「先生、お疲れ様です! 本日も異常なしであります!」
概要
CV:松本忍
セイロス聖教会のセイロス騎士団の一員。ガルグ=マク大修道院の正門を警備している。アドラステア帝国出身の敬虔なセイロス教徒で、一人称は「自分」。
新米教師の主人公にも気さくに接し、上記の挨拶はドロテアにモノマネされている。生徒と同様毎月話しかけられるうえに毎回台詞が異なる。その月のイベントに関わる事柄の解説をしてくれることが多く、12月に話すと「女神の塔」イベントの相手を条件を満たした生徒の中から決められる。
ちなみに最初に会えるのは上記の通り正門前…ではなく(学級選択前に出される)レアの最初のクエストで各級長を探す際に大広間にいる。話しかけると自己紹介をしてくれるが、正門を見張らなくて大丈夫なのだろうか?
カメラの視点を変えると兜の下の素顔を確認できる。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』のステージ「ガルグ=マク大修道院」の背景や、2020年発売のドラマCD、TCG『ファイアーエムブレム0』(メイン画像)にも登場する。
担当声優はエンディングにも記載されていなかったがドラマCD発売発表に伴い、シリーズ過去作にも出演し、本作ではディミトリの父ランベール役を務めた松本氏であることが明らかになった。
異常ありな人気
彼は名前もなく、物語にも関わらない、れっきとしたモブキャラなのである。
それなのにファミ通の人気投票では30位で195票というなかなかに好順位である。あまり凄さが伝わりづらいが彼はモブキャラなのに、主要キャラクターのレアより票数が多いのである。
なかには今作のヒロインは門番だ。という意見や、門番との支援Sを望む声が多くあり、彼の人気がいかに凄いかが分かる。実際こうやって記事も作られているのも異常である。
さらには追加DLCの支援会話や支援Sにて少し関わったり、番人という性格が門番と真反対のキャラクターが出てきたりと公式からもその人気を認められている。
『ヒーローズ』の2021年の第5回英雄総選挙では、番人共々投票対象に追加された。
中間発表では1位のマルスに次いで2位となっている。最終的な結果はマルスすらも抜いて総合1位となった。なおこの結果は海外で「モブキャラにも投票出来るゲームがあるからネタ投票しようぜ!www」と、ミリしらユーザーが祭りを起こした結果である事が大きい。
上述の通り本編での人気も確かにある為賛否は分かれる事になった。
無双 風花雪月
今作でもバッチリ登場。
主人公のことは「隊長」と呼んでいる。
本編同様ガルグ=マクの警備に付き、その後は全ルートで前線基地に異動。
赤焔の章では実家の家族によって呼び戻され、帝国軍の陣地の警備に付いている。
それ以外の章でも拠点の門を守っている点は共通しているが、所属場所が帝国と敵対しているため故郷の家族を心配した台詞が多くなる。
1ルートを除いて、原作では命懸けで守ろうとしていた教団を弾圧する侵略国に与する。その心中は一切語られない。
なんと今作ではプレイアブルキャラクターとして操作できる。
NPCになった5名を差し置いての登場である。
だが彼はかなり加入条件が厳しく、1つのセーブデータで全てのルートを選ぶのが条件。
つまるところ、ゲームを2回全クリして3周目でようやく加入する。
これだけ加入条件が厳しいが、その分習得スキルが優遇されており、何と全ての天賦スキルを習得可能。
更に他の隠しキャラはフリーバトルにしか連れて行けないのに対して、門番はストーリー中に加入するので外伝を除く全てのバトルに連れて行く事が出来る。
しかし、ステータス上限が特殊でHPが6850になる以外は全て60で統一されている。
守備や魔防60はそこそこの値だが、技、速さ60は相当低め。
加えて力と魔法が同じ上限であるのに両刀使いを習得できないなど、火力スキルが少なめで、全能力をフルに活用する手段がない。
無双ゲージや覚醒ゲージ回収スキルもほぼないが、一応拳闘士の「下剋上」があるため、高難易度に対応したユニットではある。
が、育成に非常に手間が掛かる上に加入時期も遅すぎるため、相当な愛がないと運用できないユニットと言わざるを得ない。
戦技/魔法面も渋いため、高難易度ではそちらの補強も必要になるので強力な戦技/魔法を伝授したいところだが、全ユニットと支援C(伝授不可)なのも苦しい。
天賦スキルで優遇されているはずが本作で最も不遇なキャラと化している。
プロフィール
生年月日 | ?? |
---|---|
年齢 | ?? |
身長 | 172cm |
個人スキル | 門番の絆、本日も異常なし、兵士の矜持 |
紋章 | - |
初期クラス | 兵士 |
趣味 | のんびり人を眺めること、楽器を演奏すること |
好きなもの | 門、守ること、仲間、噂話 |
嫌いなもの | 臆病なこと、仲間を失うこと |
支援会話は無い。
一応彼が加入していると出てくる外伝「鷲と獅子と鹿の思い出」でフルボイスで喋ってはくれる。
ヒーローズ
大修道院の 門番
「お疲れ様です、本日も異常なしで…
って、ここはどこでありますか!?
アスク王国!? 大修道院ではない?」
属性 | 緑 |
---|---|
兵種 | 魔法/歩行 |
武器 | 突撃の角笛(専用) |
補助 | 一喝+ |
A | 近反・金剛の構え |
B | 異常なしであります(専用) |
C | 守備の相互大紋章 |
そんな上記の経緯から2021年8月に登場した総選挙バージョン。イラストレーターは山田章博氏でミラ以来。
イラストでは背景に大修道院を背負っている。槍を持ってはいるが、なんと魔法ユニットとしての登場。
ステータスは守備魔防は高いが速さは鈍足で全歩行で三番目に低い17。
「突撃の角笛」は号令を発してセイロス騎士団、主人公や生徒達に突撃させるもの。原作で戦闘描写がないための配慮と思われる。実装されているキャラはもちろんのこと、実装時点では未実装の教団関係者や通常版の生徒達の姿も見られる。
その効果は守備3に加え、自身の縦横3列にいる味方は戦闘中、攻撃速さ+5。もう一つは自身の戦闘時は自分を中心として縦横3列の味方の数に応じて様々な効果が発動。
・1以上は戦闘中、敵の攻撃魔防を範囲内の味方の数×2(最大6)だけ減少
・3以上であれば追撃不可
この時、自身の周囲2マスに敵が破壊可能な地形がある場合は人数に拘わらず効果が最大化する。地形を利用して戦う荒技も可能なので、自軍で使う場合は無用な地形はあまり破壊せずにおいておくと良い。
専用Bスキルの「異常なしであります」は近接武器の敵は周囲1マスを、遠距離武器の敵は周囲2マスを通過できず、更に周囲4マス以内へのワープ移動スキルも封じる進軍阻止3の上位互換。総選挙エーデルガルト、伝承シグルドなどの移動マス増加や救援の行路などのワープで距離を伸ばす効果を遮断してくれるありがたい効果。
近距離反撃のグレードアップ版が登場。条件に変化はないが戦闘中、守備+5が追加した金剛の構えを複合した効果。
鈍足のせいで攻撃性はそこまで高くも無いのでトドメまでは保ちにくい。連続の戦闘にも弱いので油断は禁物。
2023年9月のアップデートで錬成武器対象に。効果自体に変化はないが新たな各条件が追加、強化された。
・1以上が×3へ強化(最大9)
・2以上が新しく追加してキャンセル効果
特殊錬成効果は自分を中心として縦横3列の味方は戦闘中、守備魔防+5かつ戦闘後、HP7回復。もう一つは自分のHPが25%以上の時は戦闘中、敵の攻撃魔防-6かつ自分の守備20%分、受けるダメージが減少して戦闘後、HP7回復。
これで戦闘も僅かに強くなるが味方の全ステータス強化が出来るようなって回復も行う新たな個性を得た。
本来の役割が極めてモブに近いキャラクターであるため、実装後の「想いを集めて」ではオチ担当から重要な情報提供役まで幅広く登場を果たしている。
余談であるが、彼のイラストに映っている犬と猫の品種はそれぞれフレスベルガー、ブレーダッディス、リーガンフェリスである。
余談
本作の制作に携わったコーエーテクモゲームスの過去のタイトルである『真・三國無双』シリーズでは、「6」「7」にて、本作同様に戦闘前に拠点で味方キャラクターやモブ兵士と会話ができる要素があったのだが、兵士達の中には、しょうもないダジャレを毎回言ったり、プレイヤーに気さくに挨拶をしてくる者もおり、凄惨な合戦の間の箸休めとして密かな人気があった。拠点システムと併せ、今回の門番の原型になったとも言えるだろう。
関連タグ
ファイアーエムブレム ファイアーエムブレム風花雪月 セイロス聖教会
ランベール ガイア エクセライ グレイ アーヴ:同シリーズの中の人繋がり
盗賊頭:前作のモブキャラ枠。ヒーローズでもまさかの実装を果たす。
ネタバレ
主人公が教団から離反する黒鷲の学級の覇王ルートでは、彼とも袂を分かつことになり、1部終了後の消息は不明。2部からは帝国兵である彼の双子の弟が同じ場所に立つ。