概要
「トクサツガガガ」作中にて、毎週日曜朝7時30分より放送されている特撮ヒーロー番組。現実世界においてテレビ朝日系列で放送されている「スーパー戦隊シリーズ」の様相を呈している。作中では本家戦隊シリーズ同様に、DX玩具シリーズや食玩、ガシャポン等の商品展開が行われていたり、ショッピングモールでのアクションショーやグリーディング等のイベントも開催されている。また、作中で時間が進むにつれてライバルとの決戦、新武装・追加戦士の登場など、いわゆるスーパー戦隊シリーズの「お約束」を踏襲した流れが汲まれている。
2019年にNHKで実写ドラマ化した際、劇中劇として登場。東映の協力の元、アクションや爆破などが本格的に行われ、作者の丹羽庭も「いい意味でやり過ぎ」と絶賛したとの事。
登場キャラクター(実写版キャスト)
★獅風怒闘ジュウショウワン
動物(ネコ科)とオリエンタルテイストをモチーフとした三人組の戦隊。
「ジュウショウワン」の漢字表記は「獣将王」。
シシレオー / ショウ(CV:土屋神葉、スーツアクター:森博嗣)
20歳。優しく面倒見のいいジュウショウワンのリーダー。変身後のモチーフはライオン。真面目過ぎるが故、融通が利かずに思い悩むことも多い。廃品回収をしている師匠のゴミ屋敷で育ったために片付けが苦手。作中における演者は尾上大地。パワーアップ形態は獣装「炎陣(えんじん)モード」。
必殺技は獅子刀(ししとう)で繰り出す「紅蓮斬り」と、専用マシン・ライドライオーに乗って炎を纏い敵に突進する「炎陣武走ボルカノアタック」。
中盤にて、打倒ゲンカのため『毒濁刀』を呪われし道具と知らず装備してしまう。
トライガー / ゴウ(CV:吉原雅斗、スーツアクター:藤田洋平)
24歳。変身後のモチーフはトラ。とても短気で荒っぽい性格だが、仲間思いな一面もある。不器用だが筋はしっかり通す男。ちょっぴりキザ。料理が得意。一番年上だが大人気がなく、年下のリンと喧嘩してはよく泣かす。ショウ達と出会う前はフギらと窃盗団じみたことをして暮らしていた。作中における演者は土屋恭介。キャッチコピーは「青い雷(いかづち)」。
武器は鋭い鉤爪。
チェルダ / リン(CV:西浦希、スーツアクター:中井絢子)
16歳。変身後のモチーフはチーター。獣の力(オーラ)に導かれたショウとゴウに出会い、仲間となる。祖父と二人きりで山奥で暮らしていたため、文明に疎く、極度の人見知り。だが根は明るく無邪気な性格。優しいショウが大好き。隠れ家のゴミ屋敷はリンにとっては宝の山である。
武器は細長い棍。
セロトル / レイ(CV:中原聡太、スーツアクター:蜂須賀昭二)
3人の前に現れた銀色の戦士。謎が多かったがついにその素顔を明かし仲間に加わってくれた第4の戦士。通称”ガブガブ”
武器は弓矢。
ちなみにモチーフはオセロット。追加戦士が銀色という点では元ネタはガオシルバーだと思われる。
お師匠
3人の師匠。中盤にて本名は”ウロサネ”であることが明らかに。
★敵
モチーフは狼。
不死身の身体を持ち、何度倒されても蘇る。復活するたびに相手の技を覚えるため、戦うほどに強くなる。彼の弱点はただ一つ、禁断の武器『毒濁刀』のみ。
元ネタは百獣戦隊ガオレンジャーの狼鬼。
フギ
トライガーの旧友。敵に寝返るもトライガーの手によって討たれる。
カブトウン
ゲンカの部下。モチーフはカブトムシでアガタの兄。武人肌で弟思い。
アガタ
ゲンカの部下。モチーフはクワガタムシでカブトウンの弟。何処へ行くにも同行したがるなど兄を非常に慕っている。
シユウ
モチーフは牛。ゲンカとは無関係の第3勢力者。禁断の武器『毒濁刀』を作製した人物。
ちなみに元ネタのゲキレンジャーに登場する怪人にも同名のキャラクターが存在する。
関連作品
獣拳戦隊ゲキレンジャー - 東映スーパー戦隊シリーズ第31作目。「猫科動物がモチーフで三人構成」という点から本作がモチーフと思われる。