上級生の男子たち、その一人が拓海だった。「ケチャップとマヨネーズ」という自分と同じ組み合わせを笑われるが、飄々と「いいだろ別に。食べ方なんて人それぞれなんだから、好きに食べりゃいいんだよ」と語る拓海。ハっとするともえの横で、「拓海は胡椒だって何にでもかけるしな」「好きなんだよこれが…美味い!」と笑顔でサラダを食べる拓海。ともえが恋に落ちたのはその時だった。
  • 「自分の気持ちに正直で、はっきり言えるところが好き」と話すともえ。一方ゆいは「胡椒にお醤油、ソースにケチャップ、マヨネーズ…どれをかけても美味しいよね! うー、はらペコったー!」と食欲に全振りした感想を漏らし、乗っかるらんと合わせてローズマリーに呆れられる。ともえは話を聞いてくれた皆に礼を言い、その場を去っていった。
  • その後、らんが買っていた「初恋の味がする」という菓子・スイートクリスタルを食べようという話になる。ゆいの「すっぱデリシャス!」をはじめとして、各自はそれぞれ違った味を堪能する。恋する気持ちは十人十色、みんな違っていいと語るローズマリー。そんな当人は「これはあの日、あの時の想い出の味…」と涙を流し、コメコメに心配されていた。
  • その日の夜、夕食時になごみ亭を訪れる拓海。本日の定食を注文した拓海に、同じく夕食を食べに来ていたローズマリーが声をかける。拓海はローズマリーと同じ卓につき、険しい顔で身を乗り出す。気圧されたローズマリーだったが、拓海に「あんたに聞きたいことがある」と切り出されると即座に真剣な表情になり「ゆいのことでしょ」と返答。「私こそ、いつか話さないとって思ってたの。つまり…」と言われ目を見開く拓海だったが、その後に続いた「いつから好きなの、ゆいのこと?」という言葉を聞いて椅子ごと後ろに転がり落ちる。ローズマリーからこっそり告白をのぞき見していたことを謝られ、取り乱しながら文句を言う拓海。ゆいも一緒に見ていたことを聞かされると思わず大声を上げるが、「それで、ゆいは?」と気になる様子。ローズマリーから「“すごーい”、って言ってたわ」と聞かされ「…それだけ?」と呆然とする。気を取り直し、当初聞きたかったことを聞こうとするが、ローズマリーからスイートクリスタルを渡され「何かあったら相談に乗る」と言われ毒気を抜かれる。そこに二人を見つけたゆいが現れ、「いつの間に仲良くなったの? うれしーな!」と満面の笑みを浮かべる。「って、なってねえよ…」と赤くなりながらそっぽを向く拓海。「恋は人を悩ませるのよ。そして成長させるの」「恋?」と、ローズマリーとゆいが話を続けそうになったため「あー、もういいから!」と強引に打ち切らせる。
  • 帰宅し、自室のベッドで横になる拓海。結局何も聞けなかったが、悪いやつじゃないっぽいとローズマリーを評価する。しかし、ゆいが怪物と戦っていたことは事実。「何か出来ることをしなきゃ」と考えながらスイートクリスタルをつまむが、その味は思わず顔をしかめ声を出すほど苦かった。
  • 後日。ゆいたちは以前のようにあまねの家を尋ねたが、やはり会えなかった。その帰りにあまねへのプレゼントを買いにPretty_Holicに寄るゆいたちの後を、「俺にできることって、これしかねぇのかな…」とボヤきながら尾行する拓海の姿があった。
  • ゆいたちは食事に入ったパスタ店で、偶然ともえと再会する。目玉焼きが乗ったパスタを、思い思いの食べ方で楽しむ各々。もう一度勇気が出せそうかと問うローズマリーに対し、ともえはやっぱり返事が聞きたい、拓海のことがもっと好きになったからと答える。優しく微笑むローズマリーの上空を、パスタのレシピッピがにこやかに飛んでいた。
  • そこに現れるナルシストルー。レシピッピは捕獲され、ともえは拓海への大事な想いを奪われる。ハートキュアウオッチに守られたゆいたちは、記憶を失うことなくナルシストルーと相対。ホットサンドメーカー型のモットウバウゾーが召喚され、いつも通りデリシャスフィールド内に消えていくゆいたち。拓海はデリシャストーンを握りしめ、「やれるさ!」と気を吐きながらその後を追った。
  • モットウバウゾーは高温の蒸気を放ち、プレシャスたちを苦しめる。スパイシーとヤムヤムの連携で一度は動きを止めるが、力づくで拘束を破ると司令塔のローズマリーに向かって突進した。プレシャスがガードに入るも、蒸気の勢いで吹き飛ばされる。
  • 倒れたプレシャスと彼女を起こそうとするローズマリーの目の前にモットウバウゾーが迫ったその時、後方から飛来した光弾がモットウバウゾーを直撃し跳ね飛ばす。誰の攻撃か分からないプレシャスたちを砂塵が覆う中、緑色に輝く石がタキシードのシルエットを浮かび上がらせる。「気を抜くな」と叱咤する、若い男と思わしき声。警戒心を込めて「あなた誰!?」と詰問するプレシャスの言葉に、「お…俺は…」と声を詰まらせるタキシードの後ろ姿。それを見たローズマリーは、「シナモン…?」という呟きと共に記憶から銀髪の男をあてはめる。振り向くタキシード。マスクで目元を隠した銀色の髪の男は、「私は…ブラックペッパーだ!」と名乗った。ローズマリーは帽子に括られたデリシャストーンに気付き声を上げるが、ブラックペッパーは言い淀む。その時、モットウバウゾーが体勢を立て直そうとしていることに気付き、「今のうちに早く!」と注意を促す。その声を受けてプレシャスが1000キロカロリーパンチを放ち、続いてミックスハートアタックでモットウバウゾーを浄化した。
  • 戦いの後、プレシャスたちは辺りを見回すが、ブラックペッパーは姿を消していた。「あの人、助けてくれた…」と囁くプレシャス。ヤムヤムはこれでともえの想い出が戻ると喜び、皆も同調する。しかしローズマリーはふと遠くを見つめ、「シナモンなわけないわ…でもあれは、クックファイター…」と思いに耽けていた。
  • その後。再び公園で拓海と話すともえと、生垣から覗き込むゆいたち。声は聞こえないが、頭を下げる拓海と、握手する二人の姿が続く。話が終わった後に駆け寄ってきたともえは、笑顔を保ったまま「フラれちゃった」と一言。大小さまざまに驚くらん・ここね・ゆい。一方ローズマリーは、そっと優しく微笑んだ。
  • 友達になれたから寂しくない、と言いながら大泣きするともえを、ローズマリーは自身も泣きながら労う。スイートクリスタルを食べて元気を出そうとらんが提案し、各自それぞれ口に入れる。「これが初恋の味…」「甘酸っぱさ特盛よ!」と涙を流しながら語るともえとローズマリー。その横で目を閉じて味わうゆいの初恋の味は、果たしてどんな味なのか…。

◾︎第20話

  • ゆい・らん・あまねの三人は、ここねの両親が経営する湖畔の高級レストラン・デュ・ラクに招待される。だが学食でのゆいとらんの「定食おかわり」「ソフトクリームにダイブ」という言葉に戦慄したあまねは、現地での二人の振る舞いを危惧し、レストランのマナー講座の開催を決意する。
  • 四人はなごみ亭に集まり、あまねのマナー講座が始まる。コメコメ・パムパム・メンメンも協力した二択のクイズ形式で進む中、全問正解するここねを後目に、ゆいとらんは全滅の憂き目に。そこにローズマリーが現れる。「レストランのおいしいお料理がどんどん逃げていく!」と涙目のゆい、「マナー無理、マナー怖い、マナー苦手…」とノイローゼ気味に呟き続けるらんを見て、ローズマリーは気分転換にレストランに相応しいドレスを見に行こうと提案する。
  • 衣装のレンタル店を訪れる五人と三匹。らんがパンダの着ぐるみを選ぶといったアクシデントがあったものの、ここねの「マナーは食事を楽しむための思いやり」という説明を受けて納得し、四人は前向きに衣装選びを続ける。その間に、ローズマリーは両腕いっぱいに袋を下げるほどのレンタルを済ませており、ゆいに「そんなに借りるの!?」と驚かれた。
  • 当日、四人は思い思いの華やかなドレスに身を包み、デュ・ラクの玄関に集合する。待ち時間の間にレストラン内を見学し、笑顔で和やかに食事をする先客たちを見て楽しみを募らせる四人。だがワインレッドのシックなスーツ姿のローズマリーは、「あの子たち、まだかしら…」と心配気味。どうやら誰かを呼んでいる様子だった。
  • そこに湖側からやって来たナルシストルー。ローストチキンのレシピッピを奪った彼を追いかけ対峙する五人。その場面を、何故か白い礼服姿の拓海が物陰から見ていた。ボウルとコルクオープナーが混ざったモットウバウゾーを召喚するナルシストルーに対し、「みなさん、準備はよろしくて!」「もちろんですわ!」とどこかのお姫様モチーフの戦士を連想させるセリフで臨戦態勢をとる四人だった。
  • モットウバウゾーはボウル部の胴体を器用に前後させ、1000キロカロリーパンチを放ったプレシャスを跳ね飛ばし、ヤムヤムのバリバリカッターブレイズの衝撃を吸収する。フィナーレが身構える中、「私が相手だ!」と現れたブラックペッパーの跳び蹴りがモットウバウゾーの顔面を直撃しふらつかせる。合わせた追撃でモットウバウゾーを吹き飛ばしたフィナーレだが、「またあの男…」とブラックペッパーをいぶかしむ。
  • 突然割り込んでくるなんてマナー違反だよ、とブラックペッパーを嘲るナルシストルー。それを聞き「想い出を滅茶苦茶にした貴様に、マナーを語る資格などない!」と怒りを露にするフィナーレ。その隙を突き、モットウバウゾーの攻撃がフィナーレを狙う。「危ない!」と声を上げるプレシャス・ブラックペッパー・ローズマリーだったが、割り込んだスパイシーがバリアで防いだ。攻撃を続けようとするモットウバウゾーに対し、プレシャス・ブラックペッパー・ヤムヤムが波状攻撃を仕掛け動きを止めることに成功する。そんな中、フィナーレとスパイシーは昨日の帰り際のやりとりについて語り合う。展開される二人の世界。それが終わる頃には、戦い続けた三人は疲労困憊の表情で肩で息をしていた。
  • フィナーレがモットウバウゾーを浄化し、ナルシストルーが退散する頃には、ブラックペッパーも姿を消していた。「あれ、ブラペも消えちゃってる…」と姿を探すプレシャスとともに辺りを見回すフィナーレは、「ヤツは一体、何者なんだ…」とひとり呟いた。
  • 戦いの後デュ・ラクに戻った五人を、あまねの兄・ゆあんとみつきがスーツ姿で出迎えた。驚くあまねに、ここねにお願いして呼んだと語るローズマリー。昨日の大荷物の一部はこのためのものだったらしい。みつきにドレス姿を誉められ、照れ笑いの表情を浮かべる四人だった。
  • そこに「すみません、遅刻してしまって!」と、先ほどの白い礼服で駆けつける拓海。どうやら彼もローズマリーに呼ばれていたらしい。「マリちゃん、拓海も呼んでたんだ」と明るく言うゆい。拓海が息を整えながら「いいだろ別に…」と視線を上げると、そこには可憐なドレスに身を包んだ幼なじみの姿が。思わず見惚れる拓海と、そんな彼を不思議がり「ん?」と首をかしげるゆい。拓海は慌てて「な、何でもねーよ!」と取り繕った。
  • そして料理が運ばれる。ナプキンは膝にのせ、パンは小さく千切り、いつもの「デリシャスマイルー」も響かないように。マナーを守り食事を楽しむ四人を見て、「あのお姉さんたちキレイ! お城の舞踏会みたい!」と目を輝かせる別テーブルの女の子。優しく手を振るゆい。それを聞いたローズマリーは「いいわねぇ、だったら踊りましょうよ!」と提案する。驚くここねは、いつしか「みんなで踊りましょう」と言った日のことを思い返していたのかもしれない。
  • 食事が終わった後、始まるダンスパーティー。まずはゆいとローズマリーが手をとり、拓海はらんに振り回される。テーブルの下で踊る着飾ったコメコメ・パムパム・メンメンを含め、その場にいた客みんなが参加し楽しい雰囲気に包まれる会場。ローズマリーはそのままゆいと拓海を引き合わせ、拓海の背中をそっと押す。一瞬きょとんとなるゆいだったが、すぐに顔を赤らめ固まったままの拓海の手を優しく包み込み、満面の笑みを浮かべた。がんばりなさいよ、と言わんばかりにウインクして去るローズマリーを、こいつ…と横目で恨めしそうに見る拓海。ダンスは続く。拓海は最後まで、ゆいの手をきちんと握れなかったようだった。
  • ゆいが拓海の手を握るときに一瞬見せたはにかんだ笑顔と、わずかに差した頬の赤みは、いったい何を示すのか。それはもしかしたら、本人も気付いていないある種の感情なのかもしれない。

【拓ゆい】まとめ03【デパプリ】拓ゆいかわいい!!!!!!!_(´ཀ`」 ∠)_


◾︎第21話

  • かき氷機のウバウゾーに凍らされ、カキプレシャスにされかけていたプレシャスをブラペがお姫様抱っこで救出する。プレシャスは19話でフィナーレにお姫様抱っこで助けられた際は降ろされてすぐ「ありがとう!」と礼を言いそのまま攻撃に転じていたのだが、この時は降ろされた際に「ふぁ?え?」と戸惑った声を出しており、ウバウゾーが浄化されるまでの間突っ立ったままとなっている(初めて至近距離で見た顔か、もしくは抱っこされた時の感覚に既視感でも覚えたのだろうか?)
  • 戦闘が終わり立ち去ろうとするブラペを「あ、待って!」と困り顔で呼び止めるプレシャス。フィナーレに「お前は何者だ。どうして私達を助けてくれる」と問われ、拓海はプレシャスを横目で見ながら「助けたいから助ける、それだけだ」と言って立ち去る。

◾︎第22話

  • 冒頭、遠距離攻撃をそのまま投げ返すという仕様のウバウゾー相手にブラックペッパーの攻撃は跳ね返され、元の攻撃力の高さ故にプリキュアの足を引っ張ってしまい、フィナーレに「下がってろ」、ナルシストルーにも「君のおかげで楽しめた」と言われた拓海は落ち込んでしまう。またローズマリーに先日言われたシナモンとやらは父さんの事だよな…オレと父さんの事は知られちゃいけないよな…と父を冤罪で追放したクッキングダムの人間であるローズマリーとの関わり方に悩む。
  • そこに拓海がいつも世話になっている湊陽佑がタメ息をついている所に出会う。幼馴染みの櫻井麻恵が入院してしまいお見舞いで元気付ける為に「伝説のクレープを食べさせたい」と思っていたが、そのクレープ屋は海外に行ってしまい今は手に入らない。拓海は「自分が再現する」と伝説のクレープを再現する為にフルーツパーラーKASAIに行く。
  • フルーツパーラーKASAIではゆいたちが「新作パフェの開発(あまねが大き過ぎないか?と突っ込む巨大パフェ)」をしており味見中だった。
  • 入口のドアの窓に張り付くように覗き込む拓海に気付いたゆいは外に出る。「ゆいなら味を覚えてるだろ」とゆいに味見を頼む拓海に対し、ゆいは「それじゃあ皆で作ろうよ」と提案する。この間の戦闘で足を引っ張ってしまった事を思い出し遠慮がちだった拓海だが、ゆいに「拓海とお料理するの久しぶりだね!楽しみ〜!」と嬉しそうに言われて提案に乗ることにする。
  • 「伝説のクレープをもう一度食べてみたかった」「力になろう」「同じ物を作るのは難しそう」と三者三様に手伝う事を決める中、早速拓海が手早く試作一号を作り、「拓海先輩すごーい」「手付きが慣れてる…」と驚くここね達にゆいは「拓海はお料理が得意なんだよ」と自慢気に話す。
  • 試行錯誤を繰り返しかなり近付き、あとは微調整だなと言ったところで拓海は山のように積み上がったお皿を見て熱中して作り過ぎてしまっている事に気付き落ち込みかけるが、ゆいの「大丈夫!拓海のクレープ美味しいからもっと食べたい!」という言葉に励まされ「じゃあ作るか!」と続ける気になる。
  • それを聞いたゆいも頑張ろうとするも小麦粉をこぼして舞い上がった小麦粉塗れになってしまい、「ほらタオル」とまるで顔を拭くかのように顔のすぐ側までタオルを持っていき手渡す。
  • それを見たあまねが「案外面倒見が良いんだな…」とポツリとこぼし、拓海が赤面して無言で作業を再開したのを見てあまねは何かを察したようである。
    なるほど会長☆気持ち察したーれ!
  • その後完全に伝説のクレープだと言われるレベルの再現に成功し湊さんに渡すのだが…。実は湊さんが落ち込んでいたのは伝説のクレープが手に入らなくなっていたからではなく、麻恵と入院前に喧嘩をして合わせる顔がないからだった。本当は伝説のクレープは元気付ける為ではなく仲直りの切っ掛けに探していたらしい。
  • また独りよがりに突っ張って周りに迷惑をかけてしまった…と壁に手をついて落ち込む拓海に、ゆいは「どうしたの?」と理由がわからず声をかける。「拓海の気持ちを無碍には出来ねぇ!でもどうしたら…」と悩む湊にあまねがメッセージを添えて渡すことを提案し、拓海と湊の二人で麻恵のお見舞いに向かう。
  • 麻恵は拓海の訪問を歓迎し、湊と麻恵の二人は無事仲直りして伝説のクレープの思い出を楽しそうに拓海に話すのだが、そこでナルシストルーがクレープのレシピッピを捕えてしまい二人は思い出を忘れてしまう。
  • 怒った拓海はナルシストルー達の元に向かうのだが…ウバウゾーは前回のパワーアップ版で、再び攻撃を投げ返すタイプだった。ナルシストルーに「迷惑なんじゃない?」と煽られるも、「例え迷惑だとしても、皆の美味しい笑顔は返して貰う!」「残念だが、わたしに同じ手は二度通用しない!」と今度はこちらが敵の攻撃を弾き返しナルシストルーを驚かせる。
  • その後ペッパーミル•スピンキックという新技をプレシャスの1000キロカロリーパンチと共に放ち、無事ウバウゾーを浄化した後、ブラペは無邪気な笑顔を浮かべたプレシャスに呼び止められる。
  • 帰宅した拓海に湊は段ボールいっぱいの野菜をお礼として渡し、「拓海も悩んでたみたいだけど大丈夫か」と聞く。それに対して拓海は「オレのやってることは間違いなんかじゃないとわかったから」と笑顔で返す。拓海の部屋には「ブラックペッパーさん いつもありがとう。プレシャスより」というメッセージのついたクリスタルボトルシュガーが飾られていた。
  • 余談だが湊陽佑櫻井麻恵は、二人とも社会人になっているが幼馴染み以上の関係には、なってないようである(が、社会人になった今でも喧嘩するほど仲が良い関係のようである)。

◾︎第25話

  • ゆいがプリキュア仲間とローズマリーと一緒にキャンプに行くも、料理を開始した時に鍋を忘れたことに気がつく。ゆいの母親に頼まれた拓海が鍋を届けにくる。ゆいにお礼を言われるも拓海「たまたま配達の車に乗せて貰えたから」とテレながらごまかす。
  • ゆいからご飯を食べて行くように言われるも、拓海は「明日早くから用事ある」と断ろうとするが、あまねが「食べるだけなら大丈夫じゃないか?」とフォローを入れた為、「それなら…」と承諾したところ、ゆいに自分の両手に重ねるようにして鍋を持ち上げられた為顔を真っ赤にして照れる。
  • 料理が完成して皆で食べているも拓海はバスの時間もあるため「そろそろ帰る」と言うとゆいが「わかった。お皿はそのままでいいから。ありがとう拓海」と言うお礼にテレる拓海であった(幼馴染みで仲良く料理・・・。22話で似たことしてませんでした?)。

◾︎第26話

  • ここねとコメコメがピーマン嫌いなのがわかり、ゆいが拓海も昔ピーマン嫌いだったと幼少期に逃げる拓海を大量のピーマンをお皿に乗せて追いかけ回していたことを思い出し、なごみ亭で昼食中の拓海と仕事中のあんに相談する。
  • 拓海の父門平が「まずはピーマンは食べられる物と認識するのが大事」と試行錯誤して色んなピーマンレシピを作っていた事を聞き、ゆいもここね達の為にピーマン料理を作ることにする。あんから「たっ君も手伝ってあげたら?」と言われ驚くも、ゆいが「拓海も来てくれるなら嬉しい!」と顔を至近距離に近付けて言った為拓海も「仕方ねぇな…任せろ」と協力することになる。
  • ピーマン料理の調理を開始。拓海が「まずは、ピーマンの苦味をおさえるか」という言葉にゆい「そんなことできるの?」。拓海「繊維にそって切れば細胞が傷つかないから、比較的おさえられる」。拓海のかなり近くでゆいが「へー」と感心する(拓海が調理する直前の4人の立ち位置が画面左側にゆいと拓海が、右側にらんとあまねが立っているのは何故なんだろうか?)
  • ブンドル団を追い返した後「はらペコった〜!」ゆいが「拓海が何か作ってくれてるかも」と言う為ブラペの格好で「え!?」と焦りながらも皆より先にゆいの家に何とか戻り、チンジャオロースを作り、帰ってきたゆいたちに振る舞う。(ちなみに拓海はピーマン料理のための買い出し中に戦闘に駆け付けたため、戦闘に参加していなければここでのゆいの予想は見事に当たりであった。)そのチンジャオロースをゆいは(拓海の隣で)「美味しい」と目をキラキラさせる。拓海は「自信作だからな」と得意そうな反応をゆいにかえす。(幼馴染みで仲良く料理、以下略)。

◾︎第28話

  • ゆいが慌てて家を出るのを見かけた拓海。ブンドル団だと思って後を追おうとするも、ゆいの連絡を受け出てきたローズマリーが勢いよく開けたドアが当たって邪魔される。
  • ナルシストルーに投げ飛ばされたプレシャスをキャッチするブラペ。プレシャスは振り向いて礼を言うのだが、初めて正面から、しかも至近距離距離で見られた為「あれ?あなたどこかで…」と正体に気付かれそうになり、慌てて顔を隠しながら「油断するな!」とプレシャスから距離を取る。

◾︎第30話

  • お祭りでローズマリーの焼きそば屋台を手伝うゆいの和服姿に顔を赤くする拓海。

浴衣で☆わっしょい!

  • 藤野タカオ、藤野みやこ夫妻から「祭りの花火を同じ食べ物を食べながら見た二人はずっと一緒にいらる」と言うジンクスを聞き拓海は、ローズマリーからからかわれる。
  • その後ウバウゾーとの戦闘後に「やべ、買い出しに戻らねぇと」と急いで去るのだが、その前にお祭り会場にいるにも拘らずゆいに「お母さん達のお手伝い?」と聞かれて肯定している為、拓海が作中で頻繁に言う買い出しはあきほとあんに頼まれており、ゆいにとっても「拓海の外出=あきほ達の手伝い」のようである。
  • 夜に皆で祭りの花火を見ている時、ジンクスの話になるが天然なゆいが「皆とずっと一緒にいられる」と言う(拓海、せっかくのチャンスだったのに・・・)。

◾︎第31話

  • ゆいにそっくりなマイラ王女が楽しみにしていた食べ歩きをさせてあげる為に入れ替わったゆい。
  • ゆいの服を来たマイラ王女をゆいだと思い話しかけた拓海は、ごきげんようと返され様子が変だと顔を近付け、その距離感にマイラ王女が赤面してしまいその反応に戸惑う。そして様子を少し伺った後別人と気付き、慌ててあまね達が連れて行った後で「誰だ、あいつ…」と呟くのだった。

◾︎第34話

  • ゆいのお婆ちゃん知り合いの昔板前をやっていた又三郎と孫の宏輔が遊びにやってくる。些細なことから二人が喧嘩になる。
  • ゆいが宏輔に話を聞くと「本当は友だちと野球がしたい」と話した為に、昔から又三郎と仲が良く会いに来た拓海も交えて野球をすることに
  • 試合前に仲良く話すゆいと拓海を見て宏輔から「付き合ってるのか?」と聞かれる。拓海は「なっ、何言って…んなわけねーだろ!」と慌てて否定し、それを聞いたゆいも笑顔で「うん!ないよ!」と力強く答える。(第三者から見たら恋人どうしの仲良さなんですが)
  • 宏輔に「勝った方がゆいちゃんとデートだ!」と言われた拓海は「デートとかどうでも良いけど…この勝負勝つ!」とあまねの兄二人がいるとはいえ女子中学生三人、少女のコメコメ、男子小学生が相手にも拘らず、宙返りで十数メートルジャンプをするという大人気ない身体能力を披露し引き分けに持ち込む。それを見たあまねは「何という脚力だ…」と驚き、ゆいは嬉しそうな表情をしている。(13話の回想でサッカーボールを抱えた拓海の側でゆいが泣いていたのはまさか……)
  • 野球の後はゆいはハンバーガー屋で宏輔を、拓海はなごみ亭で又三郎をそれぞれ諭す。このとき拓海とゆいはとくに打ち合わせはしてなかったのだが、息ピッタリの行動である。
  • この直後にブンドル団におでんが奪われてしまう。戦闘ではおでんに深い思い入れがあるプレシャスが頭に血が上り暴走してしまう。無謀に突っ込みゴッソリウバウゾーから攻撃を受けたプレシャスをブラックペッパーが庇い、「プレシャス、落ち着け!」と制止するが、プレシャスはブラックペッパーを押しのけて突っ込んでいきそのまま勝利してしまった。

◾︎第37話

  • 文化祭のクラスの出し物である手打ち蕎麦屋を訪れたゆい達に拓海は蕎麦をふるまう。
  • ゆいは「拓海、いっぱい研究したんだね!手打ちそばって難しいのに」と食べる前から拓海が蕎麦を打ったことを見抜いた。拓海は蕎麦打ちを言い当てられたことに驚きつつもゆいのデリシャスマイルを優しく見守っていた。(この一連のやり取りから、拓海はクラスの中で蕎麦打ちを担当することをゆいに伝えていなかったものと思われる。)
  • そして「じゃあごゆっくり」と持ち場に戻っていく拓海を、ゆいは食べる手を止めて満面の笑顔で見送った。

◾︎第38話

  • ゆい達が過去のおいしーなタウンに出かけている間にセクレトルーがおにぎりのレシピッピを奪ってしまう。その場に居合わせたブラックペッパーはプリキュア達が到着するまでゴッソリウバウゾーに対して孤軍奮闘するが、プリキュア数人がかりで立ち向かう相手に浄化技も持たず一人で挑んだため気絶するまで追い込まれてしまう。
  • 戦闘後にプレシャスは「ブラペは?」と心配していたが、無事に立ち去ったことをローズマリーから聞き「よかった…」と胸をなでおろしていた。

◾︎第40話

  • ローズマリーのスペシャルデリシャストーン修理の為に拓海は父親のシナモンに、デリシャストーンをしぶしぶ返すことになる。
  • 登校中にゆいが「セクレトルーが何故完璧にこだわるのか。話をしたい」とらんたちに話しているのを拓海が聞く。信念の変わらないゆいを見て拓海は微笑むが、後ろにいたあまねに「何をニコニコしている?」と突っ込まれる。
  • 拓海に気付いたゆいはブッシュドノエルの制作を頼もうとするが拓海はブンドル団の話題だと思い込み取り乱してしまう。しかしこのやり取りの中で普段と違って反応が大人しい拓海に気付いたゆいは、「拓海、何かあった?今日は元気ない…」と心配する。
  • セクレトルーにコメコメ、パムパム、メンメンが捕まってしまい、デリシャスフィールドを張ろうとしたローズマリーも拘束されてしまう。
  • 変身出来ない為生身のままコメコメを助けようと突っ込んだゆいはゴッソリウバウゾーの起こした風で吹き飛ばされてしまい、それを拓海があっさりと受け止める。
  • セクレトルーの攻撃をゆいを抱えて横っ飛びでかわした拓海は「あれを貸してくれ!コメコメ達は俺が助ける!」と縛られたローズマリーのポケットに手を突っ込んで、拓海の意志に反応して光るデリシャストーンを手に取り、ゆいの目の前でブラックペッパーに変身する。
  • 変身する直前に拓海が発した「やっぱり見てるだけなんて嫌だ!」という言葉は第2話でプレシャスが発した「見てるだけなんてできない」という言葉と同じである。似たもの夫婦。
  • 拓海の変身を目撃したゆいは呆然となるが、ローズマリーから今は戦いに集中するように言われプレシャスに変身。だが変身後も「拓海が・・・ブラペ・・・」とボーッとした表情でブツブツ呟くばかりで戦おうともしない。ショックでぶっ壊れてしまったようだ。
  • そんなプレシャスにブラックペッパーは「ウバウゾーはわたしに任せてやるべき事をやれ」と声をかけ、反応の鈍いプレシャスに今度は普段の声で「セクレトルーと話をしたいんだろ」と優しく促し、それを聞いたプレシャスは笑顔で頷き、二人のタッグで戦いに赴くことに。
  • ゴッソリウバウゾーのスペシャル攻撃の極大ビームにバリアで受け止めようとするスパイシー。スパイシーでは耐えられないと判断し割って入るブラックペッパーだったが、その威力の凄まじさに爆風の余波を浴びてバリアを張っていたスパイシー、ヤムヤム、フィナーレは吹き飛ばされ、「皆!」と叫んだプレシャスはブラックペッパーが倒れるのを見て「大丈夫!?」と心配そうに駆け寄る。
  • その後治癒能力で復帰したブラックペッパーは、「まだだ!プリキュアの力はこんなもんじゃねぇだろ!」と発破をかけ、「あたし達5人なら!」と5人で力を合わせ今までにない威力の合体攻撃を繰り出しウバウゾーを倒す事に成功する。
  • セクレトルーの説得は今回は成功しなかったが、撤退させることはできた。戦いが終わった後、変身を解除する拓海。プレシャスは拓海が自分たちを身を挺して助けてくれていたこと、だがそれ故に今まで拓海が危険な目に遭っていたことなどから、喜ぶべきか悲しむべきか感情がぐちゃぐちゃになって号泣してしまい、拓海はあわててしまう。
  • ゆいの家でまだ泣き止まないゆいに、おにぎりを手渡す拓海。泣き止んだゆいは「拓海がブラペで嬉しい」と笑顔で言う。「これからもよろしくね」と言うゆいに「ああ、よろしく」と返す拓海。周囲には二人の気持ちを代弁するかのようにほかほかハートが舞っていた。
  • その翌日、ローズマリーのスペシャルデリシャストーンを修復するために拓海とローズマリーと門平が旅立ち、ゆいとあんがそれを見送る。品田夫婦はいつものようにラブラブな雰囲気で別れを済ます。ゆいと拓海もその二人になぞらえるように別れを済ますのだった。

◾︎第41話

  • 番組冒頭の前回のあらすじをゆいが担当する。ブラックペッパーの正体が拓海だったことを語るゆいの声は非常に嬉しそうであった。

◾︎第42話

  • ゴーダッツの企みで父親のシナモンがクッキングダムを追放されていたことを知り、さらにゴーダッツによって父親が目の前でボロボロにされ、ブラックペッパーはゴーダッツへの憎しみに飲まれ無謀にもゴーダッツの本拠地へと乗り込んでいく。そんなブラックペッパーをプレシャスは追いかけて引き留めるも、初めて見る怒りと悲しみに満ちた彼の表情に困惑して何も言えなくなってしまう。
  • 玉座に到達したブラックペッパーはゴーダッツと対峙するも追い詰められてしまうが、双方を制止するためにプレシャスとローズマリーが割って入る。ローズマリーと戦うゴーダッツに憎しみのまま攻撃を仕掛けようとするブラックペッパーだがプレシャスが割って入り、みんな誰かを傷つけるのではなく守りたいから戦うんだ「拓海だって…」と諭される。
  • それでもなお、ローズマリーと相討ちになったゴーダッツに追い打ちの光弾を放とうとするが、「やめて!」とプレシャスにその手を掴まれプレシャスの方に向けられる。そしてフェンネルの改心を信じて必死に説得するプレシャスに折れて光弾を収めるが、その瞬間ブラックペッパーはゴーダッツから致命的な一撃を背中に浴び、変身解除してしまう。
  • ゴーダッツはプレシャスが自分勝手な想像を押し付けたことで自分に回復する時間を与えプレシャスの大切な人物が倒れる結果を招いたのだと精神攻撃をかけ、さらにプレシャスとローズマリーも戦闘不能にしてしまう。ゴーダッツが皆にトドメを刺そうとした瞬間コメコメの捨て身の転移能力で何とか難を逃れることができた。
  • この回ではゆいは最初はブラックペッパーのことを「ブラペ」と呼んでいるが、拓海の本心を聞いて以後からは始終「拓海」と呼んでいる。

◾︎第43話

  • 前回の戦いで拓海は昏睡状態に陥ってしまい、コメコメもエナジーを使い切って寝込んでしまう。ゆいはゴーダッツを信じようとした自分のせいで拓海とコメコメがひどい目に逢ってしまったことを号泣しながら後悔する。ご飯を食べてもおいしく感じず、仲間から励まされても立ち直り切れないでいた。
  • 決戦に向かう仲間たちを見送ったゆいがなごみ亭に戻ると拓海が待っており、デリシャストーンが身代わりになってくれたことを(そして石が壊れブラックペッパーになれなくなったことを暗に)明かされる。「ごめんなさい」と怯えながら謝るゆいに拓海は「あやまんなよ」と優しく語りかける。
  • 拓海は前回のプレシャスの決死の説得でゆいの祖母・よねが言っていた「味付けに迷ったら、大切な人の笑顔に答えはある」という言葉を思い出し、怒りに任せて戦っていたらゆいの笑顔を守れず後悔することになっていたと、止めてくれたゆいに感謝する。ゆいの手を取りながら「これで本当に大切な笑顔を守れるのか?そう思ったら答えはすぐに見つかった。」と。
  • このプロポーズめいたやり取りでゆいはみんなを笑顔にしたいという初心を思い出し、完全復活するも、その勢いで拓海の取った手を振り払ってしまった。いつもの調子を取り戻したゆいを拓海は苦笑しながら見つめていた。
  • その後ゆいと拓海はミニスピリットルーから逃げてなごみ亭に駆け込む。そこでは和実夫婦が作っていた料理の名前を思い出せずに悩んでいた。そしてゆいと拓海は「人と人、想いと想いを結ぶ人になりますように」というゆいの名前の由来を聞き、ゆいは「おむすび」を思い出す。この言葉がキーとなりジンジャーのほかほかハートの蓄積装置が発動した。この一連のシーンでは和実夫婦とゆいと拓海が重なるように描かれていた。
  • 発動したほかほかハートの蓄積装置によってコメコメも完全復活し、ゆいはキュアプレシャスとしても復活する。そして決戦へと向かうプレシャスに拓海は「お前ならできる!信じてる!」とエールを送り、グータッチで送り出した。「自分の信じた道を突き進め」と言わんばかりに。

◾︎第44話

  • 今までプリキュアに助けられたレシピッピたちがスタンプに込めた感謝の気持ちとほかほかハートの力により、ほかほかハートの蓄積装置が真の力を発揮した。その装置によってデリシャストーンが修復されたことでブラックペッパーはシナモンとともに最終決戦の場に駆け付け、傷ついたゆい達を治療する。
  • ゆいの中でブラックペッパーが拓海だという認識が固まり切ったためか、この回ではブラックペッパーのことを最初から「拓海」と呼んでいる。
  • なぜジンジャーは他の者ばかり気にかけて自分だけを見てくれないのかと嘆き憤りジンジャーが分け与えたものを全て独り占めしようとするゴーダッツを、プレシャスは「ありがとうを重ねてたくさんの人を繋いだこのバトンは誰にも奪えない。ジンジャーさんを大切に想うあなたなら人と人を結びたいジンジャーさんの想いがわかるはず。」と説得する。
  • この説得の中でプレシャスは仲間たちそれぞれを見つめ、「ありがとう」という言葉を交えながら「私は一人じゃない。どんなに苦しいことがあっても自分を信じて笑顔で歩いて行ける。その勇気をくれる。」と語った。この流れの中で「笑顔で歩いて行ける。」の際にブラックペッパー、ローズマリー、シナモンを見つめたのち、「その勇気をくれる。」という言葉とともに一瞬微笑み頷きながらブラックペッパーにアイコンタクトを送った。それに対してブラックペッパーも微笑み、頷き返している。
  • ちなみにこの瞬間のプレシャスの表情は一連の流れの中でいちばん紅潮して描かれていた。

◾︎第45話(最終回)

  • 食べ物が戻ったことを記念しておいしーなタウンではお祭りが開かれ、なごみ亭ではベジタブル丼のお弁当を販売する。ゆいが一人で販売を任されたところで弁当が品切れになってしまうが、すかさず拓海が追加を補充してそのまま二人で販売を続ける。その姿はどう見ても未来の夫婦です、ありがとうございました。
  • ところで拓海が補充する寸前まであきほさん店の外にいたよね?それなのに出来立てのお弁当を用意出来たという事は……
  • エピローグでいつものように和実家の縁側でおむすびを食べながら会話しているゆいと拓海。ゆいは「いつか世界中の招き猫に会いに行きたい」と夢を語り、「拓海もいっしょに行かない?」と誘う。これに対して拓海は「二人で…?」と赤面して聞き返すが「ここねちゃん達も誘ってみんなで行こうよ」と言われてガックリ来てしまう。うん、ゆいちゃんはそういう娘ですよね。どんまい拓海君。
  • ところがその直後に「最初に拓海をさそいたくて」と言われ、拓海は驚く。「え?ゆい それって…」と聞き返したところで買い出しに行く約束をしていたここね達が来たため、力が抜けた拓海はずっこけてしまう。そんな拓海に「良いから良いから!拓海も一緒に行こう!」と手を差し出すゆいの顔には、これまで拓海に見せてきた無邪気な顔や妹のような幼い顔とは少し違う、はにかむような女性らしい笑顔が浮かんでいた。
  • ゆいの手を取っていつものように「しょうがねぇな…」とゆいの誘いを受け、買い物へと引っ張られていく拓海。その手は拓海が「強く握りすぎ」と言うほど固く結ばれていた。ラストカットでは拓海を離さないとばかりにがっしりと腕を掴んで引っ張って行く買い物中のゆいの姿が描かれている。
  • ちなみに拓海がゆいに手を引かれていくこのシーンはほぼ台詞と影だけの短いシーンにも拘らず公式あらすじの中で「ゆいはその手をしっかりとつかみながら」という記述でピックアップされている。さらにエピローグでのゆいと拓海のやり取り全体について「ゆいは世界をめぐる旅に拓海をさそい、拓海をしっかりと捕まえていった」と読めるようにまとめられている。
  • エンディングの特別カットではハンバーガー屋でデートをしているゆいと拓海の姿が。ちなみにゆいは拓海が食べているものの2倍はあるサイズの大きいハンバーガーを笑顔で食べており、拓海は優しい笑顔でゆいを見守っている。
  • さらに、4人といっしょに招き猫巡りと思われる小旅行をしている拓海の姿が描かれた。
  • こうしていつか二人が結ばれることを暗示しつつ、二人の関係が第1話よりもほんの少し進んだところで本編は幕を閉じた。

◾︎【生配信】デリシャスパーティ♡プリキュア~チアーズ!もうすぐ!クリスマス❤パーティ~

  • 時系列は文化祭より後。
  • お昼ご飯の話題でプレシャスが視聴者とチャットをするコーナーで、ハンバーガーの話題(再生時間 16:18)が出る。この中で「このまえ拓海とハンバーガーを食べに行った」と語られた。第8話で失敗したハンバーガーデートはリベンジ成功していたようである。
  • プレシャスはこのときのハンバーガーの味について、ほかの話題に比べてひときわ嬉しそうにおいしかったな~」と語っていた。

◾︎キュアプレシャスのありがとう!シェアリンパーティ♡

  • 「デパプリおもいで♡クイズ」のコーナーでは全13問中、拓海に関係する質問が以下の4問出題された。18:00「Q3. 拓海のお父さんのおなまえは?」, 21:50「Q7. 拓海がすきなちょうみりょうは?」, 22:54「Q8. キャンプでゆいが持ってくるのを忘れたのは?」, 26:00「Q11. ブラペのキメワザはなに?」
  • このうちQ8(答え:なべ)ではプレシャスは拓海が鍋を持ってきてくれたことに対して「拓海ありがと~ 拓海、見てるー!?」と唐突にカメラの向こうにむかって力いっぱいアピールを始め、「いつもホントにやさしいんだよ~!」と拓海を自慢するようなことを言っていた。またQ11(答え:ペッパーミルスピンキック)では「かっこいい技名だよ」とヒントを出し、解答時に「拓海がブラペでうれしかった」とあらためて語っていた。

◾︎デリシャスパーティ♡プリキュア 感謝祭 復活のジェントルー

  • 時系列は最終回より後。
  • ローズマリーとコメコメ達が久しぶりにおいしーなタウンを訪れプリキュアメンバー達でカレー作りをする。その際にローズマリーが第3話のコメコメが人参を一人で買いに行った事に触れ、ゆいが拓海が見つけてくれたんだーと嬉しそうに語る。
  • 「フードにコメコメ入れててビックリしちゃった」と言うゆいに、何故そんなところにと視聴者が思っていたツッコミが入り、コメコメが震えてたからふわふわした暖かいところが良いと思ったんだってと答え、コメコメはふわモコだったコメ!!とフードの中が快適だったと思い返す。
  • その後お肉の代わりに大豆ミートだとあまねが紹介し、ゆいがこの前拓海と大豆ミートのハンバーガー食べに行ったけどすっごく美味しかったと語る(君達ハンバーガー頻繁に食べに行ってるね)

  • ローズマリーが「あの子達とうとうデートという認識に発展したの?」とあまねに相談し、あまねは「詳しいことはわからないが…あの二人はわたし達が思うよりずっと強い絆で結ばれているようだ。ただデートと呼べるかは…いやその呼び方すら霞むような…」と話す。
  • それを聞いていたコメコメが「コメコメだってゆいと強くて太くてすごーい絆で結ばれているコメ!コメコメがゆいとデートするコメ!」とヤキモチを焼きゆいをデートに誘い、ゆいは「ん?良いよ!でもデートって何すればいいの?」と軽く返す(デートと思われてなかったよ残念たっくん)

  • 皆の理想のデートを聞いたゆいは「一緒にお料理がしたい。好きな具材や食べやすい大きさとかを話しながらおむすびを作って大切な人の事をもっと知る時間にしたい。ここねちゃんみたいにカフェに行ったり、らんちゃんみたいに冒険したり、あまねちゃんみたいに運動したり、マリちゃんみたいにお部屋でまったりしたい」というのが理想のデートだという結論に辿り着くのだが…。

  • 油布先生のTwitter絵で拓海と談笑しながらおむすびを作っている、最終話のEDでカフェっぽい場所で拓海とハンバーガーを食べてる、世界を巡る度を拓海を一番最初に誘いたくてと誘う、幼少期の喧嘩時に拓海がサッカーボールを抱えており二人でサッカーをしていた過去があると思われる、縁側で二人でくつろいでたりふたご先生のTwitter絵で拓海の部屋のベッドに座り拓海のベースを聞いていると全て拓海と経験済みor約束済みの行為である事に自覚はあるのだろうか。
  • あまねは「ゆいの理想、後で品田に伝えておくよ」とマリちゃんに囁く。

  • フェンネル(ゴーダッツ)のスペシャルデリシャストーンの試作品によってセクレトルーのジェントルーのデータから産み出されたジェントルー2世は、自分がコピー及びクローンである、ブンドル団はもう解散しているという事を知らずにレシピッピを奪い、スペシャルデリシャストーンの力を注ぎ込み、プレシャスの2000キロカロリーパンチを受けてビクともしない強力なウバウゾーを3体生み出し暴走させてしまう。

  • ナルシストルーの失言で自分がコピー及びクローンと知ってしまい動揺した彼女はプレシャスの言葉で立ち直り、わたしはプリキュア達に傷付いて欲しくないトル!!とダメージによって変身が解除されたプリキュア達に攻撃を続けようとするウバウゾー達の暴走を一時的に停める事に成功する。
  • そして今のわたしが知ってる一番元気の出る言葉だと「ガンバル、ガンバルー!!」とコメコメ達と共にプリキュア達の応援を続けた事で奇跡を呼び起こす。
  • 奇跡により力が舞い戻ったプリキュア達、

「あつあつごはんで、みなぎるパワー!キュアプレシャス!美味しい笑顔で満たしてあげる!」

「ふわふわサンドde心にスパイス!キュアスパイシー!分け合うおいしさ、焼きつけるわ!」

「きらめくヌードル・エモーション!キュアヤムヤム!おいしいの独り占め、ゆるさないよ!」

「ジェントルにゴージャスに、咲き誇るスウィートネス!キュアフィナーレ!食卓の最後を、このわたしが飾ろう」

「秘密に奏でるかぐわしきアクセント!ブラックペッパー!美味しい笑顔は、わたしが守る!」

「デリシャスパーティプリキュア!」

と5人で名乗り上げる。

  • 直後にブラペは「って何だコレ!?」と驚いており、奇跡によって強制召喚と変身をさせられ、口上も勝手に出てしまったようだ(本人を前にしてプレシャス守る宣言を強制的に…ドンマイ)

  • ローズマリー、ブラペ、ナルシストルー、ジェントルー2世の共闘で無事にウバウゾーを浄化を終え、ジェントルー2世もクッキングダムで暮らせる事になり大円満。
  • そのうえ試作品で不安定だったスペシャルデリシャストーンは拓海(ブラペ)と門平(シナモン)の力で安定させる事ができ、「ありがとう!!流石拓海だね!!」と周りの目も気にせず、ブラペの手を握りブンブン振りながらお礼を言うプレシャスに「(以前よりは照れずに)お、おう」と応じるブラペ。台本にわざわざ括弧で台詞が書かれてる辺り拓海が照れが減るぐらいにゆいのスキンシップが増えているようである
  • その直後にフィナーレがブラペの腕を掴んでプレシャスから引き離し「品田、後で伝えたいことがある」と呼び出してしまう。先程のゆいの理想を話してあげようという善意なのだろうけど。
  • プレシャスは拓海が掻っ攫われたことを理解できなかったのか一度きょとんと首を傾げ、その後祈るように胸の前で手を組みながら二人の姿を眺めて首を傾げる。
  • そのプレシャスの様子とプラペとフィナーレのやり取りを交互に見たローズマリーは何かを察し微笑ましそうに笑うのであった

作劇上の意図編集

アニメージュ2023年1月号増刊のインタビューにおいてシリーズディレクターの深澤敏則は、身近にいる格好いい男の子が実は自分のことを好いてくれているというのは、子供達にとっても夢なんじゃないかということで、拓海のゆいへの恋心はわかりやすく描いているのだと語っている。


一方で、「ゆいが拓海の好意に気付かないのは花より団子を強調する為か」と聞かれ、「それもありますけど、ゆいが恋するとゆいの心の多くを拓海が占めちゃうなぁって。それはもうデパプリで書きたいものじゃなくなるので」と語っている。

つまり、毎日ほぼ100%ごはんのことしか考えていない食欲モンスターのゆいが、拓海への恋心に気づいてしまうとその瞬間に恋愛モンスターへと豹変するというのである。

デパプリのテーマは「分け合う楽しさ」であり、ゆいが恋愛に傾倒してデパプリが伝えたいテーマが歪んでしまわないように、ゆいが拓海の好意になかなか気づかない形にしているそうである。


たとえば生配信のプレシャスは時おり拓海についてノロケるような発言をしているが、これを事あるごとに無自覚に連発するようになってしまったらデパプリとしてはたしかに大問題である。

ゆいが「拓海が自分を大切に思ってくれている」ことを初めて強く自覚したのはブラックペッパーの正体を知った終盤の第40話で、この時のゆいの狼狽ぶりは恋愛モンスターの片鱗を示していると言えるだろう。


この作劇方針からすると、ゆいは拓海に対して本当に恋愛感情を持っていないのか、恋愛感情は持っているけど自覚していないだけなのか、そのどちらなのかについては作中では明示されることなく、視聴者の想像に任せるのだと思われる。

ただ、ゆいが第1話が始まったその時点ですでに拓海のことを家族同然の絆で結ばれていると思っていることは間違いなく、同年代では拓海にだけ甘えるように気を許した会話をしたり、当たり前のようにとなりに寄って行ったり、気に留めていないように見えて拓海のことをしっかり見ており拓海のことを驚くほどよく理解しているなど、そのキャラクターイメージは本編や劇場版の端々で見ることができる。


また、たしかに最終回まで徹底してゆいの恋愛感情は明示されなかったものの、第40話以降においてそれを補って余りあるほどゆいと拓海の親愛がさらに深まる過程が描かれており、「恋愛を描かない」ことは「ゆいと拓海が結ばれる様を描かない」という意味ではなかったようである。本編終盤に展開された、二人が結ばれることを確信させるほどにお膳立てが山のように積まれてそれ以外の選択肢がどんどん塞がれていく流れは「恋愛を描く気はないと言ったが夫婦にしないとは言ってない」とでも言わんばかりであった。


最終回後の2人の関係について編集

2023年アニメディア3月号の深澤SDのインタビューにて、『ゆいと拓海の今後について、深澤さんはどうなっていくと思いますか?』という質問に対して、深澤SDは「硬派な中3男子が愛の告白をするって、なかなか難しい!と思うんです。でも、ふたりはこのままいろいろありつつも仲よく過ごして、いつの間にか付き合ってて、もしくは拓海がもう少し大人になって告白することができて、結婚して、子どももできて、お互いの店を継ぎつつも幸せに暮らすのかな〜と思います」とコメントしている。


また「デリシャスパーティ♡プリキュア オフィシャルコンプリートブック」のスタッフインタビューにおいてシリーズ構成の平林佐和子は『拓海に関しては、ゆいを意識している描写がありましたね。』という話題について、恋愛要素はあくまでほのかなエッセンスであり主軸に置くつもりはなかったと前置きしつつも、ずっと視聴し続けてくれたファンのために最終話に二人のエピソードを盛り込んだことを明かし「あとは拓海が覚悟と勇気を持てば大丈夫な状態にしてあります(笑)。」とコメントしている。後日談の感謝祭を考えるとゆいはまだまだ無自覚なようだが、最終回から拓海に対して積極的になってきているということはつまり…。



2人の関係の未来は、とても明るいようだ。


余談ではあるが、20年前に行った際ゆいの父親の和実ひかる(当時は瀬田姓)も幼馴染みである和実あきほに異性として好意があることをなかなか言えなかったようである。(お婆ちゃんには娘に惚れてるのバレバレだったけど…)


余談編集

  • 「【デリシャスパーティプリキュア】プリキュアプリティストア限定 Masquerade Halloween 缶バッジ」ではゆいと拓海が並んで描かれた缶バッジがシークレットに選ばれた。
  • 「プリキュア プリティストア限定福袋2023 プリティ袋」ではゆいとコメコメのプリプリおてだまが封入されたが、その発売当日に拓海のプリプリおてだまの発売がサプライズ的に発表され、実質的に福袋とセット販売された。
  • 「『 映画デリシャスパーティ♡プリキュア 夢みる♡お子さまランチ! 』Blu-ray&DVD」の特装版封入特典である名場面ブロマイドセットの一枚には、ゆい達を助けたブラックペッパーのシーン(ゆいとブラックペッパーがアップになっているシーン)が選ばれた。
  • 「【デリシャスパーティプリキュア】アクリルアートボード『smile◎full-course』」ではプリキュア4人に加えてブラックペッパーもラインナップされている。各キャラがとっているポーズのうちプレシャスとブラックペッパーはおおむね左右対称の構図になっている(プレシャスが単体ではちょっと謎な指差しポーズをしている)。東映公式もセットで購入して二人を背中合わせで並べて飾ることを推奨している

拓ゆいは公式が最大手なのである。


関連タグ編集

デリシャスパーティ♡プリキュア

品田拓海 和実ゆい

幼馴染


ブラプレ

鈍感ゆいちゃん


ココのぞ:プリキュアシリーズの公式カップリング。

誠めぐ悟いろ:幼馴染カップリング。

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