概要
機動戦士ガンダムを題材としたWii向けのFPSゲーム。2007年7月26日発売。
使用コントローラーはWiiリモコンとヌンチャクで、Wiiリモコンのセンサーで狙いをつけて射撃したり、リモコンを振って格闘するなど直感的にMSを動かせるのが特徴。
原作の登場人物・MS・武装が数多く登場しており、また自他軍を問わず様々な武器を装備できるという点は後の戦場の絆Ⅱに近い。さらに撃破した敵機が落とした武器を自機が使えるならそのまま拾って使用することも可能(ストーリーであれば落とした武器を1つ持ち帰ることも可能)。
さらに、モブ機体に対しては部位破壊を行うことも可能だが、ダメージを与えると「じわじわいたぶるつもりか?」やら「や、殺られる…!!」やら、まるでガンダムSEEDの最初のPS2ゲームのように若干こちらが罪悪感を感じてしまうセリフを吐かれる。悲しいけどこれ、戦争なのよね…ちなみに部位破壊により攻撃手段がなくなると撃破扱いになる。
カラーチェンジにも対応しており、MS一機につき6つのカラーパレット(内3つは自由に変更可能)によってジムスナイパーⅡ(リド・ウォルフ機)やガルマ専用ザクなんかも再現できる。残り3つはデフォルト色と開発側が用意したカラーとなっており、ジム改やジム・コマンドの陸戦用カラーや陸戦型ジムのジム・スナイパーのような原作カラー再現がある他、開発チームの縁なのかジムにはグレー系の見覚えのあるカラーがあったり、シャア専用機には未来の搭乗機みたいな色があるなど小ネタにも事欠かない。
ゲームモード
ストーリーモード
下記のゲームオリジナルキャラクター達の視点で一年戦争を戦い抜くモード。1人用モード。
ここで使用可能になった機体や武器は他のモードで使用することが可能になる。なお、機体の解禁方法はストーリー進行などに加えて2周目以降なら敵機体をヘッドショットして鹵獲というのもある。
エースパイロットモード
原作に登場したエースパイロット視点で一年戦争を追体験できるモード。1人用モード。
アムロやシャア、シローなど錚々たるエースに混じってアカハナがいたり、ランバ・ラルなど原作で敗北するキャラで勝利すると普通に歴史が変わったりもする。
こちらをクリアすることで通常使えない機体がストーリーモードで解禁されるなどの特典も存在する。
バーサスモード
ストーリーモードで受領した機体で最大3vs3の戦闘が行えるモード。上下画面分割での2人プレイにも対応。
サバイバルモード
制限時間内に現れた機体を倒し続けハイスコアを狙うモード。2人プレイにも対応。
コンビネーションモード
2人で協力しミッションを達成するモード。2人プレイのみ対応。
トレーニングモード
基本操作などのチュートリアルが行えるモード。
サウス・バニングやユウ・カジマ、黒い三連星といったエースパイロットが教官を務める。
ギャラリーモード
ストーリーで受領した機体を観察したり色を変える事が出来るモード。ストーリーモードのキャラクターが機体解説をしてくれる他、好きなBGMを聴けるサウンドテスト機能も備えている。
ここで作ったカラーパレットはバーサスモードやコンビネーションモードで使うことができる。
ストーリーモードに登場するオリジナルキャラクター
地球連邦軍 SRT-ユニット1部隊
レビル将軍が編成した独立機械化混成部隊の内の1つ。母艦はミデア。エンブレムはミデアを模したもの。
ちなみにユニット1以外にも2以降の部隊はあるようだが、作中で語られる限りではある程度の損害も出ている模様。ユニット1はその活躍から「レビルの懐刀」としてジオンにも知られるようになる。
アラン・アイルワード
cv:神谷浩史
連邦サイドの主人公。20歳。階級は少尉。
童顔も相まって若干頼りなく見えるが、実は士官学校を好成績で卒業したエリート。MS操縦技術や指揮能力共に高い他洞察力や勘にも優れる。
実はレビル将軍の乗るマゼラン級フェーベから声がかかっていたが、宇宙空間の独特な浮遊感が苦手で誘いを断った過去がある。
デニス・バロウ
cv:高橋広樹
ユニット1のムードメーカー。24歳。階級は軍曹。
年長者ということもあり頼られる……ということはなく、軽口の多いプレイボーイであることも相まって、部隊の女性陣(特にホア)から冷たい言葉を投げかけられることもしばしば。
しかし一方で頭は切れ、部隊の縁の下の力持ち的存在。基本何でもこなせる万能型であり、一番得意なのは砲撃。
リル・ソマーズ
cv:浅野真澄
部隊の最年少。18歳。階級は准尉。
元オーガスタ研究所所属のパイロットで、ユニット1に配属後もオーガスタ研のパイロットスーツを着用している。
負けず嫌いな性格でプライドも高く、当初は配属転換されたことに不満を抱いていたが、戦場のど真ん中でアランに説教されたことで改めて部隊の一員となった。
格闘戦が得意。自称「毒入りリンゴ(ポイズンアップル)」……おい誰だダサいって言ったの
ホア・ブランシェット
cv:大原さやか
上層部からも一目置かれる情報解析力を持つオペレーター。22歳。階級は伍長。(メイン画像の人物)
おっとりした話し方に反して毒舌家。怒らせると怖いらしい。
実は寒いところが大の苦手。
ブラウアー隊
正式名称は「ジオン公国軍地球攻撃軍第四地上歩兵師団第七モビルスーツ大隊F小隊」。母艦はガウ攻撃空母。エンブレムは赤いたてがみをしたライオン。
漫画「機動戦士ガンダムMS BOYS -ボクたちのジオン独立戦争-」にも登場する。
ストーリーを進めると指揮系統の混乱から独立遊撃隊として行動するようになり、行く先々での活躍から「戦場の調律師」と呼ばれるようになる。
レオ・ブラウアー
cv:名村幸太郎
ジオンサイドの主人公。19歳。階級は少尉。
曲者揃いのブラウアー隊を纏める若き隊長。
ジオン軍の没落貴族の出であり少々自尊心が強い反面、実直な熱血漢故に友軍からは好かれるタイプ。ただ、何でも一人で背負い込む傾向があり、隊の仲間、特に幼馴染のクラウスから諌められることもしばしば。
多くの友軍を宇宙に上げるサポートを引き受けた地球居残り組。
クラウス・ベルトラン
cv:小野大輔
眼鏡がトレードマークの部隊のブレイン。19歳。階級は曹長。
裏ルートに明るく、水陸両用機体から新型機やワンオフ機、果ては鹵獲機までなんでも調達する有能キャラ。
眼鏡をかけているが得意なのは砲撃戦で、バーサスモードでガンタンク系に乗せると凄く張り切る。
怖い話が苦手。
トルド・ボブロフ
cv:細井治
部隊の最年長。39歳。階級は軍曹。
一年戦争初期から戦闘に参加している気のいいベテランパイロット。気苦労のせいか実年齢より老けて見える。
実はコロニー落としの際に毒ガスを注入した過去を持ち、それ故に死に場所を探しているとも噂されている。
ルート次第では諸事情により一時戦闘から離脱する。
アン・フリーベリ
cv:折笠富美子
ブラウアー隊のオペレーターで最年少な上に紅一点。16歳。階級は二等兵。
戦争で家族を失っており、家族というものに憧れている年相応の乙女。
「や〜い!連邦のおまぬけさん〜!」という作中屈指の迷言を残す。
登場作品
一年戦争期
(登場MS・キャラ数が多いためタイトルのみ記載)
一年戦争後
・登場MS
・登場キャラクター
・登場キャラクター
その他
・登場MS
ブルーディスティニー1号機(ゲーム内ではジム・ブルーディスティニー表記) イフリート改
・登場キャラクター