作品概要
「いえろ~ぜぶら」制作による「東方M-1ぐらんぷり」の五作目の作品。
コミックマーケット79にて頒布された。(2010年12月30日)
この時、原作東方Project(ゲーム)の当時の最新作は「東方星蓮船」(作品番号12)または「妖精大戦争」(作品番号12.8)。
本作第5回東方M-1ぐらんぷりでは、「東方星蓮船」のメンバーが初参加した。
DVDジャケットも聖白蓮と村紗水蜜の二名からなるコンビ「命蓮船」が飾っている。
第5回東方M-1ぐらんぷり
開催環境
優勝賞品:1000貫文
敗者復活戦会場:妖怪の山特設スタジオ
司会進行
- 森近霖之助(CV:らんてぃ)
第1回から引き続いて司会進行を務める。
今大会においても堅実な司会進行は健在で、個性の強い参加者や審査員に振り回されつつも
安定した司会業で大会を進めていく。
締めるべきところは締め盛り上げるところは大いに盛り上げる、司会にして大会の華の一人である。
- 八雲藍(CV:藤宮ゆき)
以前の大会で審査員、出場者の双方を経験し、今回は司会進行を務める。
穏やかな雰囲気でもって霖之助とともに安定した司会で大会を運営していくが…。
例によって良くも悪くも言動・行動ともに目の離せない人物である。
- 東風谷早苗(CV:名取亜紀)
前回第4回大会で本会場司会進行を務め、今大会では敗者復活戦会場の中継で登場したのだが、
冒頭から披露される歌声と背後の横断幕で、敗者復活戦会場を布教ライブ会場へと変えていた。
霖之助に突っ込まれてからは前大会同様きっちりと司会進行をこなしているものの、その後もスキあらば食い込んでいこうとするアグレッシブな姿勢はブレない。
その姿には、前回大会における八坂神奈子の、信仰獲得への飽くなき執念が想い起される。
審査員
審査員長
- 四季映姫・ヤマザナドゥ(CV:春李めぐみ)
東方M-1ぐらんぷり大会企画者にして、本大会の審査委員長。
冒頭、河城にとりを見かけた時のことを例に挙げ、会場の雰囲気が緩いことに苦言を呈した。
視聴者のレベルが上がっていることに触れ、それによって芸人たちが斬新さと奇抜さを求め過ぎないようにとし、こういう時こそ基本に忠実なお笑いを、と提言している。
今大会でも判定はもちろん白か黒による。
確かに白黒はっきり表示していくのだが、その基準は彼女にしか分からない。
「 勝手に白と黒に優劣をつけないでください! 迷惑です! 」
審査員(紹介順)
- 稗田阿求(CV:山口瑞)
第2回以来久方ぶりに審査員として参加した。
四季映姫とキャラクターの「かぶり」があるとして、
自身のキャラクターの方向性について迷っている。
始終笑顔で物腰柔らかな口調であるが、先の迷いもあってなのか、時折別の側面を覗かせることもある。
審査中も幻想郷縁起のための記録を行っているようで、話しながら筆を走らせる姿が見られる。
「 うんっ、この路線でいこう♡ 」
- 十六夜咲夜(CV:雪宮あかね)
四季映姫の直接抜擢によって審査員として参加。
四季映姫によれば芸人としても高い才能を持つらしく、彼女からは「相方に恵まれないから大会に出ていないだけ」と高い評価を受けている。
(紅魔館のメンバーによるものとしては、レミリア・スカーレットとフランドール・スカーレットによる「スカーレット家」、紅美鈴とパチュリー・ノーレッジによる「ぱちゅみりん」がすでにコンビとして今回以前の大会に出場している。)
また例の胸ネタについて言及がある他、あるコンビのネタ中にも登場することになるなど審査員以外のところでも活躍が見られる。
「 まぁ、お化粧だけはしっかりしてきましたけどね♡ 」
- 霧雨魔理沙(CV:佐藤ねこ丸)
これまで出場者として参加してきたが、今大会では審査員として初参加。
審査で「図形判定」ができることを楽しみにしていたが、それはさすがに制止された。
大会経験者ということもありしっかりとした観察眼で参加者を見ている一方、
審査後のコメントでは飄々としているため、霖之助によく突っ込まれることとなる。
また、今回はどういう経緯なのかとあるアイテムを所持しており、その力を霖之助などにお見舞いする。
「 なんで!? 審査員長図形判定でしょ!? 」
- 小野塚小町(CV:姫乃あやか)
以前の大会に続き、さばさばとした大らかで気持ちのいい語り口で審査員を務める。
今回はじめて上司である四季映姫と並んでの審査員となった。
「ちょっとこれ関係ないんだけど」から唐突に話を切り出すスタイルも健在。
冒頭でこの切り出しから語られたことによると、船頭をしている間に鎌を落とすことがよくあるらしく、現在持っている鎌は四季映姫の特別製であることを明かした。
もちろん、直後にそのすぐ隣に座る上司に突っ込まれている。
なお今大会において、(著作権的な)放送禁止用語の使用で最も発言を伏せられた人物でもある。
「 段ボール死神よ、あたい(笑) 」
出場者(コンビ)
1組目
詳細→星ちゃんチュッチュー!
2組目
詳細→シャッターガールズ
3組目
「命蓮船」
メンバー:聖白蓮、村紗水蜜他
詳細→命蓮船
4組目
「スピンカッパー」
詳細→スピンカッパー
5組目
敗者復活枠から出場。
「てゐレーセン」
メンバー:鈴仙・優曇華院・イナバ、因幡てゐ他
敗者復活会場登場者
予選に参加した人物たち。コンビ構成などは不明。
(順は画面左から)
小傘の傘の舌がよく動いており、サニーやルナが舐められている他、ヤマメが舌に手を伸ばしている。
一方リグルは日傘を優雅に回す幽香のとなりで、うれしそうにもじもじしている。
このように、会場では登場者たちが今回も思い思いの様子で参加している。
本編では、この他にもキャラクターが登場する。
使用楽曲
(出場者のコンビ紹介の際に用いられる曲については、それぞれの記事を参照されたい。)
使用場面 | 曲名 |
---|---|
タイトル | 感情の摩天楼~Cosmic Mind |
開会式 | 妖々夢~Snow or Cherry Petal |
審査員紹介 | 人恋し神様~Romantic Fall |
コンビ紹介 | 東方妖怪小町 |
ジャッジ | ツェペシュの幼き末裔、花の映る塚 |
CM入り | メイドと血の懐中時計 |
CM出 | シンデレラケージ~Kagome-Kagome |
優勝ファンファーレ | エネルギー黎明~Future Dream |
エンディング | 紅楼~Eastern Dream... |
エンディングテーマ
「風を超えて~Flying~」
VO:藤宮ゆき
作曲:ZUN
編曲:らんてぃ・芳葉
歌詞:芳葉
原曲:「あなたの町の怪事件」
スタッフ(作中)
企画:四季映姫・ヤマザナドゥ
構成:稗田阿求
カメラ・音声・音効:スタジオ・にとり
技術協力:八意永琳
提供:阿求出版、文々。新聞社、蓬莱製薬永琳研究所
スタッフ
脚本・台本:らんてぃ、山田貴正
作画・原画・動画・背景・美術設定・編集・仕上:沌x
音楽制作・編曲・効果:らんてぃ
制作:いえろ~ぜぶら