魔王ディアボロス
まおうでぃあぼろす
魔王ディアボロス/Diabolos, King of the Abyss
このカードは特殊召喚できない。
このカードをアドバンス召喚する場合、
リリースするモンスターは闇属性モンスターでなければならない。
(1):このカードはモンスターゾーンに存在する限り、
効果ではリリースできない。
(2):相手ドローフェイズのドロー前に発動する。
相手のデッキの一番上のカードを確認し、
デッキの一番上または一番下に戻す。
ストラクチャーデッキー暗闇の呪縛ーのパッケージモンスター。
「ディアボロス」(ラテン語で悪魔)という名だが、上記の通り悪魔族ではなくドラゴン族である(一応、キリスト教ではドラゴンも悪魔扱いされる例があるが)。
特殊召喚できず、アドバンス召喚のリリースが限定されているので、非常にフィールドに出しづらい。
苦労して出しても効果が発揮されるのは次の相手ターン、しかも目立ったアドバンテージを取れるわけではない地味な効果であり、ハイリスク・ローリターンなモンスターである。
また、効果の性能以前にまず特殊召喚不可という縛りが非常に辛く、ドラゴン族の最上級という特殊召喚サポートに恵まれたステータスでありながらそれを腐らせてしまっている。
なお「効果ではリリースできない」という珍しい耐性(?)を持っているが、そもそもリリース行為は大半が「コスト」で、「フィールドのカードを」「効果で」リリースするものは非常に希少であり、あまり役に立つことはない。
同ストラクにはエクトプラズマーが入っており、おそらく「自分が用いるエクトプラズマーのリリースから逃れられる」というデザインと思われる。…びっくりするほど消極的で局所的なメリットである。
このような点から、登場から現在に至るまで採用意義は極めて薄いと言わざるを得ない存在である。
登場当時、ストラク看板モンスターは必ずしも強力なカードばかりではなかったが、それを鑑みてもこのカードはあまりにも使い勝手が悪く、当時から評価は芳しくなかった。
ただし、その大仰な名前にふさわしいダークで威厳のあるイラストは少なくないデュエリスト達に好評を得ていたようだ(性能とのギャップもあったのだろうか…)。
リメイクカード
いずれも元祖である魔王ディアボロス同様「相手のカードをデッキの一番上または一番下に戻す」効果を持っている。
(ライトレイ化したリメイクカード。相手フィールド上にセットされたカード1枚を選択して確認し、持ち主のデッキの一番上または一番下に戻す。)
(かつて魔王ディアボロスが看板カードを飾った『ストラクチャーデッキ-暗闇の呪縛-』のリメイクデッキ『ストラクチャーデッキR-闇黒の呪縛-』において看板カードを飾ったディアボロスの新たなる姿。
「相手は手札を1枚選んでデッキの一番上または一番下に戻す」という「相手の未来をも暗闇に閉ざし、奪い去る暗闇の支配者たる力」を新たな形で得た魔王ディアボロスの直系リメイクに相応しい「闇黒の魔王」となった)
デッキ破壊ウイルスと同じ象徴を名に持つ王
レベル7
- 魔王ディアボロス(魔のデッキ破壊ウイルス)