激闘の覇者
げきとうのはしゃ
本放送版
新たなマケット怪獣を選抜し、戦力の増強を図ろうと
バードンです
バツ!
ツインテール
バツ!
ベムスターです
バツ!
情報汚染が発令しました
えー!?
ゼットンが消えない……
シュミレーションの中ではゼットンは…
てやっ!
次回、『激闘の覇者』
ウルトラマン、死んじゃ駄目!
「今からちょうど40年前、地球は怪獣や侵略者の脅威にさらされていた。人々の笑顔が奪われそうになった時、遥か遠く光の国から彼らはやって来た。ウルトラ兄弟と呼ばれる頼もしいヒーロー達が。そして今、ウルトラの父は一人の若き勇者を地球へと送った。その名は……」。
ある日、トリヤマ補佐官がGUYS基地に何かを持ってきた。それは大量のマケットカプセルだった。
マケット怪獣の性能評価を依頼されていたのだが、面倒くさがっているうちに報告書の最終期限が明日になってしまったので、GUYS隊員のみんなに助けてもらおうという魂胆らしい。呆れる一同だが、怪獣オタクのテッペイは眼を輝かせ「やりましょう!」と超ノリ気。
さっそく怪獣たちの性能評価が行われたが、グドンは1分しか戦えないので地底怪獣の「地中に潜って敵の攻撃をやり過ごす」という特性が活かせない、バードンは毒が飛散し環境に悪影響を与える、ツインテールは海中でこそ強いが地上ではどうしてもグドンやボガールのエサの印象が強く、得意の海中はGUYSオーシャンの管轄、ベムスターは光線技を吸収できるという特性こそは有力だがガンローダーもろとも食われかけたことがトラウマになっていたマリナが全力で拒否してしまった。
敵に回すと恐ろしいが味方につけるとなるとどうもパッとしない怪獣が多い。
そこでプロトマケットウルトラマンメビウスも提案される。メビウスをデータ化するなんてと拒絶反応を示すミライだが、テッペイは選択肢としては悪くないと話す。とはいえサコミズの「メビウスがピックリするといけない」との判断で却下された。
勝ち抜き戦でもして決められないのかとトリヤマ補佐官。するとテッペイがマケット怪獣同士を仮想空間で戦わせて一番強い怪獣を選びましょうと提案する。
みんなはウルトラマンを倒した実力を持つ最強の怪獣ゼットンのカプセルを手にしようと必死。カプセルはトリヤマ補佐官の手に渡ったが、そのはずみでゼットンのカプセルを落としてしまった。
ゼットンのカプセルに電流が走ったように見えたが、トリヤマ補佐官は気にせずカプセルを起動する。
テッペイがグドン、トリヤマ補佐官がゼットンのカプセルをセットして仮想空間での対戦実験を開始する。
テッペイがセットする間もなくトリヤマ補佐官が叫ぶ。
「よぉしデットン!・・・じゃなかった、ゼットン!ひねりつぶしてしまえぇ!」
あっという間にゼットンはグドンを倒してしまった。
テッペイが再起動を試みるが、ゼットンのデータが消えない。
するとシステム異常が発生しゼットンは仮想空間で大暴走してしまう。
GUYSはプロトマケットウルトラマンメビウスで対抗するも、GUYSの面々はゼットンの弱点がどこなのか分からず指示が混乱。ヤケクソになったトリヤマ補佐官がメビュームシュートを指示するが、初代ウルトラマンよろしく跳ね返されて敗北してしまう。
大混乱に陥るGUYS。司令室をひとり抜け出したミライは自ら電脳空間に入り込み、直接ゼットンと戦うことを決意する。
本話からオープニングが2番に、レギュラーキャスト紹介カットに続いてトリヤマ補佐官・マル補佐官秘書・ミサキ総監代行が登場し、ガンブースターおよびフェニックスネストフライトモードのカットが追加された。
また本話から第30話までは次回予告後のミニコーナー「メビナビ」を休止し、あらすじ冒頭のナレーションが追加された。
これまで戦ってきた怪獣を振り返る総集編的な回である。
マケットゼットンが暴走した理由は直接的にはトリヤマ補佐官が落とした弾みで外部入力が無効化されてしまったためだが、何者かの謀略が絡んでいた可能性も示唆されている。
プロトマケットメビウスがゼットンに敗北する場面はカメラアングルを含めて初代ウルトラマンがゼットンに敗北する場面のオマージュであり、ミライが電脳空間に入る際の演出は『電光超人グリッドマン』のオマージュである。