概要
波紋使いである主人公と教え子のスタンド使い達が、自分たちの大学で誕生してしまった吸血鬼を追うというジョジョの世界観にミステリー要素が加わったオリジナルストーリー。
時系列は6部より少し前になるが、原作の登場人物は脇役としての登場に留まっている。
タイトルからは4部のように、日常の中の奇妙と戦う比較的平和な作風の様に思えるが、実際は平然と仲間が死んだり、或いは大切な仲間を自らの手で殺す事になるなど、5部や6部に負けず劣らず悲壮なストーリーが特徴的な作品である。
一方で笑いどころも豊富であり、個性的な仲間同士の掛け合いやギャグも魅力的。
先の読めない展開と丁寧な伏線回収、AAを駆使した表現、更に長編の中では比較的短く纏まっている事もあり、やる夫スレ初心者におすすめしやすいジョジョ二次創作と言える。
余談だが、やる夫スレでは珍しく主要人物の大半は男で構成されており、女っ気は殆ど無い。
あらすじ
ある日本の大学の考古学科がメキシコで1枚の仮面を発掘した。
───石仮面と呼ばれるその呪われた仮面は、何も知らない助手の手により日本へと持ち帰られ、そしてその翌日、一人の学生が学内で血を抜かれて死んでいるのが発見された。
人間を超えた力を持つ吸血鬼に挑むのは三流波紋使いの准教授と、彼のもとに集まった奇妙な学生たち。
これは、石仮面の力により誕生した吸血鬼と事件に巻き込まれた糸色ゼミ生たちの戦いの記録である!
登場人物(19話までのネタバレを含みます!)
糸色ゼミ
久米田大学 文学部古典文化学科 准教授。
本作の主人公、通称、絶望先生。
原作同様超ネガティブな性格で何かとあれば首を吊る変人だが、いざって時には男を見せる事もあるので、何やかんや教え子たちからは慕われている……多分。
生まれつきのスタンド使いであり、更にとある理由で波紋呼吸法を習得しているが、修行を三日で逃げ出したため手から波紋を垂れ流す事しかできず、スタンドも像の無いタイプであるため戦闘力はほぼ皆無。
スタンド名ー『マジカル・ミステリー・ツアー』
【破壊力: なし / スピード: B / 射程距離: A(200m) / 持続力: A / 精密動作性: A / 成長性: E 】
射程距離内にあるドアや窓などを空間を曲げて自由に繋げる移動・逃走特化のスタンド。
ただし以下の4点を満たしている必要がある。
・人間が通る事ができる
・手動開閉式である(鍵は無効化可能)
・静止している
・繋げる両方が同じ開き方をする
基本的にはランダムに繋がるが本体の知っているドアであれば任意の接続も可能、一度に複数の対象も取れる。
スタンド名の元ネタはイギリスの伝説的ロックバンド、The Beatlesの楽曲「Magical Mystery Tour」。
糸色ゼミ4年(ゼミ長)、本作の狂言回しを務める。
「常識的に〜」 「〜だろ」が口癖、口癖の通り正義感の強い常識人なのだが、少し短気なのが玉に瑕、あと若干中二病を患っている。
近距離パワー型のスタンド使いであるため、仲間たちからは最大戦力として期待されているが、本人は事件が巻き込まれるまでスタンドについて全く知らなかったので少しプレッシャーを感じている。
ちなみに喫煙家。
スタンド名ー『ディスコミュニケーション』
【破壊力: A / スピード: B / 射程距離: D(3m) / 持続力: B / 精密動作性: C / 成長性: C 】
スタンドの起こした物理変化への「認識」を最大2分間遅らせる能力。
例、スタンドで壁を殴って破壊する→一見、元のままに見えるが、もうそこに壁は無いため通り抜ける事ができる→壁の破壊の認識が起こる。
遅らせる事ができるのは「視覚」と「聴覚」のみであり、触れれば変化を感じる事はできる、同様に振動、匂い、痛みといった他の感覚は誤魔化せない。
また、自分に能力を使う事は出来ない。
ラッシュの掛け声は「だろだろだろだろだろだろ…だろォ!!」
スタンド名の元ネタは日本のロックバンド、9mmParabellumBulletの楽曲「Discommunication」。
糸色ゼミ4年。
自堕落で単純なお調子者、大学4年の夏にもかかわらず就活どころか卒業すら危うい状態なのでゼミの仲間たちからは心配されている。
一方で後輩が吸血鬼に殺された際にはやらない夫と共に激しい怒りを見せ、邪悪に立ち向かう事を決意するなど、その心には黄金の精神を宿している。
過去に空条承太郎と出会った事があり、その為、スタンドについての知識は豊富。
スタンド名ー『ハッピー・ジャック』
【破壊力: なし / スピード: B / 射程距離: C(7m) / 持続力: A / 精密動作性: D / 成長性: A 】
プラズマ化して周囲の空気に溶け込み、本体が宣言した「目標」を「偶然」という形でサポートするスタンド。
射程距離の短い自動操縦型であるため、目標をどのようにサポートしてくれるかは本体にも分からず、スタンドのパワーが低いため吸血鬼や近距離パワー型スタンドの様な相手と直接対峙するのは苦手とする。
更に100%達成不可な目標を叶える事はできない。
スタンド名の元ネタはイギリスのバンド、The whoの楽曲「Happy Jack」。
糸色ゼミ3年、ゼミの紅一点。
可愛いもの好きで幼馴染の前原と仲が良い。(李曰くまだ付き合ってはいないらしい)
───ゼミの飲み会の翌日、帰宅途中に大学で吸血鬼に襲われ命を落とす。
更に悲劇は続き、SPW財団に回収した遺体は財団を襲撃した吸血鬼によってエキスを流され屍生人となってやる夫とやらない夫へ刺客として差し向けられる。
屍生人はやる夫の「覚悟」とやらない夫の「奇策」によって傷つける事なく気絶させ、絶望先生の「波紋」によって苦しむ事なく消滅した。
彼女の死は吸血鬼退治に消極的だったやる夫とやらない夫に「後輩の仇を取る」という決意を抱かせる事となった。
糸色ゼミ3年、直情的な性格。
幼馴染の竜宮と仲が良く、竜宮の突然の死を知って憔悴した所を吸血鬼に肉の芽を埋め込まれて洗脳され、「竜宮礼奈を殺したのは糸色望」だと吹き込まれた事で絶望先生を自らのスタンドで襲撃するがやらない夫に撃破される。
その後、アメリカに送られ承太郎に肉の芽を抜かれた事で戦線復帰。
絶望先生たちに謝罪し、自らも竜宮の仇を取るために吸血鬼退治に参加する。
スタンド名ー『マイ・ケミカル・ロマンス』
【破壊力: C / スピード: B / 射程距離: D(5m) / 持続力: B / 精密動作性: A / 成長性: D 】
触れた物体に発生してる「化学反応」を促進する。
対象の構造が複雑な程、能力の使用に一定の「接触時間」が必要になり、本体は要する接触時間ごとにL1〜L5と呼称、分類している。(生物はL5に相当し、5〜6秒の接触時間が必要)
能力の応用で周囲50mで発生している化学反応の探知も可能。
ラッシュの掛け声は「KOOOOOOOLAAAAHHHH!!」
スタンド名の元ネタはアメリカのロックバンド、「My Chemical Romance」。
糸色ゼミ4年。
容姿、頭脳、身体能力全てにおいて優れているがそれらを鼻にかけない好青年。
一方で負けず嫌いでもあり、勝負事に関してはムキになる一面も。
本人はスタンド使いでは無いが、スタンドバトルに巻き込まれた事でスタンドや吸血鬼の存在を知り、自ら吸血鬼退治への協力を申し出た。
敵スタンドの能力や吸血鬼の行動を推理するなど、参謀役として絶望先生たちをサポートする。
糸色ゼミ4年。
見た目は不良っぽいが優しく真面目な性格、ゼミの飲み会の幹事を担当している。
事件前日の監視カメラに月と共に映っていた事で吸血鬼の容疑者としてマークされていた。
何故か「やる夫たちの前に姿を現す事ができない」と言い残し糸色ゼミとの接触を絶つが……?
糸色ゼミ4年。
中国からの留学生で温和な性格。
糸色ゼミのメンバーの中で唯一、事件前日の飲み会に参加していない。
紫外線照射装置(日焼けマシン)を取り付けてある研究室に出入りしてたり、前原のスタンドが見えてない事から吸血鬼やスタンド使いでは無いようだが……?
SPW財団とその協力者
故ロバート・E・O・スピードワゴンが設立した、吸血鬼やスタンドといった超自然現象を研究している機関。
絶望先生に吸血鬼の捜索を依頼し、裏でサポートする。
SPW財団職員で糸色ゼミOG。
何事もきっちりしないと気が済まない性格。
スタンド名ー『ザ・セカンド・ロウ』
【破壊力: E / スピード: C / 射程距離: A / 持続力: A / 精密動作性: A / 成長性: E 】
事物、現象を監視し、誤差を「きっちり」修正する群体・自動操縦型スタンド。
スタンド名の元ネタはイギリスのロックバンド、Museのアルバム「The 2nd Law」。
SPW財団職員で糸色ゼミOG。
非スタンド使い、つまり普通の人。
原作第3部の主人公、現在はアメリカに在住しており名前と回想だけにしか登場しないが、糸色ゼミに代わり被害者の肉の芽を抜くといった形で協力する。
疫病氏曰く、
・「原作キャラとのパワーバランスを考えて、このスレに登場するスタンドは承太郎(スタプラ)に勝てない程度の強さに調整されている」
・「ゆえに承太郎が出張ってきたら話が即効で終了してしまう」との事。
経済学部
久米田大学 社会経済学部 准教授。
表向きは爽やかで礼儀正しいが本質は個人主義のサディスト。
頭脳明晰だが非常にキレやすく、隣の研究室の絶望先生がうるさいと毎回怒鳴りにやって来る。
実はスタンド使いであり、吸血鬼に洗脳された事で刺客としてやらない夫たちを襲撃するが敗北。
肉の芽を抜かれた後も糸色ゼミの面々を信用できないという理由で、独自で吸血鬼を追跡する。
お世辞にも善人とは言い難い性格だが、自らに迷惑が掛からない範囲で糸色ゼミに情報を提供したり、やらない夫の本質を指摘してスタンド能力の成長を促すなど、ある程度面倒見のいい一面も見受けられる。
スタンド名ー『ランシド』
【破壊力: B / スピード: A / 射程距離: A(150m) / 持続力: E / 精密動作性: E / 成長性: E 】
空間から出現する拳銃のスタンド。
最大4挺まで発現可能であり、弾丸は1挺に付き1発。
高速で出し入れする事でマシンガンの様な銃撃を可能とする。
弱点はスタンドに視覚が無いため本体が目視で敵を銃撃しなくてはならず、その結果スタンドの精密動作性が著しく低い。(弾道のコントロールも不可)
破壊力と射程距離を両立した代わりに精密動作性が低い遠隔操作型という珍しいタイプのスタンドであり、やらない夫たちを襲撃する時には機械的に攻撃する事で遠隔自動操縦型と誤認させる罠を仕掛けていた。
ラッシュの掛け声は「ぐぉらららららららららァァ!」
スタンド名の元ネタはアメリカのパンクバンド、「Rancid」。
経済学部3年生。(一条先生のゼミでは無い)
事件前日の監視カメラに映っていた吸血鬼容疑者の1人。
月の女友達曰く、「5、6人くらいの女性と肉体関係を持っている」、「それらを自慢げに周囲に公言している」等と悪評が絶えない人物らしいが、実際はそれに加えて、自分と悪友の澤永のスタンドで女子生徒を手篭めにして売春させているゲス野郎であった。
「糸色ゼミが吸血鬼疑惑のある自分の事を探っている」事を「自分たちの学内売春がバレた」と勘違いして口封じの為にやらない夫と一条先生にスタンド攻撃を仕掛ける。
吸血鬼事件とは全く無関係だったものの、ペラペラと自らの悪行を喋った事が原因でやらない夫の逆鱗に触れ、成敗される。
その後は一条先生に考えがあるらしく、警察に突き出されずに彼のパシリとして使われる羽目になった。
───そして彼も奇妙な運命に巻き込まれる事となる。
スタンド名ー『ゴールデン・スキャンズ』(黄金犯罪)
【破壊力: D / スピード: A / 射程距離: A(80m) / 持続力: B / 精密動作性: B / 成長性: D 】
射程距離内の人間の感覚を「敏感」にするスタンド、能力は本体に近づけば近づくほど強くなる。
一見するとふざけた能力だが、相手の身体を過度に「敏感」にして殴る事で実際のダメージ以上の痛みを相手に与える事ができるので非常に厄介、その分スタンド像自体の破壊力は低め。
本体は性行為時に能力を使って相手を程よく「敏感」にして性的快楽を与える事で複数の女性を虜にしていた。
ラッシュの掛け声は「でりゃりゃりゃりゃァ〜!」
スタンド名の元ネタはイギリスのロックバンド、Klaxonsの楽曲「Golden Skans」。
経済学部3年生。
誠の悪友でスタンド使い。
誠とどっこいどっこいのゲス野郎であり、彼と共に自らのスタンドでやらない夫と一条先生を攻撃する。
スタンドを破壊されて敗北したあと、『ビーディ・アイ』に殺害される。
スタンド名ー『ジェット』
【破壊力: なし / スピード: B / 射程距離: A / 持続力: A / 精密動作性: C / 成長性: E 】
ミサイルの様な形をした遠隔操作型スタンド。
本体が落書きした平面に潜行し、平面内を移動する、潜行中は姿が見えないが別の平面に移動する際に姿を現す、視点共有に特化しており、五体の視点を同時、または自由に切り替える事が可能な偵察向きのスタンド。
攻撃能力は無いが、平面から飛び出る際にはその壁の破壊を伴う。
スタンド名の元ネタはオーストラリアのロックバンド、「JET」。
文学部
文学部2年生。
事件前日の監視カメラに映っていた吸血鬼容疑者の1人。
接触を図ろうとした絶望先生の前に突然現れ、スタンド攻撃を仕掛けてきた。
何故か彼に対して異常なまでの好意を寄せているが、本人は心当たりが無い模様。
スタンド名ー『アミラーゼ』
【破壊力: E / スピード: A / 射程距離: A(1km) / 持続力: B / 精密動作性: A / 成長性: E(完成) 】
全身を黒タイツで覆った様な人型のスタンド。
「本体に関する情報」を囁いて教える事で、相手の身体を「記憶の紙片」に分解して一部を持ち去り記憶を奪う。
遠隔操作型スタンドであり、パワーは貧弱なものの非常に身軽。
スタンド名の元ネタはイギリスのロックバンド、Cajun Dance Partyの楽曲「Amylase」。
その他
- 旧館倉庫の幽霊(仮称) /『ナショナル・アンセム』
【破壊力: A / スピード: B / 射程距離: A / 持続力: A / 精密動作性: D / 成長性: C 】
旧館倉庫を溜まり場にしていた不良たちを「何かに引きずり込むように」消し去った謎のスタンド使い。
噂話では「先日病死した用務員の幽霊」と言われている。
吸血鬼の犯行という可能性を考えた糸色ゼミ生たちは犯人の調査に乗り出す事となった。
その正体とは…?
スタンド名の元ネタはイギリスのロックバンド、Radioheadの楽曲「The National Anthem」。
敵
考古研が誤って発掘した石仮面を強奪し、吸血鬼となった謎の人物。
自らは行方を晦まし、代わりに肉の芽で洗脳したスタンド使いを刺客として差し向けて来る。
一度対峙した絶望先生曰く、「体格から恐らく長身の男性」との事。
また、スタンド使いである前原を洗脳した事から、「スタンド使い、あるいはスタンド能力について知っている」、「糸色ゼミの関係者の可能性が高い」と推測されている。
非常に狡猾だが一方で、
・洗脳したスタンド使いを徒党を組ませるのでは無く、それぞれ単独で襲わせる。
・竜宮を殺害以降、一般人から血を吸った形跡が見当たらない
・そもそも追求を逃れたいのなら、この大学周辺から逃げ出せばいいだけなのに、何故か糸色ゼミ生を排除してまで居座ろうとしている。
と行動には謎が多い。
- 『ビーディ・アイ』
【破壊力: A / スピード: ? / 射程距離: E / 持続力: ? / 精密動作性: ? / 成長性: ? 】
澤永を殺害した謎のスタンド使い、「あの方」の指示に沿って糸色ゼミ生を襲撃する。
「炎」に関係する能力を持ち、姿を消す事ができるらしい。
本体が随伴しており、人間の胴体を貫通させられる破壊力を持つ事から近距離パワー型と推測されるが…?
スタンド名の元ネタはイギリスのロックバンド、「Beady Eye」。
用語
- 久米田大学
物語の舞台となるごく普通の大学。(スタンド使いが多数潜伏している事を除けば)
治安はお世辞にもよくない上に、スタンドバトルに巻き込まれて校舎がよく破壊される。
名前の由来は「さよなら絶望先生」の作者、久米田康治先生からと思われる。
- 糸色ゼミ
その名の通り、絶望先生が教鞭を執っているゼミの通称。
計7名在籍しており、お互い非常に仲が良く和気藹々としている。
例の法則によるものかゼミ生の半数がスタンド使いという魔窟だが、事件が起こるまでお互いがスタンド使いである事を知らなかった模様。
一条先生曰く「渦中」。
ご存知の通り、人間を吸血鬼に変えてしまうオーパーツであり、この作品の全ての元凶。
現在はおそらく吸血鬼が所持していると思われるが、行方は分かっていない。
吸血鬼の能力の一つ、脳に打ち込まれる事でその吸血鬼に対してカリスマを感じる様になり、忠実な部下となってしまう。
ジョースター一行と違って、糸色ゼミに肉の芽を抜けるスタンド使いはいない為、倒した被害者はSPW財団を通してアメリカにいる空条承太郎に抜いて貰う事になっている。
スタンド使いを産み出す事のできる矢。
本作に登場するスタンド使いの大半は生まれつきであり、これ自体も名前だけしか登場しないが、ある形で物語に関わってくる事となる。
- 久米田大学七不思議
よくある学校の怪談を集めた噂話、大学生徒の間では割と有名な話らしい。
・「旧館倉庫に潜む用務員の幽霊」←NEW!
一体誰の仕業なんだ……
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外部リンク
・まとめ (嗚呼! やる夫道)-糸色ゼミには奇妙な学生たちが集うようです 目次
・まとめ (やるやらできやら)-糸色ゼミには奇妙な学生たちが集うようです
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