概要
存命中の人物が前もって行う自分自身の葬儀のことである。
主催者と縁のある人や世話になった人に別れや感謝の辞を述べるために行うことが多い。
そのため形式張らないイベントのような形態となっている。
生前葬をしたことがある主な有名人
漫画家。2007年6月21日に『さよなら絶望先生』が第31回講談社漫画賞少年部門を受賞し、その授賞式後の2次会として生前葬が行われた。氏の作風に則ったネタとしての生前葬であり、会場は終始笑いに包まれたという。『絶望先生』第十三集巻末によると、ウィキペディアの「生前葬」の記事に自分の名前が掲載されているために、生前葬絡みの仕事の依頼が何度か来たそうな。
お笑いタレント、映画監督。2009年4月3日に、バラエティ番組『たけしのニッポンのミカタ!』（テレビ東京）の初回収録にて生前葬を行った（放送は同月10日）。「コントで葬式をやると番組が当たる」というジンクスを参考にしたため。
ミュージシャン、シンガーソングライター。2009年4月20日放送のフジテレビ系『桑田佳祐の音楽寅さん 〜MUSIC TIGER〜（第2期）』の第1回の企画として、共演者のユースケ・サンタマリア曰く「『リニューアル』として一度桑田佳祐に死んでもらい、『新生桑田佳祐』として生まれ変わってもらおうという意図」のもとで『桑田佳祐追悼特別番組』というタイトルで生前葬を行った。
2010年9月18日に、生前葬を実施したと発表。
2014年『竹山のやりたい100のこと〜ザキヤマ&河本のイジリ旅〜』の企画で行った。
2014年7月26日に、『FNS27時間テレビ』のオープニングの企画として「今までのSMAPから生まれ変わる為に」という名目で、メンバー全員の生前葬が行われた。グループは2016年に解散。
2014年10月10日に、自身のレスラー生活30周年記念のプロレスイベントとして開催。
80歳の誕生パーティー「傘寿の会」での本人談。2016年7月12日死去。
2017年10月21日に両国国技館で行われた『INOKI ISM.2』の中で生前葬を行った。
コメディアン・俳優。「芸能活動の集大成的な作品」として、2019年10月31日から11月4日まで、「『うつつ』小松政夫の大生前葬」という舞台作品をキンケロ・シアター（東京都目黒区）で上演した。終演直後の定期検診で肝細胞に見付かった癌が原因で、翌2020年12月7日に78歳で死去。
お笑い芸人。2021年10月11日に、FODの『有吉ベース』最新話で「上島葬」～芸人としては死んでしまった上島竜兵のお葬式をやってみたSP～が配信された。
生前葬をしたことがある架空のキャラクター
2019年11月5日に誕生日を迎えた際の企画として生前葬を行った。
実際は仮病で徳川そよの勘違いだが、沖田総悟に言われるがままにに国葬が執り行われてしまった。
黒炭オロチと引き離すべく、居眠り狂死郎によって死を偽装して、羅刹町老屋敷にて“罪人”として葬儀が営まれた。
サンジを死んだことにするために葬式が行われた。
死んだと思われたため葬式が行われたが、実際は生きていたため、結果的に生前葬となってしまった。
271話で葬式の前倒し目的で執り行っている。
そのほかのケース
上述の芸能人などのケースを踏まえると異例中の異例だが、ソーシャルゲームで生前葬を行った作品。
