概要
1989年1月1日~同年12月17日にかけて放送されたNHK大河ドラマ第27作。主人公は家光の乳母である春日局。
女性を主人公とした大河ドラマは「いのち」以来となる。
脚本を担当した橋田壽賀子は、元々民放のテレビドラマ脚本のために家光の側室であるお楽の方について調べ、それをきっかけとして春日局に関心を持ったという。
本作では、春日局と対比させる形で家光の生母・お江も主人公のような位置づけとなっている。
また、春日局が明智家臣の娘であることから山崎の戦いは明智視点、夫が小早川側であることから関ヶ原の戦いは小早川視点で描かれているというのも本作の特徴にあげられる。
オープニング映像
本作のタイトルバック及び映像は日光が射しているだけという今までの大河に比べても特にシンプルなものとなっている。
以前の「いのち」、「おんな太閤記」などの橋田脚本のオープニングもかなりシンプルである。
反響
初回の放送が元日であったことの影響か、初回視聴率は歴代最低となってしまい、他にも昭和天皇崩御、放送中の出演者の逝去など、出だしから様々なアクシデントが重なってしまったが、最終的には歴代3位の視聴率(2023年現在)である32.4%を記録した。
主な登場人物
スタッフ
作:橋田壽賀子
音楽:坂田晃一