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概要編集

二次創作の二次創作CD・DVD作品。製作は同人サークル「いえろ~ぜぶら」。

2011年のいえろ~ぜぶら解散をうけ、第7回からは「あ~るの~と」が製作を引き継いでいる。


内容は幻想郷の住民たちが漫才コンビを組み、大会の優勝を目指してネタを競い合うというもの。2007年リリースの第2回以来、毎年冬コミで頒布されている。元々はサウンドドラマ形式であったがニコニコ動画にてアニメ化合戦が行われた後、第3回から公式にアニメ作品となった。


シリーズものとしては第12回を持っていったん終了し、以降はサークルを続けられる内は作品を出すというある種の挑戦企画となっており、これまでに第13回・第14回・第15回袿姫・第15回映姫・第16回・第17回・第18回と続いている。

他に新ネタ版のEXシリーズが4作出ている。

誕生の経緯編集

元は「スカーレット姉妹の漫才が見たい」と言ういえろ~ぜぶら(現あ~るの~と代表)のらんてぃ氏のあほな思い付きによるものだった。(BOX白のブックレットにて語られている。)

とは言ったものの思い付きがあった2006年当時は東方の知名度も現在ほど高くはなく、声優に出演依頼をする際の企画説明をした後に帰ってくる第一声が「そもそも東方って何ですか?」という時もあったそうだ。

このような経緯もあったため、最終的にらんてぃ氏と同じくサークルメンバーの芳葉氏とで出演依頼をする声優の前で実際に東方M-1のネタを行い、行脚するという奇策で出演声優を集め、第1回が完成するに至った。第1回が大評判となったため、東方M-1はシリーズ化し、サークルの代表作となった。

製作編集

作品の総監督、ストーリー、ネタを幻想郷の世界観に合うようにアレンジする工程などはらんてぃ氏が行っている。

作品の基本となるネタは現役の芸人である山田貴正氏が作っている。

原画、作画、動画、背景、美術設定などアニメーションに関する仕事は全て沌X氏が一括して担当している。なお沌X氏はもともと東方M-1のファンアート、サウンドドラマにイラストをつけて動画にしたものを作っており、第3回から公式のイラストレーター、アニメーターとして起用された。

アニメーションとしての歴史編集

基本構成とマスターチェックのらんてぃ氏、作画・編集・仕上げ担当の沌x氏のタッグ体制は変わっていないが、負担軽減で声優担当だった佐藤ねこ丸さんなどが背景画を担当するようになり、第11回あたりからLive2D導入実験を経て第13回から本格導入することとなる。

その為、アニメイラストでは第3回あたりと第12回やR作品、第13回以降の作品と使用する絵の遍歴がある。

リアルイベント編集

第1回や2回の絵を付けてみた反響やアニメーション第1作となった第3回を受けて

第5回頒布頃に地元九州にて映画館のシアタールームを貸し切って上映会イベントが行われていたことがあり、出演声優のココ見てポイントや制作秘話談議があった。

中国での人気編集

きっかけは日本に訪れていたとある中国東方サークルの方が見つけた日本の東方アニメ作品(つまりコレ)に感銘を受けたのがきっかけで祖国にて紹介したところ日本のブラックジョークのウケが良く、翻訳版動画を製作していたが、フルコンプしたいと熱烈なファンを獲得しらんてぃ氏に持ち掛けた。

これらの功績もあって台湾を筆頭に中国の東方ファンが急激に増えた背景がある。

Disc盤のおまけ「副音声解説」編集

らんてぃ氏と藤宮ゆき氏による対談形式のオーディオコメンタリー状態で再生されるオマケコーナー。エンディング曲中までしっかり会話しているので長時間楽しめる。第5回のみゲストで佐藤ねこ丸氏を迎えて3人でコメントしている。

大会履歴編集

審査委員長は太字表記。

第1回/第1回のリメイク

2007年5月20日リリース/2013年8月12日リリース



第2回/第2回のリメイク

2007年12月31日リリース/2014年8月16日リリース

司会進行森近霖之助 上白沢慧音
審査員八雲紫 フランドール・スカーレット 小野塚小町 稗田阿求(オリジナル) 風見幽香(Rのみ 審査委員長も兼任。)

 


第3回

2008年12月29日リリース



第4回

2009年12月30日リリース



第5回

2010年12月30日リリース



第6回

2011年12月30日リリース

司会進行森近霖之助 十六夜咲夜
敗者復活会場中継チャンピオン大会のため無し
審査員笑渦女命 綿月依姫 リリーホワイトリリーブラック) 八雲紫 稗田阿求


第7回

2012年12月30日リリース



第8回

2013年12月30日リリース



第9回

2014年12月29日リリース



第10回

2015年12月30日リリース



第11回

2016年12月29日リリース



第12回

2017年12月29日リリース

司会進行森近霖之助 クラウンピース
敗者復活会場中継チャンピオン大会のため無し
審査員綿月豊姫 聖白蓮 豊聡耳神子 風見幽香 稗田阿求


EX 博麗神社漫才夏祭り

2018年8月10日リリース



第13回

2018年12月30日リリース



EX2 守矢神社漫才夏祭り

2019年8月12日リリース



第14回

2019年12月31日リリース



第15回(袿姫)

2020年12月25日リリース



第15回(映姫)

2021年1月31日リリース



第16回

2021年12月31日リリース

司会進行森近霖之助 アリス・マーガトロイド
敗者復活会場中継犬走椛
審査員八雲藍 古明地こいし 秦こころ 驪駒早鬼 摩多羅隠岐奈(2年連続の審査委員長は史上初。)


EX3 紅魔館漫才夏祭り

2022年8月14日リリース



第17回

2022年12月31日リリース

司会進行森近霖之助 天弓千亦
敗者復活会場中継姫虫百々世
審査員八雲藍 上白沢慧音 玉造魅須丸 純狐 摩多羅隠岐奈(第15回から3年連続。)


EX4 永遠亭漫才夏祭り

2023年8月13日リリース



第18回

2023年12月31日リリース

司会進行森近霖之助 堀川雷鼓
敗者復活会場中継チャンピオン大会のため無し
審査員稗田阿求 風見幽香 ヘカーティア・ラピスラズリ 豊聡耳神子 綿月豊姫


EX5 爆仙娘々単独ライブ!

2024年8月12日リリース



第2回までは敗者復活制度は無かったが、第3回から敗者復活制度が追加された。

敗者復活組の勝者は4組目のネタ終了後に発表する形式になっている。

また、各大会の最高得点は第11回までは奇数大会が400点、偶数大会が500点になっていたが、現在は全大会500点に統一されている。

6回で1区切りとなっており、6の倍数の大会は過去5回のチャンピオンから真の優勝を決めるグランドチャンピオン大会が開催されており、チャンピオン5組で順位を決めた後、1位のコンビが現グランドチャンピオンとの決勝戦を行い、真のグランドチャンピオンを決める大会となっている。(なお、この時はファーストラウンドでの審査委員長の点数は「+α」と隠されており、5組のネタ終了後に改めて最終得点を発表するため、+α分を除いて暫定1位のコンビが最終得点次第で敗退することも珍しくない。)

過去に優勝した経験のある東方キャラが別のキャラとコンビを組んで出場することも珍しくないが、その時のシード権に関しては不明である。

なお、東方M-1ぐらんぷりの創設者である四季映姫・ヤマザナドゥは第11回まで奇数大会で審査委員長を務めていたが、第13回以降は運営側に回った。

また、皆勤司会者の森近霖之助は時折司会者席を抜けて漫才をやっているが、女性側の司会者が司会者席を抜けて漫才をやったことは未だに無い。

通常は本家に則って漫才が済んだコンビは暫定ボックスで待つが、森近霖之助とコンビを組んだ相手は暫定ボックスには入らずに会場内で待機する。



主な出演キャラ編集

第1回から司会進行をしており、唯一全大会に出演している皆勤賞。司会者席では左側に立って進行している。出演者に対するツッコミや敗者復活戦勝者発表前の敗者復活戦会場のツッコミも独特。前述にもあるように時折、漫才コンビとしてネタを披露することもあり、その時は女性司会者1人が進行する。

CVのらんてぃさんは他にも雲山や第5回の地蔵小噺のマイク・オーエンの役も担当している。

東方M-1ぐらんぷりの創設者であり、第11回までの奇数大会の審査委員長。審査の時は必ず白か黒の判定しか出さないため、第5回の最終決戦では残った2チームの得票数が2vs2になってしまう事態が発生した。(この時は1stROUND1位だったスピンカッパーが優勝となった。)

第6回と第12回のグランドチャンピオン大会ではラスボス『バイナリドロップ』として登場した。第12回で秘封堂に敗れたことにより、第13回からは運営に回った。

幻想郷の主人公コンビ。第3回大会から増設された敗者復活戦を勝ち抜いて初登場。ゆっくり実況とは異なり、魔理沙がボケ、霊夢がツッコミのポジションになっている。通常大会で最多の3回の優勝経験があり、グランドチャンピオン大会には2回出場したがいずれも1stROUNDで敗退した。第18回のグランドチャンピオン大会で遂に真のグランドチャンピオンとなって、魔理沙は大粒の嬉し涙を流した。果たして第24回のグランドチャンピオン大会で彼女達を迎え入れるのはどのコンビなのか?

幻想郷の賢者八雲紫の式神。第2回東方M-1ぐらんぷりのチャンピオン。普通は真面目だが、自身の式神であるの前だと興奮して『ちぇぇぇぇぇぇぇぇん』という言葉を発生する事がある。

CVは藤宮ゆきさん。他にもアリス・マーガトロイドなどを担当している。

実は何気に第6回大会まで皆勤賞キャラであった。

絶対秘神。第13回から登場している。第13回・第14回と2大会連続東方M-1ファイナリストという初の快挙を成し得た。(グランドチャンピオン大会は歴代チャンピオンのみの大会であり、第5回のチャンピオン スピンカッパーと第11回のチャンピオン 秘封堂は必然的に出場することになるため、この2組は除いている。)

相方の易者の復活も彼女によるもの。

第15回〜第17回では3年連続審査委員長を務めるなど連続で登場することが必然?になっている。第18回のグランドチャンピオン大会では5組の中で最下位に終わってしまった。


オリジナルサウンドトラック編集

東方M-1ぐらんぷりに関連して、「あ~るの~と」よりサウンドトラックCDとして「東方M-1ぐらんぷり~Sound Collection~」が発表されている。本作品には第8回までの各作品のエンディングで使用された歌や作中で使用された楽曲・歌などが収録されている。


映像編集

2020年6月からあ~るの~と公式チャンネルで1~12回までの東方M-1のネタパートが全て公開されており、以下はその一部である。

第1回R-スカーレット家

第2回R-八雲橙

第5回-スピンカッパー


無断転載で警告編集

そのあまりの人気からYouTubeニコニコ動画で過去作品や最新作、アレンジ曲などの無断転載が続出してしまう事態が発生。動画内で見る事が多くなってしまったせいか売り上げが減少と2016年8月14日にあ〜るの〜とから事情を説明した。

らんてぃ氏は製作を中止する意向もあったらしいが製作は完結まで続けると約束した。仮に最新作であろうと動画内で見ない事を推奨した方が良いだろう。

以降は無断転載があれば削除申請を視野に入れると告げた。やや効果はあったものの、それでも新しいユーザーがまた転載動画をアップロードするいたちごっこの状況が続き、効果は薄かった。やむを得ず2020年6月の公式Youtubeチャンネルで全作品の漫才パートのみを公開することになってしまった(他にはコロナウイルスでの緊急事態宣言や外出自粛等で外に出歩けない、作品を買えない配慮もあると思われる)。

結果、まだ英語タイトルや英語字幕で動画削除を回避している動画も多少あるがかなり減っている様子。

また一部の漫才パートで「有害または危険なコンテンツに関するポリシー」に当てはまる内容もあって現状のYoutubeは規制厳重化で年々厳しくなり、動画がBANされる恐れもある。それに当てはまる発言は編集で避けている(殺すを含んだ暴言は編集で消されている)


そして2024年KADOKAWAグループへ執拗なサイバー攻撃でニコニコ利用者が減少しただけでなく、個人情報もダークウェブに開示されてしまった影響か無断転載が落ち着いてきている。

またYoutubeのというかGoogleのIPセキュリティで無断転載を報告すればBANリスト行きに出来る仕様により東方警察が過激に活動してくれている模様。また、Ai導入によりコンテンツの所有者(あ~るの~と)が東方同人音楽流通という法人によって守られている以上、他のユーザーの投稿を原則として監視の対象となる。

翻訳版の管理は代行サークルである京都幻想劇団となっている。

関連イラスト編集

渋ッ東方M1の感想爆仙娘々!至高の例えツッコミ

  • その他、様々な登場コンビ・ペア等を想像してみる試み

エントリーNo.7777番「紅魔館ガール」いつか見たい…


関連タグ編集

二次創作 M-1 漫才 いえろ~ぜぶら あ~るの~と きめぇ投票制

粗品(霜降り明星)…吉本興業所属の芸人。東方M-1を高く評価している。

野田クリスタル氏…お笑い芸人であり、ゲームプログラマーの肩書もあるマルチタレント。東方公式デジタル情報誌「東方我楽多叢誌」にて熱い思いを語っている。

東方ステーションや弾幕カグラ配信で呼ばれたりと東方公式番組の準レギュラーとも呼ばれている方。

ちなみにZUNさんもゲスト出演したHSP公式番組にゲスト出演している。

逆に自身のYoutubeチャンネルにてZUNさんやビートまりおをゲストに迎えている。

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