概要
『デジモンセイバーズ』の劇場版で上映時間は20分。同時上映は『映画ふたりはプリキュアSplashStarチクタク危機一髪!』。
現行のTVシリーズの映画化は現時点ではこれが最後の作品であり、以降は『デジモンアドベンチャー』シリーズの続編が続いている。
本作の特徴
人類が繭に閉ざされて眠らせたところから物語が始まるため、人間キャラクターが活躍するシーンがあまり無く、上映時間の殆どがデジモンが活躍するシーンという異色の作品。
なお、本作で登場する人間側のデジモンはアグモン、ララモン、ガオモンの3人のみであり、クダモン/ファルコモン/ポーンチェスモン/カメモンがどうなっているのかは描かれず仕舞いであった(デジモンが巻き込まれなかったとは作中では名言がない為、彼らも巻き込まれた可能性も十分にある)。
カンフー映画を意識しているのか、中華街でデジモンたちがアクションを繰り広げる他、スタッフロールではNGシーンやメイキングが流され、本作にゲスト出演したはなわ氏も登場した。
TVシリーズの舞台が横浜とされており、本作も同様だと考えられる(背景から横浜中華街、横浜ベイブリッジ付近である事が窺える)。
なお、シャイングレイモン:バーストモードの進化バンクが異なる他、本作に登場する究極体デジモンは進化時にデジタマに包まれるという演出がある。
時系列は不明。ジオグレイソードが登場しているので第33話以降と思われるが、バーストモードの初登場は第39 話であり、この頃は倉田が時空振動爆弾を世界中で起爆したせいでデジタルワールドと人間界が崩壊寸前で、DATSメンバーがロイヤルナイツと戦っている時期であるので本編とは矛盾が生じる。
登場人物
アグモン
大のパートナーデジモンであり、本作の実質主人公。永遠の眠りについてしまった大達を救うため、ガオモンやララモン、そして謎の少女リズムと共にアルゴモンに立ち向かう。
ガオモン
トーマのパートナーデジモン。
中華街の椅子やシャンデリアを使った巧みなアクションで戦う。船の操縦ができるという何気に凄い一面も明かされた。
ララモン
淑乃のパートナーデジモン。
ウインナーをヌンチャク代わりにしたり、ピピスモン相手にステゴロで戦うなど武闘派な一面が描かれた。
大門大
アルゴモンによって永遠の眠りにつかされたが…。
トーマ・H・ノルシュタイン/藤枝淑乃
繭に閉じ込められており、本編での活躍は一切なし。
劇場版に登場するキャラクター
リズム
CV:矢島晶子
本作のヒロイン。アルゴモンを止めるためにアグモン達と共に行動する。その正体は人間の姿をしたデジモンである。
アルゴモン
CV:はなわ
本作のボスで、人間界を荊で覆う事で人間世界の制服を事実上、成し遂げてしまった。
ゴブリモン、オーガモン(本編の成熟期とは異なり、常に等身大)、ピピスモンを配下に持つ。
関連タグ
デジモンアドベンチャー:・・・アルゴモンが登場しておりこちらもアグモンと戦った。