概要
南方の果ての火山にある決して燃え尽きない木の中に住むという幻獣。(五行思想において、火は南方に結び付けられる傾向にある。)また、崑崙山に住むという説も。
色は白だとも、赤だとも言われているが、水をかけると死んでしまうという。ポケモンかよ。
何気に電気ネズミやひねずみといった〇〇ネズミ系モンスターの走りとも言える存在。
火鼠の毛は決して燃えないとされ、かぐや姫などの伝承に登場するが、実際はネズミの皮でなくアスベストという説が有力。ぶっちゃけこれでは火鼠ではなく鉱物鼠である。
なお火鼠とあるが、毛の性質故に燃えているわけでもなく、炎を吐き出す能力を持った伝承は見られない。
中国語ではホォシュー(Huo Shu)、上古中国語ではクヮールフリア(Qhwalhlja, qʰʷaːlʔhljaʔ)、広東語ではフォーシュー(Fosyu)、韓国語ではファソ(Hwaseo)、ベトナム語ではホアトゥー(Hỏa Thử)、北アジア辺りの言葉ではトゥワイ・シンゲリ(Tuwai Singgeri)、上代日本語ではクヮソ(Kwaso)と呼ぶ。
フィクションでは
竹取物語
火鼠の衣を参照。
1987年の東宝映画では青い毛皮として表現されていた。
女神転生シリーズ
初出は『ソウルハッカーズ』で種族『魔獣』の中堅仲魔として登場。
姿は炎で体が形成されたネズミで、ファイアブレスなどの火属性の特技と回復魔法を持つ。
詳細は →魔獣カソ
覇王編で赤のスピリット『カキューソ』として登場。おそらくは、「火鼠+窮鼠」が名前の由来だと思われる。
犬夜叉が着ている赤い服が火鼠の皮衣と言われている物。
ひねずみポケモンヒノアラシが登場。火鼠火山組というまとめタグもある。
また、ラッタ一族のうち、原種がタマゴ技でかえんぐるまを覚えるねずみ花火とのダブルミーニング要素
アローラのすがたは燃えない皮衣として火鼠要素が含まれている。
キャラクター蓬莱山輝夜のスペルカード難題「火鼠の皮衣-焦れぬ心-」が登場した。