概要
競馬実況をやりたかったという理由でアナウンサーを志望するが、当時フジテレビはアナウンサーを募集していなかったため、準キー局の関西テレビへ入社。
関西テレビ入社後はスポーツ実況を主に担当し、2010年9月に関西テレビを定年退社。退社後もフリーアナウンサーとして活動している。
太りやすい体質で、桑原征平に「高血圧の治療薬と酒の飲みすぎが原因」と言われた。
競馬実況
杉本清の後任として2001年から菊花賞の実況も担当しているが、馬場アナが担当するレースは波乱の決着が相次いだ。
アニメウマ娘のBlu-ray特典映像でも実況の吹き替えを担当している。
主な実況
1993年 第53回桜花賞
勝馬:ベガ
「雨曇りの空に、一等星輝きました! ベガ優勝です!」
1993年 第18回エリザベス女王杯
勝馬:ホクトベガ
「ホクトベガ先頭! ホクトベガ1馬身半のリード! ベガはベガでもホクトベガです!!」
2002年 第37回京都大賞典(GⅡ)
勝馬:ナリタトップロード
「世代交代!? 何だそれは!? 関係ない!!」
2002年 第63回菊花賞(GⅠ)
勝馬:ヒシミラクル
「外から来たのはなんとファストタテヤマだー!! 今年も大波乱になるぞ!!」
2004年 第129回天皇賞(春)
勝馬:イングランディーレ
「なんと4歳四強もすべて退けて、イングランディーレの一人旅!逃げ切ってゴールイン!!」
2004年 マイルチャンピオンシップ
勝馬:デュランダル
「名刀の切れ味は今年も衰えていません!!」
2005年 第66回菊花賞
勝馬:ディープインパクト
「世界のホースマンよ見てくれ!! これが日本近代競馬の結晶だ!!」
2004年 第133回天皇賞(春)
勝馬:ディープインパクト
2009年 第34回エリザベス女王杯
勝馬:クィーンスプマンテ
「これが競馬だ! これが競馬の恐ろしさ!!」
F1中継
1987年から1998年まで関西テレビ持ちのF1中継の実況を担当した。
アイルトン・セナとの相性が悪いらしく、馬場アナが実況を担当したレースでのセナの勝率が1割8分しかなく、1990年のスペインGPではその事を知っていたフジテレビのスタッフがスペインへ馬場アナの顔写真をFAXで送り、実況ブースに貼り出したことがある。
そのレースの実況は三宅正治が実況を担当したのだが、セナはAGSチームのマシンが落としたパーツがラジエーターを貫通した事で起きた水漏れでリタイア。ホンダの関係者から「悪ふざけにも程がある!」と苦言を呈されたという。
一方で、1990~1992年にセナのチームメイトでもあったゲルハルト・ベルガーとは相性が良く、ベルガーが記録した優勝回数10回の内半分にあたる5勝は馬場が実況しており、しかも何かと記憶に残るレースが多い。
・1988年イタリアGP:この年無敵のマクラーレンが唯一落としたレースで、これもセナが勝てなかった。
・1989年ポルトガルGP:チームメイトのナイジェル・マンセルがピットイン時に、オーバーランをしてその際リバースギヤを使用するルール違反を起こし、失格を意味する黒旗を3度も無視した末にセナを巻き添えにするダブルクラッシュが発生。
・1992年カナダGP:ベルガー、マクラーレン・ホンダ移籍後初めて自力で掴んだ優勝。
・1992年オーストラリアGP:ホンダ第2期ラストレース。
・1997年ドイツGP:ベルガー現役最後の勝利、ならびにベネトンチーム最後の勝利。